70歳を過ぎると、いつまで、ワインを飲めるかという問題に直面します。20年~30年前に集めたワインのコレクションもそろそろ、限界かなと思いますし、地震や災害で、電気の供給が途絶えれば、いくらユーロカーブにあったとしても、駄目になります。70年代のワインの抜栓は、コルクがへたっていますので、なかなか難しいです。店で開けてもらっても、料理とあうかどうかも難しい。マリアージュは不可能です。せいぜい、パンとチーズぐらいですよね。そうすると、自宅で飲むことになります。古いワインは開けたらすぐに飲まないといけないと言われますが、しっかり作られた70年代、80年代の素晴らしいワインはもちろん、多少落ちますが、数日は全く大丈夫です。70年のニュィサンジョルジュ、76年のモンラッシュ、87年のギガルのコート・ロティ・ラ ムーリンヌそれぞれ、3日に分けて少しずつ飲みました。完全に、きれいに抜栓できたのは、ニュィサンジョルジュだけで、モンラッシュはコルクの底が最後に落ちました。ギガルはコルクがほぼ壊れていたので、半分落ちましたが、味には全く影響なくシラーの果実味をしっかり感じ取れました。

こういう、ワインを飲んでしまうと、外で、高いお金を出して、ワインを飲むきにならないですね。

 

今から26年前に、医療法人 愛生会 総合上飯田第一病院の分院として誕生したセントラルアイクリニックのコンセプトは保険診療と自費診療の割合を1:1にすることでした。その頃は、まだ、保険診療だけで充分やっていけましたが、セントラルアイクリニックは自費診療である屈折矯正手術をメインにするため、立ち上げた施設でした。ただ、自費診療だけで、収益を上げることは、非常に難しいことでした。また、将来を考えると保険診療は今後、点数を下げられて、保険診療だけで、やっていくことも、将来的には困難と思い1:1と保険と自費の両輪であれば、どちらかが、ダメでの何とか生き残ることができるとの思いでした。

特に、セントラルアイクリニックを買い取って、自分だけでやっていくことになった時には、それしかないと思っていました。LASIKやPRKが順調に伸びる時期は売り上げは上がりましたが、銀座眼科、NHKの誤情報、リーマンショック、東日本大震災などのいろいろな問題がおこると、自費診療はそのたびに、売り上げは減少します。なんとか、26年続けられたのも、保険診療があったからこそでした。ただ、御存じのように、30年のデフレがおさまり、インフレの世の中になると、全ての物が値段が上がり、消費税が10%になると、保険診療は消費税がないために、逆に困ることになります。全ての器機、試薬、薬、消耗品、全てものすごい勢いで値段が上がりますし、保険点数は、全く上がらず、逆に下げられる状況で、価格はかえられません。1億の機械を買うとその消費税は1000万円です。通常は控除できるのですが、まったく控除ができず、消費者である、患者さんに転嫁できないとなると、赤字になるのは目に見えています。大学病院や、総合病院が赤字なのは、0%消費税ではなく、保険診療が消費税がないということが問題なのです。医療が消費税になじまないのであれば、0%消費税にして、仕入れの控除を受けられるようにしてもらえれば、医療の赤字の問題はかなり減らすことができます。3%、5%、8%、10%と消費税が上がるごとに、保険医療は苦しくなるのです。

このままでは、医療は全て自費にしないと、医療は成り立たなくなります。厚生労働量省の頭の良い役人の方は、どうしてこれがわからないのでしょうか?

本日、セントラルアイクリニックにおいて、前秋田大学眼科准教授 向後二郎 先生のブリザーフロシャント手術2例とトラベクロトミー眼内法1眼の3眼の緑内障手術がありました。1例目は白内障手術と同時手術、2例目は眼内レンズ眼のブリザーフロシャント手術のみ、3例目は、有水晶体眼の眼内法のトラべくロトミーです。濾過手術は術後のケアが大変だったのですが、ブリザーフロシャント手術の出現によって,安心して日帰り手術が可能になりました。木曜、午前は向後二郎先生の外来があります。緑内障で入院手術が困難な人は、お越しください。

