里帰りと居残りのセレナーデ・武蔵中原に残る205系の今 | たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

『縁は、連結する』鉄道など交通を中心に興味の赴くままに、日々呟き語るブログ。
※最近すっかり鉄道ルポタージュ化してますが、言いたいことを素直に言うという意味でブログタイトルは変えてません。

たまには当日撮って出しをば。


2月11・12日に訪問してから、はや3ヶ月半。

あれから行ったり来たり、帰らない旅に出てしまったり。

武蔵中原の鎌倉車両センター中原支所に、未だ残る205系。

唯一の現役で弁天橋に常駐し(今日も終日)南武支線で運用に入っているW4編成を除いては

ダイヤ改正を待つことなく、2月末までに全て運用から離れた。

そして、一部は国府津車両センターに疎開を経て郡山に廃車回送、解体も始まった。

暮れから春先よりはすっかり落ち着いたものの、未だ動きがチラホラと。


中でも出色は、昨年9月13日にE127系導入で運用を離脱した南武支線用のW1・W2編成。

中原支所所属車で一番早く、かつ速やかに国府津車両センターに疎開されたものの、交番検査を

施行するタイミングで中原支所に“里帰り”するようになった。

これは、検査期限の関係もあり、同様に残籍する鶴見線用もまた同様である。


実際、昨年末にも一度武蔵中原に2編成揃って同じ理由で1回目の里帰りをしており…

そのタイミングで有料撮影会を開催するなど、いたく活発であったが…

昨年のうちに国府津に再疎開された後は、ダイヤ改正前後含めて一切鳴りを潜めていた。


しかし、再び5月20日に交番検査施行のため2編成が揃って武蔵中原に戻ってきていた。

それが今日に至っても、国府津に再度疎開回送される動きが見られなかったため…

急遽予定を組み替えて、約3ヶ月半ぶりに武蔵中原を訪ねてみた。

中原支所16番線を再訪すると、駅寄りの終端部には鶴見線の最後を飾ったT17編成が。

今年前半、幾度となく追った思い出の編成となった。


時折パンタグラフを上げて通電しているそうだが、今日は滞在中は下がったままだった。


と、終端部付近に前回訪問時に無かった不届な痕跡を発見!


こうした愚行が、マナーを守って撮影するほとんどの撮影者の首を絞めていくこと。

そのことに、これだけ書いてもまだ気づかない愚か者が居ることをまだ書かないといけない。


これまでは、鶴見線用編成が縦列で2編成停車していた16番線。

その立川側には…


手前から南武支線W2+W1編成、再会!


回送の際と同様に連結されたまま、静かに眠りについていた。

連結状態を自らの目で見るのも初、そして武蔵中原に留置された姿を間近に見るのも初!


かつてはこれに南武線1200番台もいて、大層賑やかな顔合わせがあったのだろう。

しかしそれを撮りに来ることは、これまで一度もないままだったのである。

仕事で散々南武線を利用していた反動が、日々の記録を消極化させていたのだ。


互いに現役は退き、次に向けての充電か?はたまた少ない余生を静かに待つだけか??

さまざまな憶測が周囲に流れているが、さてどうなっていくのだろう?


それまでの短い間、日常では見られなかったレアな組み合わせを間近に見ることができている。


今なら少しの間、沿道から見放題。

その好機を、どう活用することができるだろうか??


南武支線車はまだ1編成が現役であるが、差し替えもあるのか??

もう少し、動向を気にできる距離感を持っておく必要がある。


次に動く時は、どこへ??


保存しろとか譲渡しろとか、余計なお世話は鉄道趣味の最大のエゴ。

やれるなら自分が金を出しなさい、ということに尽きる。

せめて自分ができるのは、良縁がありますように…の一言のみ。


さて、中原支所構内にはまだあと2編成の鶴見線車が残存する。


11番線には、お尻を検修庫に突っ込む形でT15編成が。


さらに4番線終端部付近には、T19編成が。


T19編成はこの日唯一、通電状態で留置されていた。


武蔵中原に残り続ける2両編成2本、3両編成3本の計13両。

これらの行く末や、いかに?!