どうも。

天空のバラ園、園主です。

有機無農薬栽培のバラ約700種(古花・オールドローズ)と

花・ハーブ苗を産直販売しています。

あと、クレマチスも。

 

そろそろ、この不完全な記事もクオリティー上げていかないと・・・

ということで何度目かの加筆訂正です。

 

 

よく、

苗をご購入いただいた方からご質問を頂くのですが

天空のバラ園の土は

(たぶん)ちょっと変わっています。

 

バラというか、園芸用の土というのは星の数ほどあり、

(そんなたくさんは無いか)

バラ農家さんによってベースとなる土や

中に入れているもの配合比などは本当に様々です。

 

いつもどおりの事ですが

これから書く話はあくまで「天空のバラ園では」の話です。

 

天空のバラ園の土は

真砂土」という土をベースに使っております。

「マサ」って呼びます。(人の名前のようですね)

 

真砂土は花崗岩が砕けて出来たもので

天空のバラ園の農場がある兵庫県ではごく一般的な用土です。

(一般的に)

真砂土をバラ用の土として用いている農場は

あまりないと思います。

じゃあ

なぜ真砂土なのか。

ちゃんと理由があります。

 

バラによく用いられる土(園主調べ)は

「赤玉土」という関東ローム層の赤土を乾燥し固めて

粒の大きさごとに分けたものなんですが、

もともとが火山灰ですから

長期間使えば使うほど砕けて目が細かくなります

目が細くなりすぎるとそこの部分は

非常に水が通り抜けにくくなって常に乾燥しますので

そこには根が張りませんし張っていても枯れます。

 

なので、

植え替えしてまるまる全部土を替えます。

業者さんによっては根を洗ってきれいに土を取る

ところもあるようですね。

(否定はしませんよ園主は絶対やりませんが)

 

もちろん、

毎年植え替えしてやれば全く問題ないのですが

天空のバラ園では一度植え込んだバラの苗はずっと植え替えません。

新苗はポットに植え込んだら2年苗になってもそのままです。

しつこいですが、植え替えません(笑)

植え付け直後の新苗と二年苗です。

ね、

同じ大きさのポットでしょ?

 

よくびっくりされますが植え替えしなくても全然育ちます。

花もぎっしり付きます。

 

もちろん、あまりに放置しすぎるとこうなります(笑)

これは園主のオフィスのつるレデイー ヒリンドン Lady Hillingdon

もう数年は植え替えてません。
 

 

 

肥料をやり、剪定をしたら、

 

 

 

 

1週間後

 

 

 

 

2週間後

 

 

3週間後

 

 

 

そして、28日後。

 

 

見事に元通り。

こうやって息を吹き返したばらを見ていると、

 

 

そしてそして、

 

 

その次の年の春。

 

 

どやっ?

 

なかなかいい仕上がりだと思いませんか?

いつから植え替えしてないのか調べたら

5年位植え替えしてませんでした・・・。

途中、鉢のふち周りの土をこそげて新しい土を入れたりはしてますが、

 

園主の考えなんですけど

 

やたらに毎年植え替えしなくてもバラは大丈夫、

と思ってます。

 

※あくまで園主の考えです。

 

 

やっぱりね、

バラはみてくれの良さではなくて、

「根っこ」と「良い土」が鍵なんだな、と思います。

それから愛情と。

 

 

つまり、

うちの苗は

他社さんの大きな鉢の苗には負けないと思います。

(言い切った)

 

 

 

参考:

有機無農薬の贅沢苗

なぜ天空のバラ園の新苗は凄いのか

 

もちろん植え替えしたほうがよく育つと思います(笑)

 

じゃあ植え替えろよって思われると思うのですが、

植え替えすると勿論その手間もかかりますし、

鉢が大きいぶん送料がもっとかかるんですよね。

ただでさえ送料高いのに・・・。

 

あと、

これは園主の考えなんですが

植え替えする時って、そっくりそのまま土を入れ替えますよね?

