2014秋・中部鉄旅⑦10年半ぶりの三岐鉄道北勢線 | たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

『縁は、連結する』鉄道など交通を中心に興味の赴くままに、日々呟き語るブログ。
※最近すっかり鉄道ルポタージュ化してますが、言いたいことを素直に言うという意味でブログタイトルは変えてません。

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さて、中部旅の締めは、実に10年半ぶりの場所。
近鉄内部・八王子線と並ぶ日本国内のナローゲージ最後の桃源郷である三岐鉄道北勢線へ…
前回は飼い犬の危篤の報があり、ゆっくり浸る間もないままだったので、ようやくの再訪。

そもそも、ナローゲージとは何ぞや?
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一般的には、新幹線で使われている1,435mmの線路軌間(線路の間)のことが

標準軌

と呼ばれており、それより狭い軌間が

狭軌(ナローゲージ)

と呼ばれている。

なかでも、ここで言っているナローゲージとは、画像一番内側の762mmのことである。
これ以上の詳しい説明は、あえてここでは省きますが…
(この他、1,372mmがあり)

それゆえ、走る電車の車体も小さいのが特徴。
かつては軽便鉄道とも言われ各地に存在したが、その面影を残す貴重な存在。

さて。
前回ゆっくり浸る間が無かった…とはいえ、今回もそんなに時間は無かった。
新幹線が早い便しか取れなかったために、全線を一往復するのがやっとだった。

西桑名11:05→阿下喜12:05
阿下喜12:39→西桑名13:26

桑名駅と西桑名駅の間も若干徒歩で距離があるため、それも考慮して動かねばならない。

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周りの建物が少し減ったなとは思ったが、10年半と変わらぬ佇まいの西桑名駅へ。

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車両も冷房改造はされたが、ほとんど変わっていない。

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そこそこの利用客を得て、いざ北へ。
小さい車体を目一杯震わせて、つりかけの唸り高らかに走り始めた。

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途中では、三重交通時代の復刻塗装車とも交換。
このまま平穏に走るかと思われたが…

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なんと、車両交換が行われるために東員駅で全員下車。
理由は定かではないが、とにかく東員駅で降ろされ、車両は北大社車両基地に回送されていった。

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で、対向列車が来た横には、既に交換車両が待機中。

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続いて引き上げ線に留め置かれていた電車が下りホームに入線。
ほどなくして、再発車になった。

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そして、先程の車両が入庫した北大社車両区を横目に、さらに北へ。
北大社も、いつの間にか駅が消えてしまった。

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幾度か交換を繰り返して、ゆっくりゆっくり、終着駅へ。

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10年半ぶり、阿下喜駅。
木材を多用した駅舎に建て替えられ、かつての面影はない。
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そんな駅前には、転車台が?

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実はここ、軽便鉄道博物館が併設されていて、ちょうど開館日だった。
構内には、当線でかつて活躍したモニ226号車が、良好な状態で保存されている。

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この日は、沿線で行われるミュージカルの写真撮影が行われていた。
残念ながら車内に入り込めなかったが、室内灯も点き大変状態は良い様子でした。

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そしてまた、同じ列車に乗って帰路へ。

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ただでさえ狭い車内、床置き冷房でさらに狭く…(^-^;

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北勢線の珍名駅。

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三重交通カラーとまた離合。
こうして、トータル約三時間の北勢線の旅は終わった。
10年前はどれだけ持つか心配だったが、ひとまずは安心か。
これからも末長く走り続けてほしい。

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そして、快速みえ号で名古屋へ…

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名古屋15:29発こだま664号グリーン車で、帰京しました。
実に濃く、充実した三日間になりました。
関わって下さった全ての皆様の縁に、感謝!!

…さて、旅の本篇は終了。
実はもうちょい、三岐線がらみで書いておきたいものもあったりする。
ということで、このシリーズはまだ、続けるつもりです。