皆さま
いよいよリスが、ずいぶんと楽に
なってきたようです。
そうしたら、今度は自分を知ることが、
幸せになるためには大切になります。
そんなことを小動物の代表格リスが
教えてくれました。
鳥かごの似合わないフクロウは
登場しないようです。
詳しくは本文をお読みください。
本日もよろしくお願いします。
【自己紹介】
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「幸せになるためのステップを知る物語」
~⑤リスが自分を知り始める~
前回までの物語はこちらです。
心のモヤモヤを晴らしたリスは、
自分の心と久しぶりにつながり
始めるのです。
今までは、こうした方がいい、
きっとこうしたら幸せなはずなど
まるで他の人が決めたかのような
幸せの基準に従っていました。
でも、心のモヤモヤが晴れると
そうもいかなくなるのです。
リスは、嫌なことや苦手なことなどを
やめていくことで、心のモヤモヤが
晴れました。
その上で、リスが普通に生活を
するようになってくると、どうしても
抑えられないことがあります。
それが、本当の自分の心が叫ぶことは
無視できなくなるのです。
「私はどうしたい?」
「なぜ、そうしたいの?」
リスは、家事に育児に忙しかったですが、
そうやって、ひとつひとつの自分の
行動に対して、自分の心に聞いて、
その反応を聞くようになります。
それこそが「自分を知ること」に
つながります。
そうして、「自分を知ること」で、
自分が何が嫌で、何が好きで、
いったい何が幸せなのかが、
理解できるようになるのです。
リスは、静かに自分に聞いて
いきました。
「お昼ご飯は何が食べたい?」
「木の実でもかじる?」
「それが一番簡単よね?」
でも、リスの心は違うと言っています。
「うんうん」
「本当は、木の実を使ったオムライスが食べたい」
「手間もかかるし、材料もたくさん必要」
「でも、私は木の実のオムライスが食べたい」
「それを叶えてあげよう」
「それが私が今食べたいもの」
「それが私にとってのひとつの幸せ」
そうして、リスは、自分が本当に食べたいものを、
心が欲しているものを理解したのです。
「自分でも作れるけど・・・」
「ちょっと大変かも」
「お散歩ついでに、森のレストランへ行こう」
リスは、そうして、木の実のオムライスを
食べに、森のレストランに出かけます。
そうして、レストランでサービスを受けて、
食べる木の実のオムライスは、とても
美味しくて、幸せを感じることができました。
「これが、自分を知ること」
「自分の幸せを知ること」
そうしていくことで、真に幸せに
近づいていくことができるんだと、
家への帰り道、リスは、そう確信するのです。
「今度は、好きな山登りでもしてみようかな」
【終わり】
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執筆依頼なども承っております。
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この物語を読んで何か一つでも
感じていただけたら嬉しく思います。
想いを乗せて書いています。
皆さまよろしくお願いいたします。