気が付けば、NHKアニメ「へうげもの」ネタが二回分たまっていた。

「無口で御免」では、伊達政宗が秀吉にお詫びをする。

対面した時の秀吉の台詞は、NHK大河ドラマ「独眼流政宗」の時と似ている。

当時、秀吉、家康と政宗の年齢差が、野球界の長嶋、王の両氏と当時のスター選手K(当時は現役)の年齢差が似ているという話が出ていた。

長嶋氏、王氏は病にかかり第一線からは退いている。
K氏は現役を引退し、これからも野球と関わっていくのだろうか?

一方、政宗を演じたのは当時無名の(私は別のドラマを見て知ってたけど)渡辺謙氏。

今は海外でも活躍する俳優へ。

遅く生まれ過ぎた男、本拠地が都から遠すぎたなどと言われる伊達政宗。

政宗は世の中が治まってからも、虎視眈々と天下を狙っていた。

時は流れている。

いわゆる天下人という職業、ジャンルでないならば、先人の記録、実績を抜かすことも可能だ。

K選手はもっと偉大な記録を達成するものと、かなり期待されたのだが、、、

と、ちょっと昔を振り帰りすぎた。へうげものはもっと昔だけど(笑)

伊達政宗の観察力、審美眼は実際どうだったのか?

ひとつの目で物を見ると、実際とはズレている。

だから躓いたりする。

そのハンデを克服しながら武将として活躍したのだ。

上に立つ人も、数寄者も観察力は必要。

茶会、茶席でお道具、茶室を観察する能力と記憶する能力が欲しい、、と凡人は思う。

今回、死んだ馬の肉を食べる場面があった。

日本では、約400年前から食べていたそーな。

馬肉が好きな私は、うらやましかったな(笑)
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奥湯河原の茶室を後にして、湯河原駅に戻る。

もう少し湯河原に。

行きに路線バスから見た神社が気になっていた。

五所神社である。

もよりのバス停で降りてみた。

創建1300年?

奈良時代?

楠と銀杏は樹齢800年とのこと。

鎌倉時代から生きてるのか~

すごいな~

頼朝とあったことあるかな?

その後、駅まで歩き、更に「人間国宝美術館」へ。

こちらへは初めて行った。

館長さんは茶道具などの本を書いている矢部良明氏である。

私も読んだことがあるが、、

エレベーターで6階まで上がり、見学しながら下に降りていく。

6階の窓からは、相模灘が見えた!

荷物を預けてしまい、手元に携帯が無い!

写メに残せず残念!

館内は人間国宝(重要無形文化財保持者に認定されている方々の作品が展示されている。

細川もりひろ氏(すみません、漢字に変換できなかった)のコーナーもある。

再び1階に戻る。

入場料には抹茶代も含まれている。

人間国宝作のお茶碗、10椀?くらいから好きな物を選ぶことができる。

人間国宝級の方の茶碗でお茶を飲めるのは、柏崎市の木村茶道美術館とこちらくらいかな。

話には聞いていたが、値段が書いてあるから、どうなんだろう。

思い込みが勝ち、鑑賞能力が曇りそうだな(笑)

私は浜田庄司氏の茶碗を選んだ。

大ぶりで厚みがあり、重厚。

力仕事などをしている男性の手のようだ。

私は食べなかったが、伊万里焼でおしるこ、というメニューも出来たらしい。

次回は食べてみたい。
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お茶をいただいた四畳半の他、二畳の茶室もある。

腰掛待合も!

今回は二畳の茶室は利用していない。

外からの見学のみだ。

また、天井が写っている画像は八畳の茶室。

目の前に小さい池があり、天井も舟の内部のようになっている。

舟に乗っている気分にと設計された部屋だ。

実はこちらの建物は、今は亡き、有名建築家の設計だ。

茶室も設計されたんだな~

別の日の記事にも書いたが、こちらは個人の所有だ。

湯河原市が借りて茶席を設けるが、なにしろ普段は人が住んでいない。

そのため、庭も荒れ放題なのだそうだ。

本番を前に、掃除&庭の整備、、

出来れば、どなたかに買っていただいた方がいいのだが、、

しかし、そうなると茶席はこの秋が最後になってしまうし、、

一番良いのは、お茶の関係者が買い、茶席に貸してくださることかな。

経済的ゆとりのある方、ぜひ!
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奥湯河原の茶室で、お点前付きの茶席に入らせていただく。

少し待つと御婦人方がいらっしゃった。

茶席の席主のお知り合いらしい。

四畳半の茶室に四人の客。

大寄せに慣れているから、ゆとりがあってうれしい。

茶室に入って最初に感じたことは、天窓からの明かり。

ちょうど床の間を照らす。

炉が切ってあるのだが、釜からの湯気にも日が当たっている。

時間帯により、日の当たる場所が変わるそうだ。

席主の方は、私がお茶の初心者と知り、色々な話をしてくださった。


最近、茶道を習ってるの?と聞かれる。

これは喜んでいいことなんだろうな(笑)

席主の方は、流派は私と同じ、裏千家。

他のお客様も裏千家の先生たちだった。

どちらの支部ですか?などと話をしたり、、

和やかにお話をすることができた。

朝、予定通りに出発していたら、お会いできなかった。

色々とありがとうございました。


印象に残ったお道具は…

香合…玄猪包 永楽作

菓子器…ふくべの炭とりを五つに切り、底を付けた物。

主茶碗…瀬戸黒 十三軒吉向作

替茶碗…赤楽 園能斎好写 柿のヘタ高台 猿の浮き絵?

蓋置…鈍阿焼

四畳半の茶室以外にも見学した所については、次回。
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湯河原駅から路線バスに乗り、終点の「奥湯河原」まで行く。

手前の奥湯河原入口バス停付近からは、もみじの郷へ向かう道がある。

実は約40分坂道を歩いて行くそうだ。

ハイキングの格好じゃないとね。

私の目的は茶室!

ネットでは「もみじの郷」にあると勘違いしそうだが、別の場所にあるのだ。

奥湯河原バス停の先が坂道になっている。

約10分上ると、左に駐車場がある。

更に上ると、左に茶室があるのだ。

案内板が少ないので注意!

こちらの茶室は、個人の所有とのこと。

売りに出されているそうだ。

それを湯河原町で借り、茶席を設けているのだ。

来年までに売れたら、茶席も今年限りと聞き、行ってよかったな、と思った。

茶室は、二畳、四畳半、八畳がある。

お茶とお菓子をお点前無しで頂く方は、八畳の間で。

お点前付きを希望の方は、四畳半で頂く。

どちらも500円である。

ただし、11月30日~12月2日の期間はお点前は無しのようだ。

茶席は、12月4日まで。

興味のある方はお早めに!

私はお点前付きで頂くため、少々待たせていただいた。

その後、御婦人が数人いらした。

続きは次回!