『マナって一体何だろう?其の壱』として書き始めた記事だったのですが、全く違う内容に着地しました。

⚠️以下、連想したままを綴っているので長文になります。

 

マナのTweetを見て以来、連想癖が止まらず迷走していた。マナについて調べていたのに、最終的に『蓬莱山』について考え始め、かけ離れた内容になったので、書きかけの記事を削除しようとした時に見た加藤さんのTweet…

 

考えていた内容と似たあらすじの小説、『モロー博士の島』が紹介されていてハッとした。やっぱ書こう。

 

マナと聞いて、昔読んだ飛鳥昭雄氏の著書と、第七十三世武内宿禰氏が語る浦島太郎を思い出した。

 

飛鳥昭雄, 三神たける著『失われた古代ユダヤ王朝「大和」の謎』の中のマナ↓

 

古代天皇ガド族説、ガド族に伝わる『マナの壺(黄金の壺)』

古代イスラエルの三種の神器、『十戒石板、アロンの杖、マナの壺』はアークに収められ継承された。『マナの壺』は、彷徨えるイスラエル人のために天からの降らした食物マナを最初に入れた『黄金の壺』。壺は、イスラエル12支族の中のガド族に継承されていた。そのガド族を表す古代ユダヤ語→「ミ・ガド」=「ガド出身の者」の意→帝(みかど)、天皇を指す言葉で、音が残ったものと考えられる。『日本書紀通釈』の記述の中に、天皇家に継承されている『黄金の壺』の存在が示されている。

 

『黄金の壺』の蓋を開けた雄略天皇

第21代天皇、雄略天皇は、自らの権威を誇示するため、天皇家に代々伝わる黄金の壺を持ち出し、封印されていた蓋を開けた。すると、中から白い霧がもくもくと立ち上がりはじめたので慌てて蓋を閉めた。

御伽草子『浦島太郎』は雄略天皇の時代の物語。作中に登場する玉手箱の蓋を開けて煙が立ち上がる下は、雄略天皇の『黄金の壺事件』から着想を得たものと考えられる。『浦島太郎』のお話は、『黄金の壺』と浦島太郎の繋がりを密かに示す物語なのだ。

 

天真名井神社

『天真名井神社』は、天火明命(=浦島太郎)を主祭神として祀る丹後の一宮であり、元伊勢の『籠神社』の奥宮。裏社紋がダビデの星。天真名井とは、高天原にあるとされる井戸の事。『天真名井神社』には、神社の湧水を入れる黄金の壺があった。その壺を、『真名(マナ)の壺』と呼んだ。

 

古代天皇ガド族説が、かなり信憑性を持って感じられる。そうすると、雄略天皇が『黄金の壺』の蓋を開けて見た白い霧は、マナという事になるのだろうか?玉手箱のモデルは『マナの壺』?

以前『浦島太郎』を調べた時に、史実のメタファーとしての側面と、当時の伝承、思想に触れる物語としての側面の複数の構造を持つお話だったと知って、もっと何かが隠されているのではないかと興味深く感じた。

 

浦島太郎〜史実のメタファー〜

第七十三世武内宿禰氏によると、浦島太郎の元ネタ、『日本書紀』の中の水江裏嶋子のお話は史実で、メタファーとして記されている。

・浦島太郎→水江裏嶋子

・いじめられた亀→集団レイプされていた出雲大社の巫女。

  亀は出雲大社の社紋『二重亀甲に剣花菱』を表している。

・乙姫様→化身が亀。嶋子は亀を妻とした。

・竜宮城→巫女の実家で歓待された。

・久々に家に帰ったら皆居なかった→巫女の件の復讐で、出雲族の男衆から皆殺しにされていた。

・髪が真っ白になる→頭が真っ白になる様な出来事だった。

 

浦島太郎〜物語、浦島子伝説〜

伝説は幾つかあるけれど、共通する点がある。

・浦島太郎→浦島子、浦嶋子

・助けた亀→釣り上げた大亀、蓬莱の女性の化身

・竜宮城→蓬莱山、常世の国

 

子供の頃、『浦島太郎』のお話の亀と竜宮城が怖かった。亀は何故、時の流れが違う竜宮城に太郎を誘ったのか?太郎が帰ると困るとは思わなかったのか?連れて行くなら時差があるのを教えるべきだ。大体、絶対開けてはいけない玉手箱って何なのか?開けてはいけない様なものを渡す意味が分からない。しかも、開けるとお爺さんになるのだから怖い。お爺さんになった太郎はその後どうなったのか…こんな疑問を子供の頃に抱いていた。

