『2555日の苦悩の日々』 -19ページ目

弟3章☆彡☆彡☆彡☆彡やく旅(異変)・・・弟3話(後編)

翼の決断とは、三田の希望通り一旦、事務所を辞めてもらう事にしたのだ。三田が居なくなったら、事務所がどうなるかは翼は、想像していた。もって2ヵ月。そんな事を考えていた。その頃、サラはというと、島組長の一件以来、やり切れない気持ちでいた。だから、サラの稼ぎもこの頃から、急激に落ちていた。それは、サラだけではなかった。佐田組長の所の姐さんも、指名が取れず、稼ぎが思うように上らないと、佐田組長自身がイライラしていた。そして、椿や、速水も同様だった。仕事が上手くいかなくなり、今までは、事務所のお金を三田が、細かく管理していたが、事務所を三田が辞めてから、お金の管理がづさんになってきた。事務所の実体を、翼は、美月会長の所の水嶋に聞いて知っていたので、もって2ヵ月と考えていた。最悪は、事務所を潰して、もう一度やり直す気持ちはあった。しかし、この頃になると、全ての歯車が、ゆっくりと狂いはじめている事に、この時翼は気付いていなかった。

弟3章☆彡☆彡☆彡☆彡やく旅(異変)・・・弟3話(中編)

会計係の三田が『事務所を辞める。』なんて言ったのには、こんなカラクリがあった。今までは、仕事で、バッティングしても、最後は、翼が、若い衆が顔を立つように裏で動いていた。だから、翼の先輩達も、ある程度は目をつぶっていてくれたが、その翼は、先輩達に『うちの事務所、若い衆を成長させる為に、潰してもらってもかまわない。』と先輩達に言ってしまったため、今まで順調だった仕事が、いっきに周りの先輩達に潰されはじめたのだ。当然のごとく収入は激減。そんなカラクリがあるとは、椿も、速水も夢には思もわなかった。まだ、この時はぁ・・・。例え、収入が激減しても、『ヤクザ』をしている以上、義理ごとは絶対さぼれないから、椿はあせっていた。本妻からの、仕送りが、月50万あっても足りないからだ。こんな事情を会計係の三田だけは知っていた為、『節約出来る所はしないと、事務所パンクしますよ。』って説明してもわかって貰えなかった。何回も、椿に三田は、説明しても、椿は理解できず、それに我慢ができなくなった三田は、『事務所を辞める』と翼に言ったのだ。それを聞いた、翼は一つの決断をした。

弟3章☆彡☆彡☆彡☆彡やく旅(異変)・・・弟3話(前編)

翼の事務所では、椿と、会計係の三田が大喧嘩していた。喧嘩の理由は、くだらない事だ。椿が、プライベートで飲みに行きかかった経費を、何と事務所経費で落せ。と椿は言うが、誰が考えても無理な話しなのだ。そんな事を知るよしもない翼は、どんな格好で帰るか考えてたやさきに、大物親分の実子が、県警にパクられた。と翼の元に一報がはいった。この実子も、一緒に帰る予定だった3人の中にふくまれていた。逮捕理由は『酒によっての恐喝だった。』逮捕と、同時になんと、『絶縁』になってしまった。この実子こと、島組長も、姐さんとうまくはいってなかった。この、島組長も、佐田組長同様に、やく旅の途中で、本妻と別れて新しく、本当のごく、普通の女の子を見つけてしまったからだ。元々が『俺が、一番』としか考えない人達が、日にちを合せて、一緒に帰るなんて無理だったんだなんて、サラは、一人で考えていた。そんな事を考えつつも、サラは、心のかたすみで、『寂しい』気持ちもあった。なぜならば、翼の周りの先輩は、60代ばかりだから、話しが合う事がなかったが、島組長と、サラは一番歳が、近かかった為何となく、気持ちを理解してもらって
たのかなぁ~。なんてサラは、一人で考えていた。その頃、翼の事務所では、会計係の三田が、『事務所を辞める。と翼に言い出していたのだ。それを聞いた翼は、慌てたのだ。