マネー敗戦
抜群に面白い。
レーガン政権下、アメリカはソ連を打ち負かすべく軍事費を
増大させ、財政赤字を拡大させた。その赤字を補ったのが
日本の米国国債購入である。
大蔵省指導のもとで日本の銀行が国債を買い、米国の財政を
支えたのである。
それが一転、プラザ合意によりドルが急落。これは同時に
日本が大量に買い込んだ米国国債の価値の低下を意味する。
ドルに振り回され続けた日本を時系列に添い解説していく。
【書物としてGOOD】 1998年
レーガン政権下、アメリカはソ連を打ち負かすべく軍事費を
増大させ、財政赤字を拡大させた。その赤字を補ったのが
日本の米国国債購入である。
大蔵省指導のもとで日本の銀行が国債を買い、米国の財政を
支えたのである。
それが一転、プラザ合意によりドルが急落。これは同時に
日本が大量に買い込んだ米国国債の価値の低下を意味する。
ドルに振り回され続けた日本を時系列に添い解説していく。
【書物としてGOOD】 1998年
- 吉川 元忠
- マネー敗戦
エコノミストは信用できるか
要所要所での各エコノミストの判断を検証。
悲観論者が得をしているような気もするが。
長谷川慶太郎に輝かしい 過去(オイルショック時に
日本には石油が十分あると力説。)があったことを知る。
ドイツ証券の武者陵司さんがITバブル崩壊を
予見したとして高評価されている。
その武者さんは日本株はバブルと言い続けていたが
昨年末それを撤回。日本株は強いと言い出すや
ご覧の通りである。
「経済論戦」(岩波新書)よりは遙かに読み応えがある。
【通勤用にGOOD】
悲観論者が得をしているような気もするが。
長谷川慶太郎に輝かしい 過去(オイルショック時に
日本には石油が十分あると力説。)があったことを知る。
ドイツ証券の武者陵司さんがITバブル崩壊を
予見したとして高評価されている。
その武者さんは日本株はバブルと言い続けていたが
昨年末それを撤回。日本株は強いと言い出すや
ご覧の通りである。
「経済論戦」(岩波新書)よりは遙かに読み応えがある。
【通勤用にGOOD】
- 東谷 暁
- エコノミストは信用できるか
現代アート入門の入門
日本の美術館は評価が定まらないと収拾しない。
その評価とは海外の評価である。
よって評価が定まった時にはそのアーティストの作品は
海外の美術館に収拾された後となり、日本の美術館は
収拾など出来ないのである。
別段、現代アートの入門書ではない。
【読むほどのものではない】 2002年
その評価とは海外の評価である。
よって評価が定まった時にはそのアーティストの作品は
海外の美術館に収拾された後となり、日本の美術館は
収拾など出来ないのである。
別段、現代アートの入門書ではない。
【読むほどのものではない】 2002年
- 山口 裕美
- 現代アー ト入門の入門
勝負師の妻
藤沢秀行の妻による。
破天荒な旦那を持った妻の回想というと
色川武大の妻たか子による「宿六」という大傑作があるが
それには遠く及ばない。
【他によいものがある】 角川ONEテーマ21 2003年
破天荒な旦那を持った妻の回想というと
色川武大の妻たか子による「宿六」という大傑作があるが
それには遠く及ばない。
【他によいものがある】 角川ONEテーマ21 2003年
- 藤沢 モト
- 勝負師の妻―囲碁棋士・藤沢秀行との五十年
発明立国ニッポンの肖像
「プロパテントウォーズ」の著者による。
裏表紙の写真がまるで違うのが面白い。
日本発の発明品・胃腸薬(漱石の「猫」に出てきたタカジヤスターゼ)
ビタミン(脚気を巡るおなじみのお話)、乾電池(松下幸之助のライバル・
屋井先蔵)、カルピス、ファクシミリ、YAGIアンテナ、電子レンジ、
国産ペニシリン、東京タワー、新幹線、電卓の誕生秘話。
面白いのが電子レンジ。戦前、マイクロ波を利用した殺人兵器を開発。
