風・雪・海・空。ハインケルーパーの独り言 -217ページ目

風・雪・海・空。ハインケルーパーの独り言

風・雪・海・空。


その軽やかさと勢い、風の如く。

その重きこと・染み渡ること、雪の如く。

その思慮深きこと、海の如く。

その志高きこと、空の如し。



そんなブログを目指して行きたい。

本日で我がブログ「ハインケルーパーの独り言」は、開設2周年を迎えました。
私自身としては正直「まだ2周年?」という気持ちです。
続けて来てわかったのは「日常というのは案外ドラマチックに過ぎて行くもんだな」ということ。
ブログを始める前までは何気無しに通り過ぎていたことでも、こうして記事として書き綴って世間の皆様に発信させて頂いてみると、自身では気の付かなかった意外な答え・感動する答えを頂くことができることを知りました。

ネット社会となっている現代、幅広く情報が流通しボーダー・レス、オープン化した世の中となったように見えても、人の気持ちというものだけは未だに閉塞感を伴いがちな気がします。
ブログというのは、そんな自身の気持ちを解き放ってくれ、自身と向き合いながら日々を有効化できる良性のウェブ配信だと私は信じています。

今後も、こんな私の独り言に脚を止めて頂き、目を通して頂ければ幸いに思います。


……ところで、2周年記念代わりに入手したものがあります。
昨年の1周年記念品はプラレールのキハ40只見線カラーでしたが…

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今回はアルペンスキー・ヘルメットです(中古ですが)。
一応BRIKOのレーシング・ヘルです!

近年では各地のゲレンデでも安全の為ヘルメットを装着されているスキーヤー・ボーダーの方が増えています。

…しかし、こんなレーシング・ヘル。
普通のウェアに合うか?変な奴に見られないか(笑)?
何だか心配にもなってます(汗)。

でも、やっぱり私にとってアルペン・レーサーは憧れなわけで、思わずコイツをゲットしてしまいました。


…そんなわけで皆さん。
いつまで続くかわからない幣ブログではありますが、3年目もどうぞよろしくお願いします!!


2011.10.09

HARIMA

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久々に三連休がとれました。

フリー・フライト手投げグライダーの競技会まで一週間となり、本来ならここで機体のセッティングと自身のフォームを煮詰めたいところですが、敢えてこの連休は競技機に触れないことにしました。
それよりも、心からリラックスできる時間が自分に必要だと思えたからです。
ですので、今朝もいつも通りラジコンパークプレーンをいつもの場所で飛ばしました。
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どんな競技の選手でも同じだと思われますが、大会一週間前ともなるとピリピリしています。
最終調整の段階ですので、どんな些細なことも気に障ったりします。
私で言うと「投げ方が今一つ決まらない」「機体の損傷箇所をもっと何とかしたい」とか、とにかく頭の中が競技に集中し過ぎて他が入らなくなります。
自然、表情も常に厳しくなり、一緒に暮らしている家族達にも気を使わせてしまいます。
確かに競技が押し迫っているとはいえ、私のしていることはスポーツ選手と違い端から見ると「遊び」です。
連休は、妻や子供達ににとっては楽しみにしていたお出かけやイベントのある大切な時間なのです。
それを私のせいで台無しにするわけにはいかないのと同時に私自身、ここ一週間機体との格闘と仕事で神経をすり減らしていたので逆に「この連休はリセットに使おう」と考えました。飛ばす飛行機も気を使わなくて済むものだけにしました。
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「天高く馬肥ゆる秋」の空は上空で舞い狂うトリッキーな強風が吹いていましたが、サンライトはいつも通りリカバリーして飛び続け、今日も無事に帰還しました。

フライトの後は、周辺を散策して楽しみました。
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久々に綺麗な空気の中で深呼吸すると、体も生き返ります。

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いいお土産となりました。

先日の記事で「遠隔操作も出来ないフリー・フライト機で、翼端投げが何故うまく行えるのか?」という疑問を頂きまして、なるほど普段メジャーでない分野だけに、ここで簡単に御説明したくなりました。


まず、ごく普通の航空機との構造の違いを御覧下さい。

翼の具合を見て頂ければ判ります。


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こちらは機体前から見た、ごく一般的な飛行機の翼の配列。



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こちらは翼端投げフリー・フライト手投げグライダー。

なんか変ですよね?

わざと変形させて撮ったわけではありませんよ。



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再び、普通の飛行機の尾翼。



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翼端投げフリー・フライト手投げグライダーの尾翼。

本来は真上に付いているはずの垂直尾翼が、真下にありますね。

水平?尾翼にも変な角度が付いています。




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今度は機体真後ろから見た、普通の飛行機。

主翼と尾翼のバランスもキチンとしています。



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同じく真後ろから見た翼端投げフリー・フライト手投げグライダー。

何だか、普通の飛行機では水平尾翼にあたる翼が後から見て左に傾いています。さらに、V字の角度も付いています。


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また、さらに機体によっては、垂直尾翼をこのように右側に曲げてあるものも。


・・・・・・何故、このような尾翼をしているのでしょう?


