誰よりもあなたが… 11
壮介が連れてきた場所は、広い公園だった。公園の中を奥へ進む。ちょっと急な坂を上がると、広い原っぱに出た。遠くには住宅街が下に見える、静かでキレイな場所だった。
「わぁ、キレイだねぇ。」
「この場所がオレ、好きなんだ。」
手を握りながら、色んな話をした。私の知らない、中学生の壮介。片思いしてただけのまだ私の知らない高一の壮介。
いっぱいいっぱい知りたかった。
私も自分のことを色々話した。
「はるかは、中学のとき彼氏いた?」
「いたよ…」
「どれくらい付き合った?」
「うーん、付き合ったり別れたりを繰り返しながら1年半くらいかなぁ。」
「長いなぁ…じゃあ、その元カレとキスしたりした?」
「してない」
「そんなに長く付き合ってたのに?」
「うん…。なんか今から考えたら、キスしようとしてたのかも…って思うことはあったんだけど、かなり私鈍感だったみたいで…気付かなかった。だから、してない。」
「そっか。」
「そういう壮介は?」
「オレ?彼女いたよ。続いても半年とかだったけど。」
「ふーん。壮介はその彼女とキスとかしたの?」「してないよ。」
「そうなんだ。」
「何ホッとした顔してるんだよ?」
「べ…別にしてないもん」
「わぁ、キレイだねぇ。」
「この場所がオレ、好きなんだ。」
手を握りながら、色んな話をした。私の知らない、中学生の壮介。片思いしてただけのまだ私の知らない高一の壮介。
いっぱいいっぱい知りたかった。
私も自分のことを色々話した。
「はるかは、中学のとき彼氏いた?」
「いたよ…」
「どれくらい付き合った?」
「うーん、付き合ったり別れたりを繰り返しながら1年半くらいかなぁ。」
「長いなぁ…じゃあ、その元カレとキスしたりした?」
「してない」
「そんなに長く付き合ってたのに?」
「うん…。なんか今から考えたら、キスしようとしてたのかも…って思うことはあったんだけど、かなり私鈍感だったみたいで…気付かなかった。だから、してない。」
「そっか。」
「そういう壮介は?」
「オレ?彼女いたよ。続いても半年とかだったけど。」
「ふーん。壮介はその彼女とキスとかしたの?」「してないよ。」
「そうなんだ。」
「何ホッとした顔してるんだよ?」
「べ…別にしてないもん」
誰よりもあなたが… 10
「まず、そんなこと言う人のこと、私絶対好きにならない。壮介は私がずっと好きだった人なの。私が好きになったの。文句があるなら私にいいなさいよ!壮介に関わらないでよ!それに、ちゃんと付き合えないって断ったよね?」
相手は黙ってる。
壮介が
「オレさ、今ははるかのこと、すごく大切に思ってる。だから…オレたちにもう関わらないでくるないか?」
相手は、その場から立ち去った。
ケンカを見物してたみんなには、かなり冷やかされ…、先生にはお説教された。
照れ屋の壮介が、みんなの前で堂々と言ってくれたことが、すごく嬉しかった。絆が深まった気がした。
ケンカするんだ…って、ちょっとビックリしたけど。
やっとお互いクラブが午前中だけで、午後からゆっくりデートが出来るっていう日ができた。
2人でじっくりデートが出来るのは、これが初めて。
部活が終わって、着替えて、身だしなみを何回も何回もチェックして、待ち合わせの校門で、壮介がくるのを待っていた。
「ゴメン!遅くなって」壮介が走ってきた。
「全然大丈夫だよ!」
私は笑顔で答えた。
「行こう!」
手を差し出す壮介。
ギュッと壮介の手を握り、
「どこ行くの?」
「オレの好きな場所」
相手は黙ってる。
壮介が
「オレさ、今ははるかのこと、すごく大切に思ってる。だから…オレたちにもう関わらないでくるないか?」
相手は、その場から立ち去った。
ケンカを見物してたみんなには、かなり冷やかされ…、先生にはお説教された。
照れ屋の壮介が、みんなの前で堂々と言ってくれたことが、すごく嬉しかった。絆が深まった気がした。
ケンカするんだ…って、ちょっとビックリしたけど。
やっとお互いクラブが午前中だけで、午後からゆっくりデートが出来るっていう日ができた。
2人でじっくりデートが出来るのは、これが初めて。
部活が終わって、着替えて、身だしなみを何回も何回もチェックして、待ち合わせの校門で、壮介がくるのを待っていた。
「ゴメン!遅くなって」壮介が走ってきた。
「全然大丈夫だよ!」
私は笑顔で答えた。
「行こう!」
手を差し出す壮介。
ギュッと壮介の手を握り、
「どこ行くの?」
「オレの好きな場所」
誰よりもあなたが… 9
壮介と付き合い始めてしばらくは、お互いクラブが忙しくて、ゆっくり会う機会はなかった。
でも、私のいる校舎と壮介のいる校舎は中庭を挟んで向かい合わせで、廊下の窓から壮介の教室が見えることが分かって、休み時間には、窓から壮介を見つけて手を振ったり、(彼は照れて軽く手をあげるくらいだけど…)昼休みはお弁当食べたら私の教室まで会いに来てくれたりしていた。
だから、寂しくなかったし、とっても幸せだった。
そんなある日、
「はるか大変!」
美咲が教室に飛び込んできた。
「壮介がケンカしてる!中庭!」
廊下に飛び出して、窓から下の中庭を見ると、確かにケンカしてる2人が…壮介と…あれは私が告白されて断った人だ…。
私は階段を駆け下りた。
「なんで、お前とはるかちゃんがイチャイチャしてるんだよ!許せねえ!」
「何がだよ!はるかはオレの彼女なんだよ!」
「ちょっと、何ケンカしてるの?」
私が叫ぶ。
2人はこっちを見て
「はるかはこっちに来るな」
と壮介が言う。ケンカしてた相手が
「なんで、オレじゃダメで、こいつなの?オレのほうが頭もいいし、もっとはるかちゃんを大事に出来る!」
私は、何言ってるの…?と腹が立った。
でも、私のいる校舎と壮介のいる校舎は中庭を挟んで向かい合わせで、廊下の窓から壮介の教室が見えることが分かって、休み時間には、窓から壮介を見つけて手を振ったり、(彼は照れて軽く手をあげるくらいだけど…)昼休みはお弁当食べたら私の教室まで会いに来てくれたりしていた。
だから、寂しくなかったし、とっても幸せだった。
そんなある日、
「はるか大変!」
美咲が教室に飛び込んできた。
「壮介がケンカしてる!中庭!」
廊下に飛び出して、窓から下の中庭を見ると、確かにケンカしてる2人が…壮介と…あれは私が告白されて断った人だ…。
私は階段を駆け下りた。
「なんで、お前とはるかちゃんがイチャイチャしてるんだよ!許せねえ!」
「何がだよ!はるかはオレの彼女なんだよ!」
「ちょっと、何ケンカしてるの?」
私が叫ぶ。
2人はこっちを見て
「はるかはこっちに来るな」
と壮介が言う。ケンカしてた相手が
「なんで、オレじゃダメで、こいつなの?オレのほうが頭もいいし、もっとはるかちゃんを大事に出来る!」
私は、何言ってるの…?と腹が立った。