土って生きてますから入れ替えると

せっかく育った放線菌とか有益なバクテリアも居なくなるわけです。

 

アクアリウムやってる人ならイメージ付きやすいと思うのですが、

水槽の水一気に変えたらめっちゃ苔出たり

下手したら魚死にますよね?

まあ、そのままバラ栽培には当てはまらないですが

そう考えたらやっぱ園主からしたら「?」です。

 

これ、

無農薬でバラのように病気が出やすい植物を育てる場合

すごく大事なポイントです。

 

土の微生物環境はものすごく重要なんです。

 

化成肥料をバンバンやって農薬も定期的にかけるなら

土の菌とかあんまり関係ないかも、ですが

そうじゃない場合

 

土の微生物とかを活かして

病気が出にくくする必要が出てきます。

 

森の香りって言えば伝わりやすいでしょうか。

 

雨上がりの庭とか、腐葉土って

「森の香り」がしますよね?

あれは放線菌っていう菌の香りです。

腐葉土に白い蜘蛛の巣みたいなの

張ってる時ありますが

あれです。

 

放線菌は

素晴らしい有機物の分解スピードと繁殖力を持っているのですが、

中には、

キチナーゼというキチン質を溶かす酵素を出すもの

ストレプトマイシン、いわゆるつまり抗生物質を生産したりするもの

などが存在します。

 

すごいじゃないか放線菌!

というところなのですが、

もう少しわかりやすく説明しますね(笑)

 

キチン質は甲殻類や糸状菌(カビの仲間)、

センチュウに多く含まれる成分です。

 

そう!

うどんこ病の菌、黒点病の菌、センチュウ全部

食ってくれるんです!!

 

そして「場所取り」をしたり「抗生物質」を出して

余計な菌(癌腫病菌)とかを追い出してくれます。

 

でも、庭とか鉢に「森の香り」持ち込めませんよね?

ここで秘密兵器です。

そう!カニガラです。

当園で使用しているカニガラの詳細はこちら

カニガラはそのまんま蟹の殻です。

カニガラの主成分はほぼほぼキチン質で出来ています。

「森の香り」の材料です

(念のためですがカニガラは森の香りしませんからね。海の香りです・・・)

 

あの小さなポットの中では

カニガラをバクバク食って放線菌が鬼ほど増えます。

だから無農薬でも(ある程度)病気が出ないんですよね。

 

長い間植え替えない、となると

前述の通り赤玉土だと砕けて目詰まりするので不適です。

 

だから真砂土なんですよね。

真砂土は岩が砕けて出来た土(イメージ的には砂場とかの砂に近いです)

なので、数年で砕けてもっと細かくなるということはありません。

いつまでもそのままの君でいてくれるわけですね。

放線菌も安心。

 

ただ、問題があります。

真砂土は産地や製造方法(ふるいのかけかた)により

かなり品質に差があります。

あまりよくないマサは粒が均一でなかったり石とか木の根とかが

入っていたり、ドロドロの粘土状になることがありますので注意です。

 

天空のバラ園のマサですか?

それはもう極上品です(笑)

 

 

土の材料の残りはいろいろ。

炭とか、ピートモス、パーライトもゼオライト入ってます。

(この画像は腐葉土使ってます)

 

強いて言うなれば、

他社さんと比較して有機質の割合が非常に少ない

ことでしょうか。

 

ふかふかのつちがいいとか、よく聞きます。

この真偽については園主は「?」です。

天空のバラ園の土は硬くて重くてよく締まります(笑)

でも、バラは元気に育ちます。

 

腐葉土とかピートモスをたくさん混ぜ込んだりマルチングで使うと

コガネムシくんが喜び勇んで飛んできます。

(なんせ彼らからしたらパラダイスですからね)

 

だんだん雑になってきたので今日はここまで

(笑)

また後日加筆訂正すると思います。

 

はー・・・。この記事はいつになれば完成するのやら

 

 

 

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