弟3章☆彡☆彡☆彡☆彡やく旅(異変)・・・弟3話(後編)
翼の決断とは、三田の希望通り一旦、事務所を辞めてもらう事にしたのだ。三田が居なくなったら、事務所がどうなるかは翼は、想像していた。もって2ヵ月。そんな事を考えていた。その頃、サラはというと、島組長の一件以来、やり切れない気持ちでいた。だから、サラの稼ぎもこの頃から、急激に落ちていた。それは、サラだけではなかった。佐田組長の所の姐さんも、指名が取れず、稼ぎが思うように上らないと、佐田組長自身がイライラしていた。そして、椿や、速水も同様だった。仕事が上手くいかなくなり、今までは、事務所のお金を三田が、細かく管理していたが、事務所を三田が辞めてから、お金の管理がづさんになってきた。事務所の実体を、翼は、美月会長の所の水嶋に聞いて知っていたので、もって2ヵ月と考えていた。最悪は、事務所を潰して、もう一度やり直す気持ちはあった。しかし、この頃になると、全ての歯車が、ゆっくりと狂いはじめている事に、この時翼は気付いていなかった。
弟3章☆彡☆彡☆彡☆彡やく旅(異変)・・・弟3話(中編)
会計係の三田が『事務所を辞める。』なんて言ったのには、こんなカラクリがあった。今までは、仕事で、バッティングしても、最後は、翼が、若い衆が顔を立つように裏で動いていた。だから、翼の先輩達も、ある程度は目をつぶっていてくれたが、その翼は、先輩達に『うちの事務所、若い衆を成長させる為に、潰してもらってもかまわない。』と先輩達に言ってしまったため、今まで順調だった仕事が、いっきに周りの先輩達に潰されはじめたのだ。当然のごとく収入は激減。そんなカラクリがあるとは、椿も、速水も夢には思もわなかった。まだ、この時はぁ・・・。例え、収入が激減しても、『ヤクザ』をしている以上、義理ごとは絶対さぼれないから、椿はあせっていた。本妻からの、仕送りが、月50万あっても足りないからだ。こんな事情を会計係の三田だけは知っていた為、『節約出来る所はしないと、事務所パンクしますよ。』って説明してもわかって貰えなかった。何回も、椿に三田は、説明しても、椿は理解できず、それに我慢ができなくなった三田は、『事務所を辞める』と翼に言ったのだ。それを聞いた、翼は一つの決断をした。