うむー、最初のうちは良かった。
だが、仕事と同様に記録のモチベーションを維持するのって義務じゃなくとも実に大変。
週4〜5ペースで利用しているのだから、だんだん見る範囲もザックリとし始める。
加えて、小窓車が運用から外れがちになっていくのはこの翌週のことで…
マンネリと隣り合わせのジレンマがここに。
4月16日火曜日、花小金井にて
この頃には早くも、捕捉のしづらくなった小窓車から2000系そのものに拡大解釈してきていた。
同じく希少価値となった旧2000系も、走っているなら迎撃したいスタンスで。
できれば先頭に立っている時に撮りたいが、仕事時間等々贅沢は言っていられない。
それでもこの日は、見かけることが少なかった2417Fを捕捉。
じわじわと、寄り道方々足を伸ばし始めたりもする。
だがそれも、一昨年の2007F引退に際してあらかたやり切った感がまだ残っていた。
そのジレンマは、今もなお続いてしまっている。
少しずつ行動範囲を広げつつも、気持ちは早くもこの週の後半やGWの計画に心が動いていた。
4月17日水曜日、国分寺にて
それでも、まだあれこれ知恵を巡らして早めの動きでポイントを掴めるように試す。
2000系だけで走る国分寺線の風景は、もういよいよ長くない。
そのことをしっかり心肝に染めておけば、僅か1編成の動きに翻弄されることも無いはず。
何気ない記録も、いつかはかけがえのない1枚になる。
そう信じて、シャッターを押す指も力が入る。
東村山に行ったとなれば、帰ってくる電車を待つのもまたルーティン。
もしくは朝は1・2番線交互発車のため、追いかけていくのもアリだが…
高架化工事進む東村山駅では、条件に限界が。
とにかく、どこの駅でも撮れるときにしっかり。
それがまずは肝心。
数年も経てば、また様相は変わっていく。
今この時を大事に。
その気持ちを常に忘れないことだ。
今あるものはやがて朽ちていくのは、この世の運命。
中には想像以上に朽ち、パッチワークを当てられながら踏ん張る車両も居る。
平成の発展期を支えた名車の花道を、もう少し熱い眼差しで見送っていきたい。