 

大人になって『浦島太郎』の元ネタを知り、竜宮城の元は『蓬莱山』だと知った。

 

蓬莱山

蓬莱山は、東方の渤海湾の海上にあって不老不死の霊薬を作る仙人が住むと信じられていた島。松竹梅に囲まれた喜ばしい地であるとされたその島では、不老長寿と財宝を手に入れることができる。東方海上の島国である日本こそが蓬莱山であると考えられ、秦の始皇帝の命により徐福率いる探索の手が及んだ言い伝えが日本各地に残っている。

 

蓬莱山と言えば、『君が代』の基となった薩摩琵琶の『蓬莱山』も連想したが、今回は端折ります。

 

徐福

徐福は、始皇帝に仕えた方士。始皇帝に「東方の三神山に長生不老(不老不死)の霊薬がある」と申し出て、3,000人の若い男女と多くの技術者を従え、五穀の種を持って東方に船出し、「平原広沢(広い平野と湿地)」を得て、王となり戻らなかった。中国の仏書『義楚六帖』によると、徐福は富士山を蓬莱山と捉えて そこに永住し、「秦氏」を名乗ったとされる。

引用元↓

 

アニメ『地獄楽』の中の蓬莱と徐福

子供の頃抱いた竜宮城に対する違和感と怖さがそのまま表現されている作品だった。設定の詳細を見ると、伝承に忠実な面も有るので面白い。

〜『地獄楽』の世界観〜

◼️神仙郷 (しんせんきょう)

仙薬があると考えられている神秘的な島。竈神や人面の虫達が闊歩しており、一度島に入ると出る事ができず、戻った者は全員体中が花に替わってしまっていた。人為的な宗教体系が見られる神仙郷は、不死の命を作り出し観察するために徐福が作り上げた研究室・実験場である。

同心円状の3エリアからなり、外側から門神や毒虫のいる瀛州(えいしゅう)、方丈(ほうじょう)、神(徐福)と仙人が住まう島の中心蓬萊(ほうらい)がある。

◼️徐福(じょふく)

不老不死を研究する伝説の方士。島の創造主。

秦の始皇帝に仕え、不老不死の仙薬を得るため多くの人々を連れて海をわたり、日本で消息を絶った後、生命エネルギーを直接改造する術にたどり着き、生物同士を掛け合わせ分解し継ぎ直し、不死を目指した。その課程で島に住む生物たちを作り出した。

◼️仙薬

不老不死の妙薬と信じられている薬。人から生命エネルギーを抽出して作る。天仙たちはこれを飲んで生命エネルギーを補う。

◼️徐福の作品

① 天仙(てんせん)

植物と徐福の気を掛け合わせて生み出された雌雄同体の人造人間。

負傷してもすぐ回復し、老いずにいつまでも若々しく美しいが、仙薬による生命エネルギーの補給が必須であり、真の不老不死ではない。

② 木人(こたく)

不死者の生活を監視するために試作された人型の生物。仙薬の材料として使われる事もある。

③  門神(もんしん)、竈神(そうしん)、海神(かいしん)

島を守るために作られた奇怪な姿の生物。戦闘用。

 

『地獄楽』と『モロー博士の島』

永遠に生きる研究は、遠い昔からあった。始まりは理想だとしても、仙薬(自分だけに都合が良いもの)を求めた徐福の成れの果ての姿は、他者を犠牲にし喰らってまでも生き延びようとする化け物だった。仙薬(都合が良いもの)を求めて蓬莱(ネバーランド)を訪れた人々(民)は、徐福(悪魔)の実験の素材(生贄)として使われて、その魂は餌とされる。

 

不老不死、物理的永遠の命を求めた先に待つ世界は、理想の世界とは程遠い『モロー博士の島』なのだ。人を遊び道具とする様な恐ろしい実験は物語では無く、私達が晒されている現実そのもの、加藤さんのTweetにあるミドリザルのDNA入り◯クチンは何なのか…私達は実験の素材のゴイムなのだ。

 

加藤さんのゴイムのTweet↓(引リツのリンク先が消されていました)

ゴイムについての動画↓

 

加藤さんのTweetを見てハッとした。アニメの世界の話では無く、今私が過ごしているこの世界こそ『地獄楽』、『モロー博士の島』だったのだ。