「私に言わせればクラシックローズとは、庭に調和して、
大きな声で叫び立てないようなバラのことを言うんだよ」
これは、僕が尊敬するバラの巨匠の一人、
ピータービールズ氏の言葉です。
オールドローズ好きな方なら多分彼の名を
聞いたことがあるのではないでしょうか。
日本でもKing of Rosesという名前で親しまれており、
(個人的には王様・・?という感じなのですが)
ビールズ氏は英国のオールドローズ研究家で
ご自身も育種をされたり、英国の庭園で埋もれていた
バラを再発見し普及されるなど精力的に活動を
されていました。(享年2013年)
当園の苗の親木は、殆どが英国のビールズさんの
ところから毎年少しずつ裸苗を取り寄せたものなので
皆さんのところに届く苗はひょっとしたらビールズさんが
育てたバラの苗の子孫かもしれませんね(^^)
彼は、バラを「クラシックローズ」という
分け方で分類しました。
一般的には
オールドローズ/モダンローズと分けることが多いのですが、
彼の定義によると、
「現存する原種のバラ、オールドローズ、モダンローズ全てを含め、
庭と調和し古風豊かなオールドローズの特徴を備えているもの」
をクラシックローズとして定義しています。
そういう意味では、当園で扱いのある品種は
全てクラシックローズです。
あまり日本ではその分類での知名度がなかったりするので
混乱を避けるために敢えて言ってないのですが、
この定義付けについての記述を読んだとき、
「ほんまそれ!!」と思いました。
(笑)
前にもターシャ・テューダについての記事でも書きましたが、
僕にとってバラは
「花が主役ではなくその枝葉で骨格を作るべき存在」
なので、花の自己主張が強すぎてまさに、
「見て!わたしはここよ!!」
と叫び立てているようなバラは
あまり好みではありません。
バラだけでなくパンジーやその他の添花も、
華美なものは好みではないです。
(あくまで好みです。否定はしていませんよ)
残念ながら、お会いする前にピータービールズさんは
亡くなってしまいましたが、いつか農園を訪れてみたいと思います。
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こちらも・・・。
天空のバラ園の苗の特徴についての記事です。