それは、右利きの人が機体の翼端を掴んで投げた時に、勢いで左側へ機体が突っ込んでしまうのを防ぐ為なのです。

翼端投げをする時は、左方向に大きな力が機体に加わります。

その時、普通の飛行機の翼の配列では、上空へ向かわずに左側の地面に突っ込んで行ってしまいます。

それを防ぐ為に、わざと半ば強引に「右側へ曲がる」仕組みを機体に備えてやる必要があるのです。


それだけでなく、フリー・フライト機は操作しなくても飛行を続けながら上昇気流を捕らえなくてはなりません。

そこで・・・・・


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このように、上空へ投げ上げた後は主翼を右に傾けて、そのまま右旋回を続けられるように尾翼が設定されています。


なお、垂直尾翼が真下にある理由は、翼端投げを行う時に通常のような真上にある場合より効き目が良く、機体の方向制御がうまくいくからです。

(ラジコンの翼端投げグライダーでも、垂直尾翼は大きく真下まで伸びています)



・・・・・・・お解りになれましたでしょうか?

ちょっと今回もマニアックな内容でしたが、この「不格好な尾翼」の原理・Yテールがフリー・フライト模型飛行機界で考え出されたのはごく最近です。

しかも、誰が考案したか?不明なのです。

ただ、この方法が発見されて、手投げグライダーには大革命が起きました。

手投げグライダー=ハンド・ランチ・グライダーの競技では、それまでは大抵の選手が肩を痛めることが多かったものでした。

野球のボールのように投げていた従来のグライダーでは、高度を獲得し有利にサーマル上昇気流を捕らえるのに必要なのは「強靱な肩」でした。

それが、翼端投げが生まれたことによりその必要も無くなり、さらにそれまでの投げ方より高く機体を上げることが出来、また大きな機体を上げられるようになり、強い揚力(浮く力)を安定して得られるようになりました。

それにより現在の手投げグライダーに於いて翼端投げは、ほぼ主流となっています。


ただ、中には小型機を中心に従来の投げ方・ジャベリン投げ(野球投げ)を愛好する皆さんもおられ、フライヤーの好みや技量により選択する時代となっているのです。





















・・・・・・今日、仕事で訪れた小学校のプールサイドです。



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御覧のように、手摺りに稲が干されていました。


業務が終わって表へ出てから気付いたので、詳しく聞けませんでしたが近所の農家の方が場所を借りたとかいうのではなく、児童が育てた稲を刈り取って干しているのだと思います。


魚沼地域では、小学校高学年になると「米を育てる」課外授業を体験させる学校が多いのです。


また、稲を乾燥させる場所としては農協の屋内施設などが存在するのですが、ここ魚沼では出来るだけ天日に干す方法が尊重され、未だに続けられています。




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自分達で米を育て、こうして干す光景を目に焼き付けながら、ここの子供達は成長し巣立って行くのでしょう。


大人になっても決して忘れない経験として。



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…翼端を掴んで投げるフリーフライト・グライダーは、主翼の長さが1Mはある大きさだ。
重さは、バランス取りのウェイト(オモリ)含め100~200g。

振りかぶって投げる方法は肩を痛めることがあり機体の大きさにも限界があるが、翼端を掴んで振り回して空中に投げる方法はその憂慮は皆無だ。

しかし、やはりリスクは存在する。
「投げ損ね」をすると、機体は上空へ行かずに猛スピードで地上へと突っ込む。
そのことを考慮し機首と胴体は固い桧材で作られ、先端はショック吸収の為分厚いゴムで覆われている。

しかし。
翼はそうはいかない。
鈍い音を立てて地面に激突した瞬間に伝わった衝撃は、主翼の真ん中の継ぎ目を真っ二つに砕く。
主翼の中で最も力の加わる場所なので、ここに固いカーボン棒(カンザシとも言う)又は繊維を通す機体もあるが、そうもいかない機体は哀れである。

上昇テストの最中、私は三度目の「主翼割り」を起こしてしまった。

「…ちくしょう、ちくしょう!」

真っ二つになった主翼と胴体を無念の思いで持ち帰り、すぐさま瞬間接着剤を滝のように割れ口に浴びせ、つなぎ合わせる。
それだけでなく、傷口に絆創膏を貼るかのごとく、サンドペーパーで平らに仕上げた割れ口に絹のようなガラス繊維の布(マイクロ・グラス)を瞬間接着剤で貼り倒す。

私の両手の指は瞬間接着剤でゴチゴチに固まり、サンドペーパーで舞い上がった粉で両手だけでなく服も真っ白になる。
しかし、こうして機体は砕けても砕けても、ゾンビのように復活するのだ。

時には直すのに疲れ果てて、作業の途中でメチャクチャに破壊してしまいたい衝動に駆られることもある。
もう、終わりにしたいと思う時もある。
しかし…大抵その度に私の中にある反骨精神が、再び機体に魂を植え付けたがるのだ。
そうして、再び機体は空へ帰って行く。

人は失敗から全てを学んでいくと聞いた。

大袈裟だろう…
馬鹿だと思われるだろう…

しかし、下手の横好きの私も断言する。
ハンド・ランチ・グライダーは、男であることを思い出させる。

「ちくしょう!…ちくしょう!!」


機体から教わったこと…
「悔しかったら、強くなれ!!」