ガールズバンドクライを見ている店長 白形 | セントラルミュージックのスタッフブログ

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松山の端っこで営んでおります楽器好きが集まる楽器店のブログです(^o^)/

 

 

 

先ほど、シーズン1 エピソード8を見終えた店長 白形です。

 

 

 ”中指立ててけ!”

 

 

ガールズバンドものアニメも、ついに”ここ”まで来ました。

 

 

 

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 *2024 6/15 追記 「空白とカタルシス」

 

11話のライブシーンもサイコーだった!

 2:31~の、あの速弾きギター、誰が(中の人)弾いているんだ?

あっ、違うっ、付点8分のデジタルディレイ トリックか、間奏にも一瞬ありましたね。

 

 

 

 

 

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   (アニメ ”ガールズバンドクライ”が ROCK な理由)

 

① どうやら初回放送後より評価の賛否が極端にわかれているらしい

 

表現することは評価されること、賛否があって当然と思います。

むしろ”賛否”が起こらない作品は、新しい”ところ”に挑戦していなっかたりすることが多い気がします。

 

 

 

 

➁ 1秒に24コマ割り当てたフル3DCGアニメ

 

アニメ業界に詳しいわけではありませんが、過去のガールズバンドものアニメも、演奏場面の描写にこだわり、リアルに近づける努力をされてきたと思っています。

 

 

 

 

 

ですが、実際に楽器をたしなむ人間がアニメの楽器演奏の場面を見て少しばかり”引く”感覚はあったと想像します。

アニメ表現は描写が総てではないことは理解しています。

抽象化したハイコンテクストな表現は日本のアニメの良さであり、かつ、ある意味弱点でもあった諸刃の剣だったと思います。

最新の技法を貪欲に取り入れ、”強味”として表現に組み込む姿勢に賛否の評価が下ること、それは文化史として繰り返されてきた歴史とも言えます。

 

 

 

 

 

 

③ バンドマンとして優秀なプレーヤーがアニメの声優も熟す

 

”ココ”もいつも思っていました。

楽器演奏というものは、演奏に対する情熱や愛があることは当然、そこから冷静に人と競わず己を磨いてゆく反復練習の積み重ねの日々を過ごさねばなりません。

 

 ”楽しむということは、ただリラックスすることでなく、夢中になること”

 

 

 

 

楽器演奏をしっかり熟せる人が、アニメのキャラに声優として声を当て、現実と虚構がリンクしてゆく感覚を楽しめるところには、迷う必要もなく、もっともらしくもあり斬新でもあるように感じます。

 

 

 

 

アニメは虚構だけれども、そこから感じる感動は現実です。

その感動を現実世界に広げようとする作品全体の世界観には、まっとうにジャンルを横断してゆこうとする新しさを感じ取れます。

 

 

 

 

 

④ アニメの放送が始まる前に、すでに劇中のバンドの楽曲MVが複数公開開示されている

 

アニメに少なからず興味を持ち、某有名動画投稿サイトで検索をかけると、すでにバンドの公式MVとして楽曲群がズラッと並びます。

 

 

 

 

こういった楽しさを味わう順序は今の時代だからこその情報のスピード感にマッチしています。

そこに、情報を焦らして注目を集めようとする”後出し”感、もっと穿った言い方をさせてもらうと、”上から目線感”は皆無です。

 

 

 

 

 

物語に対する評価は鑑賞者のバックボーンにより様々であることはよくわかっています。

ただ、大手アニメーション制作会社の東映アニメーションさんの本気度。

 

そして”YUKIさん”や、個人的に好きだった”Faint☆Starさん”、そして今を時めく”Aimerさん”などをプロデュースしてきたagehaspringsさんの本気度。

 

”ボザロ”人気によって重い腰を上げはじめた”大人の本気”を感じます。

 

 

 

 

 

今日見たエピソード8のタイトルは、

 

 「もしも君が泣くならば」=GOING STEADY

 

過去のエピソードタイトルも、言わずもがな、って感じです。

 

そして劇中のギター担当が抱えるギターのメーカーは、

 

 「Psychederhythm」

 

 

 

 

さらに、エンディングロールを眺めていると、協力各社として、

 

 

*Gibson

 

*nord

 

*KYORITSU Corporation

 

*Pearl

 

*Marshall

 

*Ampeg

 

*YAMAHA

 

*ESP

 

*HOSHINO GAKKI CO.LTD

 

*FERNANDES

 

*CLUB CITTA

 

*Zepp

 

*島村楽器

 

 

 注*敬称略

 

 

みなさん、どうしたんだろうって言うくらいに大手さんのパレードです。

 

みなさん、

 

 ”中指立ててけ!”

 

って、やっと気づいたんですかね(オイオイっ)

 

古い商慣習やしがらみ、垣根などということにこだわっていると”今”の鑑賞者はすぐに離れてゆきます。

鑑賞者の嗅覚を侮ってはいけないですし、”上から目線”はすぐに叩かれる世の中です、もう随分と前からですが。

 

ともあれ、

 

 

 ”受け手の価値観を覆すエネルギーを持ったもの”

 

 

ここは、個人的に思っている ROCK の定義です。

本作には若干の”あざとさ”がぬぐい切れない感もありますが、青春期特有の破裂寸前の10代の心をうまくとらえていますし、キャラは可愛いので良しとしましょう(そこが本音だろっ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

物語の成り行きを、現実世界の”トゲトゲバンド”共々、

静かに見守ってゆきたいと思います(上から目線じゃないかっ)

 

 

 

 

あっ、言葉に”トゲトゲ”がありましたかね(確信犯だろっ)

こう見えても、私はずっと、

 

 

 ”中指立ててけ!”

 

 

っと、思っていますんで(どういうことだよっ)

 

 

 

 

それではみなさん、おやすみなさい。

 

 

 

 *2024年 5/26早朝 私「不登校Tシャツ、欲しい・・・」(えええっ)

 

 

 

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