昨年の年末から本日まで、銀座松屋で開催されていた

上田宗箇‐生誕四五〇年記念 武将茶人の世界展

年が明けてから二回観に行くことができた。

どちらも平日だったが、結構大勢の方が観にきていたな。

一回目の時、二回目は無理かな~と思っていたため、なるべくしっかり観た。

上田宗箇については小説を読んでいる。

だが、茶道を習いたてで今以上に知識がない頃だったため、実になっていない。

その小説も茶道の場面が思ったより少なかったし、、

ただ、戦場で茶杓を二本作った!というのは印象に残っていた。

その二本の茶杓が展示されていた。

こちらの二本の茶杓は、銘を「敵がくれ」という。

大変な時に、よく削れたものだ。

この逸話が頭にあったため、茶杓削り体験の時に、10年くらい乾燥させてから削ると聞き、ん??

上田宗箇は?

しかし講座は時間が目一杯(参加者の進行が遅くて、時間オーバー)で、質問の時間がなかった。

上田宗箇は乾燥させずに、即、削ったんだよな~

それだからか?黒ずんでいる部分があるのは??

とにかく「敵がくれ」を実際に観ることができてよかった!

このコーナーは注目度が高かったらしい、、ガラスに顔油?鼻の油がこびり付いていた。

それも下の方が、、

皆さんがどのような体勢で観ていたか想像がつく(笑)


展示は書状あり、宗箇所持の道具、宗箇が作った道具ありと、美術館の展示並の充実感であった。


印象に残ったというか、欲しいな~と思ったのが、京屋敷跡出土品だ。

金森可重の屋敷跡からの青織部向付・美濃焼二種類と大鉢がいいな~と(笑)

展示などについてはまだまだ、、続きは次回!
茶道を習い始めてから、着物を自分で着る機会を得た。

まだ上手く着ることはできないが、、

着物や長襦袢を洗濯する前、衿を見るとファンデーションが結構付いている。

長襦袢を洗濯する前に、衿をチェックし、手洗いしておく。

原因は、着方にもあるのかも。

衣紋を抜く着方をするように、周りから言われたことがある。

だが、上手く着ることが出来ず、、

最近、こういう衿だと、男性の着方だと言われた。

長襦袢に衣紋抜きが付いていないのも良くないのかもしれないけど。

そんな中でも、先日は衿に気をつけて着てみた。

イマイチだが、今までよりはマシだろう。

洗濯する前に衿をチェックした。

いつもより汚れていない。

やはり衣紋を抜くことに気をつけたから、首に衿がベッタリしていなかったのか?

そうなれば、着物の衿元の汚れも防ぐことができるかな。

もともと、衿の傷みを防ぐためにこのような着方になったという説もある。

着物の着付もまだまだだな~
おとといは木曜日だったので、アニメ「へうげもの」第37話が放送されたが、このブログ記事は第36話ネタで(笑)

最終回が近づき、利休の死が近づいている。

石田三成と利休の関係、本当のところはどうだったのだろう。

三成を悪者として描くならば、利休を陥れた張本人のように扱われる。

三成の良い部分を描くには、利休ネタは避けた方がよいくらいだ。

今回のアニメで、利休は悪人めいた部分も、、、

三成も冷酷そうな面構え。

人間は色々な面を持っているから、歴史ものでは様々に描かれるのだろう。

アニメ「へうげもの」の家康は、正義感の強い人物に描かれている。

茶室のにじり口で、頭をゴツン!

私は昨年、にじり口から入る機会が二回ほどあった。

どちらも格好悪く、、

頭と着物の裾を気にしなければならない。

次に機会があったら、、格好良く出入りしたい!

家康と利休の密談。

人の心を読むのが上手い利休だが、家康に対しては失敗!

亡き明智光秀に対しても、数寄者として有望な人物として評価していなかった。

利休が炉に手を突っ込んで、大やけどした!(多分、フィクションにて候~だよな~)

これ、韓流時代劇「風の絵師」のキム・ボンドみたい。

自ら手を火に突っ込んでたな。

キム・ボンドは弟子のためにやったんだけどね。

手が重要なことをしている人が、自ら火に手を突っ込むのは、よほど覚悟がいるだろう。


家康と密談している利休の手で気になることが、、、

釜に「かん(携帯で変換できない)」をかけ、かんを回しているが、かんを寝せたまま回している。

釜によってはそうするのか?立てて回したことしかないので??

または、昔はそうやっていたのか?

「へうげもの」の深さに文章力が付いていかない私。

歯痒いな~
先日買った「図説 茶の湯入門」を読んでいるところだ。

読むというよりは、図説だけありイラスト、写真が多い。

「徹底比較 織部と利休」についても書かれている。

ふたりのお点前についても掲載されている。

織部のお点前は素晴らしい。

しかし利休のお点前は、いつ始まったか、いつ終わったか解らない、と。

これ、どういう意味?

よく、惚れ惚れするくらい美しいお点前~と聞く。

そのように言われる方のお点前を一度拝見してみたい。

しかし利休の「いつ始まったか、いつ終わったか解らないお点前」が気になる。

これは、あまりに自然で観ている方も構えない、ということか?

しばらく、これについて気になってしょうがない。

茶道はお点前だけではないのだが、気になる、気になる、、、


「惚れ惚れするほど美しいお点前」

を越えたところに

「いつ始まったか、いつ終わったか解らない」

があるのか?

これは、あの世に行くまでに解りたいものだが、、
日本橋高島屋では、「隠元禅師と黄檗文化の魅力」が開催中(1月16日まで)

有料だが、ちょっとした美術館並のボリューム!

展示品の横にある解説文も読み易い。

シニアへの配慮かな(笑)

以前、黄檗宗という宗派を知ったが、近い地域になかった。

西日本に住んでいる方に話したら、不思議がられた。

彼女の地域にはあれらしい。

その程度の知識なので、隠元禅師についても、黄檗文化についても、知らないことばかり、、

展示は隠元禅師、黄檗文化関連。

黄檗宗は中国風の部分が多く。

日本の仏教と違い、お経の読み方も中国風。


展示は煎茶についての物もあった。

私の未知の世界だ。

茶道をしている方も、煎茶のお茶会に参加し、感動したという話しを聞いたことがある。

関心がある方は多いのだろうな。

印象に残ったのは、伊藤若沖の絵。

自分が虫になった錯覚をおこした(笑)

また「売茶翁」という人物。

気になるな~

京都へ行くたび、「萬福寺」を気にするのだが、今だに行かずじまい。

この展示を観て、行きたくなった。

開催の期間があと少しなので、興味のある方はぜひ!