角膜輪部から3mmにマーキング

ダブルステップナイフで切開

マイクロシャントを挿入

9-0ナイロンをシャント内に挿入

今後、毎月3例ほどブリザーフローマイクロシャント手術を行います。

 1998年、私は総合上飯田第一病院眼科部長として、また、愛生会の理事として、常勤医5~6名、非常勤6~8名の眼科を率いていました。網膜硝子体手術、緑内障手術、白内障手術など、民間病院としてはほとんどすべての眼科疾患に対して、それぞれ、日本のトップサージャンに手術をしていただける施設として、学会活動も順調で、一生、勤務医として過ごすつもりでした。ただ、唯一心残りであったのは、自分自身の専門である、屈折矯正に対する手術であるLASIK、PRKなどの屈折矯正手術をやってこなかったのが、残念でした。ただ、これは、自費診療ですので、保険診療とは、別の形態です。名古屋市北区では、そのような患者はいませんので、やるのであれば、名古屋駅と思っていたところ、名古屋駅ターミナルビルで医療フロアを開くということを知り、2000年11月に総合上飯田第一病院の分院ということで、セントラルアイクリニックを立ち上げることにしました。午前は、第一病院の院長として働き、午後はセントラルアイクリニックの院長として働き、3年で黒字にするという目標を立て、順調に患者も増え、赤字額も減っていったのですが、そのころ、東海銀行の貸しはがしがおこり、愛生会に、融資金を回収するという事態になってきました。東海銀行としては、2年で赤字の分院が、3年目で黒字になるかどうかわからない。クローズしろと言ってきたのです。東海銀行としては三和銀行との合併を控え、少しでも赤字を減らしたいということだったのでしょうが、新しく雇ったスタッフのリストラなどをしなければならず、私自身としては、来年は必ず黒字になるという思いがあったので、何とか、もう1年待ってくれとお願いしましたが、話がつかず、そうであれば、買い取ってくれという話になり、清水の舞台から飛び降りるつもりで、買い取って独立しました。 ほとんどのスタッフは残ってくれましたが、愛生会に戻った人もいました。独立して、開業がいかに大変なことかを身をもって知りました。これまで、診療だけしていればよかったのが、膨大な事務作業、お金の手配、人の手配、業者との交渉、疲れ果てて、いつの間にか、頭頂部が脱毛していました。でも買い取った4月から、予定どうり、黒字路線になりました。東海銀行も、結局、見る目がなく、最終的にはUFJ銀行に吸収されてゆきました。

 開業して、一番つらかったことは、全て一人で判断しなければならず、相談することができません。勤務医の時は、皆に、いろいろ相談することができますし、わからないことは、事務に聞けばよかったわけですから。

 落ち着いてくると、やはり、全て一人でやることは無理があるので、税理士をたのみ、腕のたつ、医師にきてもらい、手術をやってもらったり、外来を分担してもらったりするようになりました。独立して24年たちました。LASIK,PRK、オルソケラトロジー、多焦点眼内レンズ、網膜硝子体手術、緑内障手術を全て日帰り手術でやり、スーパーライザー、高濃度水素吸入療法などを人より早く取り入れ、何とか生き残ってきました。

近視進行を抑制するには、近くの見ないで、遠くを見ればよいのですが、現代社会において、それは不可能です。

一番簡単に取り組める方法は20-20-20です。20分近くを見たら、20秒間、20feet(6m)先をみるということで、近業作業を続けずに、小休止して遠くを見る。なかなか、実際にはこれも難しいですが、そういう習慣をつけることが必要です。次に、子供の時にはできるだけ、外遊びをすること。昔は外遊びは、遠くを見るから良いと言われていましたが、今は、外遊びで、赤、紫などの太陽光を浴びることにより、脈絡膜が薄くなることが実証され、眼軸長の伸展を防止することがわかっています。

