皆さま

 

幸せになるためには、いったい

どうしていったらいいの?

 

そんなご質問もいただいていましたので、

せっかくです、ステップにして物語で

お伝えしようと思います。

 

今回の主人公は、小動物の代表格

リスです。

 

鳥かごの似合わないフクロウは、

まだ登場してこないようですね。

 

詳しくは本文をお読みください。

 

本日もよろしくお願いします。

 

【自己紹介】

幸せな人生に転換できた僕の物語

 

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「幸せになるためのステップを知る物語」

~①リスが始めにしたこと~

 

森にリスが住んでいました。

 

リスには家族がいて、母として

妻としての役割を担って過ごしています。

 

毎日が怒涛のように過ぎ去って

いくのです。

 

朝になれば夫のリスを起こし、

子どもたちにご飯を食べさせて、

一段落する前に、森の中に出かけて

木の実を探してきます。

 

「きっとこれが私の幸せなんだ」

 

そう、信じてリスは、怒涛の日々を

忙しく過ごしていました。

 

家族を持つ前は、お散歩や山登りなどの

趣味がありましたが、今ではめっきり

趣味の時間も取っていません。

 

そうして、リスは、誰もいなくなった

家の中を掃除をします。

 

子どもたちが帰ってきて、夫のリスも

帰ってきて、採ってきた木の実を

家族みんなで食べるのです。

 

リスは、妻として母として、やれることは

やっていました。

 

でも、本当はとても疲れているのです。

 

「いやいや、これが私の幸せなのよ」

 

そうリスは言い聞かせ続けて

きました。

 

でも、それこそ自分の心に嘘を

ついている状態だったのです。

 

しばらくすると、リスは朝になっても

どうしても起き上がれない日が

やってきたのです。

 

そんなことは、リスにとっても

初めてでした。

 

夫のリスも子どもたちもとても

心配をしています。

 

でも、リスは、起き上がれなかったのです。

 

その日ばかりは、夫のリスが、

子どもたちの世話をしたりして、

みんなで出かけていきました。

 

そうして、リスは、しばらく横になって

想いにふけっています。

 

「こんなんじゃ、私は母として妻として失格ね」

 

そんな風にまた、自分を

責めていました。

 

そうすると、不思議と自分の小さな

胸のあたりがズキズキと痛むのです。

 

リスは、寝ころんだまま、両手を

上げていました。

 

「あ、私、本当はしんどいんだ」

「とっても辛かったんだ」

 

そう、リスが自分のことに気が付くと

なぜだか、涙が溢れて止まらなく

なりました。

 

そうです、リスはとうとう、幸せになるための

最初のステップを踏むことになったのです。

 

それが、「今の自分を知ること」

「現在地を知ること」

でした。

 

それが、リスにとっては、

「本当はしんどくて、とても辛い」

これが、本音だったのです。

 

【終わり】

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この物語を読んで何か一つでも

感じていただけたら嬉しく思います。

 

想いを乗せて書いています。

 

皆さまよろしくお願いいたします。