WEDGE 6月号 の記事で、「質」が問われる海外留学という記事がありました。
トビタテ! 留学JAPAN という奨学金(予算77億円)を文科省が組み、2020年までに留学生を倍増させることを目標としているようです。
もちろん、こうした制度の意義は大きいとは思いますが、奨学金というニンジン
をぶら下げただけで、果たして実効性のある海外留学経験が実現できるのか
という疑問もあります。
文科省による「スーパーグローバル大学」プロジェクト(30大学を対象に補助金支給)もあり、グローバル化の名の下に、各大学が躍起になって留学生の数を増やそうとしているようですが、どうも実態が伴わっていないようです。
WEDGEの記事の論点も正にその部分で、日本人大学生の留学は「アームチェア留学」が多いとのこと。「アームチェア留学」とは、大学が至れり尽くせりで面倒を見てくれるすべてお膳立てされた留学のことです。留学先で問題が生じた時などは、大学担当者等の関係者がすべて解決してくれるそうです。![]()
留学先で大小様々なトラブルに見舞われ、苦労しながら自分で解決策を見つけていくことが、自分の成長のためにも、そして海外の文化やその国の気質を知る上でも必要不可欠なのに、その部分を完全にすっ飛ばした留学に何の意味があるのでしょうか?
一方企業側は、大学生の「基礎学力の低下」を憂慮しており、基礎学力向上の抜本的対策がないまま、グローバル化を標榜しても意味がないと考えているようです。
自分の大学時代を振り返ると偉そうなことは言えませんが、競争が激しい時代・不透明な時代にあっては、周囲の雑音や流行に左右されず、「これをしたい」と思ったことを深堀するのが良いのかな~などと感じます。![]()