ご無沙汰しております。
体力低め、店長白形です。
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(思春期に触れた音)
①どの年代の方も、それぞれに当時(思春期)に初めて触れた”音”というものがあるはず
②その時代の録音方法や音響技術とも関連がありそうな”その音”
③思い出とともに記憶に刻まれることの多い音楽
④”新しい”と思いつつ、往時の記憶と無意識に照らし合わせながら聴いていたりする音楽
私が思春期にワクワクした”音”
それは、
今思い返せば、音色自体に”トルク感”のある音で構成された音楽が多かったように思います。
楽器業界でもよく使われる音色表現としての”太さ”
プレーヤーの力量も加味されてのことでしょうが、確かにトルク(力強さ)を感じる音色ってあります。
音響機器や録音技術の変遷とともに変化してゆく”時代の音”
突き詰めれば、”景気”の良し悪しにも辿り着きそうな”時代を感じさせる音”
音色って不思議なものです。
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(音楽と時代性)
①大衆音楽(ポップス)としてヒットする音楽には、体制順応的な側面も含まれているのか
②反体制的なメッセージ性を感じ取れるものが”ロック”であるといった俗説
③EDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)のように、思わず踊りだす機能性を重視したような音楽
”音楽は根源的な水準で、そのまま様々にミクロな政治性に満ちている”
という一節をどこかで読んだ記憶があります。
そんな意見に正面から同調する気にもなれないのですが、
反論する気力も無いといったスタンスである私。
音楽と時代性には深い関わり合いがあるのだろうと気付きながらも、
どこかで”新しい音”を渇望している自分も居たりします。
比較的、若いバンドであろうといった認識しかないので、
その音楽性を論ずる立場にもいないのですが、
バンドのスネアの音に”トルク感”、平たく言うと”力強さ”を少し感じます。
これは、私が思春期に刷り込まれた”音”に近いスネアの音なのだろうと思います。
PA(音響)機器が発展途上だった時代に人気だったバンドの多くは、
ある程度、楽器そのものから太い音を奏でていないと、
ステージ上から観客席まで音が通らなかったのではないかという推察が出来ます。
これは、
どんなに調理(楽曲)が良くても、素材(演奏)が良くないと料理(作品)の質が下がるといった、
”音楽は他の芸術と違い、演奏の質によって芸術性が変化する”
という偉人(確か、伊福部 昭先生)の言葉を思い出させます。
やっぱり、一周回って70's~80'sのバンドサウンドが好きだな(それが言いたかっただけだろっ)
そんなことを思った”official髭男dism"さんのミュージックビデオでした。
あなたが最近気になったPVは何でしょう。
音楽や趣味の多様性が担保された良い時代になったからこそ、
あなたの”こだわり”が反映された音楽表現や楽器選びに”楽しさ”が重なるのだろうと思います。
今夜は、このへんで、
おやすみなさい。