『2555日の苦悩の日々』 -18ページ目

弟3章☆彡☆彡☆彡☆彡やく旅(異変)・・・弟5話(前編)

そんな事を考えているとは、速水も、椿も知らなかった。昼過ぎに、目が覚めたサラは、翼がいないのにきずき、翼の携帯を鳴らした。プルルゥプルルゥと鳴らしても電話に出るどころか、保留を押されてしまった。諦めずに、サラは携帯を鳴らした。プルルゥと鳴るか鳴らないかで、今度も保留を押されてしまった。少しづつサラは、パニックになりつつも、メールをいれた。『何かあったの?』とメールをいれたが、5分待っても翼から返事がくることはなかった。サラは、なんとなく嫌な予感がした。サラの携帯に、何回も番号通知で間違い電話があった。まさか、警察?そんな言葉が頭を一瞬よぎった。まさかと思いながら、サラは、翼の携帯をしつこく鳴らしていた。

弟3章☆彡☆彡☆彡☆彡やく旅(異変)・・・弟4話(後編)

『翼の姐さんは若いのに、しっかりしている。』それが、サラの先輩達の評価だった。そんな中、翼が事務所に電話をしても繋がらない事が頻繁にあった。それを知っていた翼は、『もぅ、事務所が駄目になるのは、時間の問題と思っていた。』会計係の三田が辞めて、翼が若い衆を成長させる為に突き放した結果、『お金』が回らなくなっていた。速水と、椿は『兄貴が戻って来るまでなんとか・・・』って考えていたが、限界にきていた。翼が、十年間かけて作りあげてきた3つある事務所を2つ、潰してなんとかお金を回るように考えていた。一人で仕事が出来ない若い衆に、ご飯を食べさせ、自分達もご飯を食べていかなければならないが、それよりも、椿と、速水は『ヤクザ』だから義理ごとは、何があってもはずせなかった。『ヤクザとは、義理ごとができなくなったら終りだ。』それが鉄則だからだ。そんな中、椿と速水が奮闘してる中、二人と同格の小林だけは、お金に余裕があった。二人とは全く正反対な性格だったからだ。翼も、先輩達も今が踏ん張り時だと思っていた。翼は、この試練を乗り越えたら、『跡目を認めてもらう為、根回しをしようと。』考えていた。

弟3章☆彡☆彡☆彡☆彡やく旅(異変)・・・弟4話(前編)

島組長が逮捕されても、誰一人心配する人はいなかった。逆に、敵が少なくなったから喜んでいた。久住組長、佐田組長、輝組長、そして翼の思惑があった。そんな中、エリート街道まっしぐらの輝組長の所の姐さんにも異変がおきていた。なんと、妊娠していたのだ。それには、輝組長本人が一番ビックリした。お腹が目立てば、働く場所も少なくなりおしゃれして帰るどころではなくなるからだ。だから、誰よりも早く帰りたかった。そんな中、久住組長と、佐田組長と、翼は、少しでも手持ちのお金を増やそうと、3人仲良く電話で競馬の予想をしていた。負けても、姐さん達は、誰一人文句を言えない中、サラだけは、翼に『負けたらわかってるよね?』なんて笑いながら喋っていた。翼の先輩達の間で『翼の所は、かかぁ殿下だ。』って噂が流れはじめた。