また、以前は、眼鏡やコンタクトレンズ(CL)が完全矯正できていないことが近視を進ませると信じられていましたが、完全矯正の眼鏡やCLを使用しても眼軸長は伸びます。これは、中央はピントが合っても、周辺は遠視性のデフォーカスになるので、周辺の眼軸を伸ばす働きが生じ、中央もそれに引っ張られて眼軸が伸びます。ですから、近視を進行させないためには、周辺を近視性のデフォーカスにすることが必要です。オルソケラトロジーは周辺が近視性のデフォーカスになりますし、LASIKやPRKも周辺は近視性デフォーカスです。ですから、オルソケラトロジーやLASIK,PRKは眼軸長が伸びません。それを応用して、眼鏡でも周辺を近視性のデフォーカスにするMiYOSMART(HOYA)のような近視抑制眼鏡が世界中に広まっています。ただ、日本は、認可はされたのですが、いろいろな業界の圧力で、未だ使用することができません。また、MiSight(クーパービジョン)という周辺を近視性デフォーカスにした1DAYソフトコンタクトレンズも認可されていますが、これも大人の事情で普通に販売できません。日本はお上の規制以外にも、いろいろな団体の自主規制があり、不自由な国です。現在、唯一、使うことのできるのは、0.025%アトロピン点眼で、調節麻痺をおこして、近視の進行を抑えようとする方法(多分、6月からは選定療養になるらしい)ですが、これも、20%程度の人で散瞳があるので、使いにくいです。他には赤色光を目にあてて、眼軸長の伸びを抑える方法を取る施設がありますが、これも長期的なデータはありません。眼科医が自由診療でよいので、自分の責任で近視抑制治療をできるようにしてもらえると良いのですが、難しい国です。

以前は、25歳を過ぎると近視は進行しないと言われていましたが、いわゆる高度近視の場合、高齢になっても近視進行は進みます。その結果、正常眼圧緑内障、高度近視による網脈絡膜萎縮、加齢性黄斑変性症など失明につながる疾患になる可能性が高まります。近視進行を抑制するだけで発症リスクを50%程度減らすこともできます。小学生で近視人口は76.5%、中学生で94.9%、40歳代45%、50歳代40%、60歳代30%、70歳代20%と年齢が進むとともに、近視の割合は減少してきますが、2005年と2017年を比較すると高齢者の近視は37.7%から45.8%と20%以上増えていますし、強度近視も5.8%から9.5%に増加しています。小学生ですね高度近視は4%、中学生は11.3%と増えている現状を考えれば、高齢者の近視も年々増加し、つまり高度近視が15%から20%に上昇する可能性があります。ということは、正常眼圧緑内障、高度近視による近視性脈絡膜新生血管、加齢性黄斑変性症が必然的に増え、さらに失明する人が増えます。

ですから、小児の間に、いかに近視の進行を抑えるかが重要になってくるのです。

小児の近視抑制に関しては、次回ご紹介いたします。

今年は、花粉症の患者さんが非常に多く、これまで、症状がなかった人も、発症しているケースが多いが、当院で、花粉症を発症していない人が一定数いらっしゃいます。それは、水素吸入あるいは、水素サプリを内服している人たちです。また、私と同じように、夜間水素を吸入している方は、まず、花粉症の症状は訴えません。鼻の通りが良いため、多少の鼻水は出たとしても、全く鼻の症状はありません。また、目のかゆみもほとんどありません。機序は水素による免疫の抑制があり、インターロイキンなどの生産がへります。血流が良くなるため、鼻がつまらない。私も以前は、花粉の時期はアレグラ内服、抗アレルギー剤の点鼻、点眼、ステロイド点眼とすべてやっていましたが、就寝時水素吸入をやるようになってからは、花粉の症状かなとおもうのは、1日か2日くしゃみが数回でるだけで、後は、全く症状がなく、薬も皆無です。花粉症がひどい人には、水素を勧めたいと思いますが、よほど、重症の人でないと、やってくれませんし、器械も限りがありますので、すぐにはできません。でも、楽ですよ。

 

 昨年、70歳になり今年の誕生日で免許の更新がありますが、高齢者講習の案内がきました。免許更新の半年前から、自動車教習所などで予約するそうで、早速ネットで星ヶ丘自動車学校を予約しました。60分の講習と60分の実車指導があります。実車指導は75歳からかとからかと思っていましたが、一時停止違反などの違反歴があると、実車が必要なようです。他に動体視力計、夜間視力計などの検査も受けるようですね。動体視力計や夜間視力計は大学勤務のころに作ったものです。

 車は毎日の通勤に使用していますので、どのような、指摘を受けるか楽しみです。また、終了したら、ご報告いたします。