【2019/04/02加筆・訂正】

どうも!

天空のバラ園、園主です。

 

最近、SNSやショップからこのブログへやってきてくださる方も

増えてきたので簡単に自己紹介をさせていただきます。

 

園主は、バラが好き過ぎて育てるだけでは飽き足らず

自分で作ったり売ったりしている男です。(笑)

スポーツトレーナーと二足の草鞋、趣味はラグビーで、

将来の夢は「庭の中の街」を作りその中で暮らすことです。

 

「街の庭」を作るのではなくて「庭の中に街がある場所」を作るのです。

変ですかね?(・・;笑

 

話がずれましたが

園主がバラの販売を始めたのは十数年前のことです。

ある農場でとても素晴らしいバラの苗たちに出会いました。

園主から言わせれば

 

「世界一のバラの苗」です!!

(こういうのは言い切ったもんがちだかんね)

 

夢中で百数本を買い求め、実家の庭に植えて育てていたら

いつのまにか

自分がそのバラたちを世に広めるお仕事をしていました

(笑)

ちなみに当時の、実家です。

園主の庭へのこだわりというのがあり、

ただ薔薇を植えた鉢を並べただけでは庭ではないのです。

僕にって薔薇とは

庭のごく一部であり枝葉で庭の骨格を描く存在なのです。

だからこうなりましたwwww

調和し、庭で叫び立てないバラ

近所の子供からは「おばけやしき」と呼ばれていたんだとかww

 

人生とは不思議なもので、園主は当初、弁護士になりたかったのですよ。

意外でしょw

 

話がめちゃめちゃそれてきましたので本題に入ります。

この記事では当園で扱う苗と、

他の農場さんの苗と

なにが違うのか

語ります(笑)

 

 

綺麗だな、と思って買って来たバラを

枯らしてしまったことはありませんか?

※画像はイメージです


バラは本来とても丈夫な植物。

河原なんかにも原種のノイバラが

自生していますし、

他のバラ科の花木である

サクラ、モモ、ウメなんかと同じように

 

草ではなく樹なので

 

普通は

ちょっとやそっとでは枯れない

はず、

 

なんです。

 

では、何故

「バラが枯れた」

「バラは難しい」

ということを耳にするのでしょうか。

少なくともさっき例で上げた

サクラ、モモ、ウメなんかでは

同じようなことを耳にしませんよね?

それにはわけがあります。

 

大きく分けて下記の3点です。

 

・バラ生産の事情

・品種の問題

・苗(土)の問題

 

バラ生産の事情

バラは、とても成長が早い植物なので

通常、その年の2月頃に接ぎ木された苗が
わずか2ヶ月から3ヶ月で花を咲かせる

「新苗」

に成長し市場に出荷されます。
 

つまり、

「回転率の非常に良い」

商品です。

 

バラ以外の花木でこんな

回転率の良い樹木は

ないんじゃないかなと思います

 

そして、多くの農家さんが

苗を

より早く、安く、コストをかけずに

大量生産するために
安価な砂に接ぎ木したバラを植え込み、
大量の農薬と化学肥料を与えて

育てたものを市場に出します。

つまり、

 

ドーピングします。

 

(もちろんそうでない農家さんもいらっしゃいます)

※画像はイメージです

 

 

バラは本来はとても丈夫な植物です。

でも、いくら3ヶ月で

売り物になると言ってもまだまだ

赤ちゃんの樹です。


過保護に育てられた苗は、

元気な状態を維持するのが非常に難しい

 

 

のです。

バラ栽培も事業ですから

お金がかかります。

 

農薬や安い化成肥料を使わずに

育てることは結構コストも掛かるし、

管理も少々大変になるので

人件費もかさみます。

 

 

事業としての旨味が減るわけですね。

 

僕は勿論そのやり方を否定しません。

むしろ、そのおかげで日本中に

 

お手頃な値段でバラの苗が流通する

 

ことは良いことだと思います。

ただ、

 

有機無農薬野菜に拘る人が

少なからず存在するように、

 

バラも有機無農薬で

 

と考える方もいらっしゃいます。

 

 

 

 

バラに農薬を与えずに育てると

どうなるか。

 

かなりの確率で病気になります。

 

これも、

バラに対する誤解があると思うのですが、

 

バラは病気が出やすいですが

よほどでないと枯れません。

 

虫食いも同様です。


もし、病気が原因で枯れるとしたら

それは、

そもそもそのバラの苗に生き延びる為の

 

生命力

 

がなかったのか、

他に原因があると僕は考えます。

 

主なバラの病気で

葉に黒い斑点が出て落葉する「黒点病」

白いカビが生える「うどんこ病」があります。

 

どちらも、葉っぱにダメージを与えはします。

(殆どの品種の場合管理がまずくて病気を誘発するんですけどね)

 

でも、樹に生命力があり、

樹が嫌がる育て方をしていなければ

1ヶ月後には元通りわさわさと葉が茂り、

何事もなかったかのように成長を続けます。

 

先程例で上げたサクラや

その他のバラ科の花木を

思い出してみてください。

花が終わった後、

虫に食われたり病気になったりするけど、

たくましく成長し続けてませんか?

