『2555日の苦悩の日々』 -25ページ目

弟2章☆彡☆彡☆彡☆彡やく旅・・・弟3話(前編)

サラが朝起きると、翼はいなかった。『プゥルル、プゥルル』と黒電話の着信音が鳴っていた。翼の携帯電話だったのでふっと表示を見たら、『非通知』だった。誰れだろうとサラは不思議に思いつつ、おそるおそる電話にでて『はい、もしもし』と答えた。『兄貴いますか?』と逆に聞かれたので、サラは『いま、出かけて居ませんが、失礼ですけど、どちら様ですか?』と言葉を選びながら相手に聞き直した。すると、『失礼しました。兄貴の舎弟してます、速水隆と言います。』と自己紹介された。その名前を聞いた瞬間サラは、思わず『博打で借金を作り、翼のマンションを勝手に担保入れた人ですか?』と聞いてしまった。『エッ?何で知ってますの?兄貴から聞いたんですか?』と戸惑いながらサラに聞き直した。『はい。昨日仕事クビになった時、教えてくれました。』とサラは説明した。その言葉を聞いた速水は、何故か、翼と、同じ事を聞いてきた。『店から、クビ?って言われたんですか?それとも、姐さんから辞めるって言ったんですか?』と聞かれた。サラは、『店から、クビになった。』と速水に説明すると、『多分、兄貴お金取るつもりじゃないすっか?』とちょっと、馬鹿口調で教えてくれた。『夜の仕事の場合でも時と場合によっては、労働基準法に基づき、『即日解雇手当て』を相手に請求出来る。』と言う事を。でも、時と場合によっては相手に請求出来ないと教えてくれた。ヘェ~意外と頭いいんだ。コイツってサラが関心していると、翼が帰ってきた。

弟2章☆彡☆彡☆彡☆彡やく旅・・・弟2話

しょうがなく、サラは一日だけ我慢して仕事に行った。しかし、10時ぐらいに突然『ただいま。』とサラが帰ってきた。テレビに夢中になっていた翼は、思わず『どうしたん?具合悪かったんか?』とサラに聞いたが翼は『くる時がきたか。』と覚悟を決めた。『あのねぇ、翼怒らないでくれる?』『オゥ!!』と答えたが、翼の表情は、コメカミがピクピク怒っていた。『女の子と喧嘩して店辞めてきた。』とサラは恐れる恐れる翼に答えた。『そっか。しょうがないな。一つだけ確認するけどな。サラから辞めるって出てきたのか。?それとも、店から『クビ』って言われたのか?それだけ教えてくれ。』とサラの頭をなぜながら翼は喋っていた。サラは翼の意外な答えにビックリしつつも、『店から、クビって言われた。』と翼に告げた。『そうか。わかった。今日はゆっくり寝ろ。』サラはコックンと首を縦にふった。

弟2章☆彡☆彡☆彡☆彡やく旅・・・弟1話

翼の予感は、ものの見事に的中した。2週間目過ぎた時、サラは、突然翼に言った。『あのさ、明日から、店移動になるみたい。キャバクラに移動なんだと。行きたくないんだけど。』翼は、『まじかぁ。とにかく、一日だけ行けよぉ。』『エッ~でも。』ってサラが、喋ろうとした瞬間、翼の表情が変わっているのに気付き『わかった。』と答えた。まさか、この時翼が一番恐れていた事がおきるとは、夢にも思わなかった。