 

基本的にはバラも同じです。

 

 

・品種の問題

確かに品種によって樹が勢い良く

成長してくれなかったり、

病気に弱いもの、遺伝子上

短命なバラはあります。

 

より大きな花を、

より四季咲き性の強く、

変わった色のものを・・・。

 

沢山の育種家さんたちの

夢と情熱により

数多の品種が生み出されてきました。

(勿論耐病性の高い品種も)

 

中には非常に手のかかる

お姫様のようなバラも存在します。

当園でも少数ながらそういった

繊細な品種ははおいてあります。

 

でも、

あまりお薦めはしていません。

 

良い悪いの問題ではなく

これは僕のこだわりと言うか

好みの問題なのですが。

 

 

 

 

・苗(土)の問題

 

先程、多くの農家さんが

砂に接ぎ木したバラを植え込み、

農薬と化学肥料を与えて育てたものを

市場に出す、というお話をしました。

 

バラは本来はとても丈夫な植物です。

だからそんな過酷な環境で

無理やり早く成長させられたとしても

生命力を振り絞って

 

必死に生きようとします。

 

でも、農薬と化学肥料が効いている間は

良いのですが、

お家に苗が付いて花が散るころには

ドーピングが切れてしまい、

自力で生きる力のない株は

残念ながら

枯れてしまうことさえあるのです・・・・。

 

※画像はイメージです

当園が扱っている苗は土が違います。

特注の真砂土をベースに

様々な有用資材を混ぜ込んで作られた

大変贅沢な土なのですが、

(下手したらバラそのものよりコストかかってますw)

 

 

何と言っても一番の違いは・・・

 

※画像はイメージです

カニガラ!!!

 

 

カニガラを使うと

土の費用が上がるので

普通の苗にはあまり使ってないと思います。

 

カニガラを使うと、

 

カニ殻に含まれるキチン質が

土の放線菌を増殖

放線菌が増えるときに抗生物質が発生

バラにダメージを与える

うどんこ病や、黒点病の原因である

糸状菌を駆逐


素晴らしい!

 

 

農薬で無理やり病気を抑え、

予め吸収効率の良い形になっている

化成肥料で根を甘やかして

育てるのではなく、

 

土そのものに抵抗力があり、

自分の根で

有機物を無機物に分解し、

収する根力をを育てる

スゴい土なのです。

 

そして

 

二年苗

 

がすごいんです。

 

新苗を畑に植え込み秋まで育て

出荷時に畑から掘り上げ根を切り、

根が乾燥しないように

水苔で根を包んだり、

鉢に植え込んだ苗を

 

裸苗とか、二年苗

とかと言います。

 

※画像はイメージです

 

 

 

そうなんです。

 

 

 

せっかく伸びた根を

 

切ってしまうんです。

 

(状況によっては多少切ったほうが

いい場合もありますけど、ね。)

 

 

つまり、

 

花を咲かせるために必要な

養分を吸収するために

必要な根が切られてしまうので

 

本来の花が咲いてくれないことも・・・。

 

もちろん、

 

根を出来るだけ切らないように

深掘りした苗や、

大きな鉢で育てた苗もありますが

 

非常に高価です。

 

当園が扱っている苗は

根を一切切らずに出荷します!!

 

何故か。

 

 

それは、全ての苗を畑ではなく

ポットで生産しているからです!!

 

 

市販の苗に比べると

枝も少なく細いように見えますね。

でもこれで良いんです。

新苗を秋まで育てた記事がありますので

良かったら見てみてください。

有機無農薬でバラを育てると・・・?

 

この小さなポットに植えられた苗は

1年間全く植え替えをせずに

立派に成長します!!

 


 

 

花もぎっしり!!

 

 

 

植え付け直後。

 

 

1年後、剪定した後の苗。

幹やががっしりしていますね。

市販の苗は見た目的には幹が太く、

枝も長く伸びているようにみえる

ものが多いですが、

農薬と化成肥料でドーピングして

育てられていると

 

幹がスカスカ

 

だったりするのです・・・。

 

 

・良質な土

・明治時代から続くバラ栽培のノウハウ

 

が成せる技です!!

そして、必要不可欠なものが・・・・。

 

バラへの愛情。

 バラへの愛情が最高のバラを育てる

 

何よりの秘訣

 

ではないかと確信しています(^^)

 

長々と僕のバラへの熱い思いを

書き綴ってきましたが、

最高のバラを探していらっしゃる方で

この文章を読んで

ちょっとでも何か響いた方が

いらっしゃったら

是非天空のバラ園のバラ苗を

育ててみてください。

 

 

きっと気に入って頂けると思います。

(^^)

 

 

 

【約680種のバラの苗、希少種を中心にハーブ、花の苗を販売しております】

天空のバラ園 ~Celestial-Roses~オンラインショップ

 

天空のバラ園の苗の特徴についての記事です。 

土へのこだわり「森の香りを閉じ込めた土」

天空の「贅沢」バラの苗

有機無農薬でバラを育てると・・・? 

なぜ天空のバラ園の新苗は凄いのか。

【僕はなぜ花苗の販売を始めたのか】

 

 

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