海軍技術研究所は「殺人光線兵器」を「Z兵器」と呼んだ。アルファベットの
最後の文字に「最終兵器」との思いを込められてある。
戦後米軍によってこの開発資料が接収され、1947年に米国で電子レンジ
誕生となる。
【話のネタ本にGOOD】 2004年
裏表紙の写真がまるで違うのが面白い。
日本発の発明品・胃腸薬(漱石の「猫」に出てきたタカジヤスターゼ)
ビタミン(脚気を巡るおなじみのお話)、乾電池(松下幸之助のライバル・
屋井先蔵)、カルピス、ファクシミリ、YAGIアンテナ、電子レンジ、
国産ペニシリン、東京タワー、新幹線、電卓の誕生秘話。
面白いのが電子レンジ。戦前、マイクロ波を利用した殺人兵器を開発。
海軍技術研究所は「殺人光線兵器」を「Z兵器」と呼んだ。アルファベットの
最後の文字に「最終兵器」との思いを込められてある。
戦後米軍によってこの開発資料が接収され、1947年に米国で電子レンジ
誕生となる。
【話のネタ本にGOOD】 2004年
- 上山 明博
- 発明立国ニッポンの肖像
野垂れ死に
本職の囲碁を極め(本人は「碁のことを一生考え続け、
それでも何も分からなかった男」と謙遜)、飲む打つ買うをも
極めた藤沢秀行の聞き書き。
「大きな声ではいえないが、私が賄う世帯は一軒だけではない。
大変なのだ。くたびれる」
「たまたま用事があって、わが家へ帰る必要ができた。私鉄の駅で
降りたものの、家までの道が分からず、電話で女房を呼んだ。
『オレの家がわからないんだ。一回行っただけだからな駅まで
迎えに来い』」
葛西善蔵や嘉村磯多、川崎長太郎の系譜に属する私小説の傑作で
すらある。
【通勤用にGOOD】 2005年
それでも何も分からなかった男」と謙遜)、飲む打つ買うをも
極めた藤沢秀行の聞き書き。
「大きな声ではいえないが、私が賄う世帯は一軒だけではない。
大変なのだ。くたびれる」
「たまたま用事があって、わが家へ帰る必要ができた。私鉄の駅で
降りたものの、家までの道が分からず、電話で女房を呼んだ。
『オレの家がわからないんだ。一回行っただけだからな駅まで
迎えに来い』」
葛西善蔵や嘉村磯多、川崎長太郎の系譜に属する私小説の傑作で
すらある。
【通勤用にGOOD】 2005年
-
- 藤沢 秀行
- 野垂れ死に
男の引き際
江夏豊・寺尾・本田総一郎と藤沢武雄・堀田力・鐘ヶ江管一・
池永正明・荒井注・小出義雄の引き際。
さっさとやめればそれでよいわけではないことを、著者は
最後にフォローしている。
城山三郎の「賢人たちの世」(自民党長老の前尾繁三郎・灘尾弘吉・
椎名悦三郎の輝かしい晩節)がいい例で、老齢政治家の扱いは難しい。
【わざわざ読むほどのものではない】 2004年
池永正明・荒井注・小出義雄の引き際。
さっさとやめればそれでよいわけではないことを、著者は
最後にフォローしている。
城山三郎の「賢人たちの世」(自民党長老の前尾繁三郎・灘尾弘吉・
椎名悦三郎の輝かしい晩節)がいい例で、老齢政治家の扱いは難しい。
【わざわざ読むほどのものではない】 2004年
-
- 黒井 克行
- 男の引き際
プロパテント・ウォーズ
副題に「国際特許戦争の舞台裏」とあるが
半分以上が過去 のお話で
まるでホットな話題を扱っている感じがしない。
南北戦争の際にリンカーンの元に一攫千金を狙う発明家が
新兵器のアイディアを持ち込み、それをリンカーン直々に
実践に使えそうなものをチョイス。
連発式ライフル銃、地雷、装甲車、潜水艦、軍事観測気球を
戦場に送り込む。
いっそのことこれだけで一冊にした方がまだ良いように思う。
【読むほどのものではない】 2000年
半分以上が過去 のお話で
まるでホットな話題を扱っている感じがしない。
南北戦争の際にリンカーンの元に一攫千金を狙う発明家が
新兵器のアイディアを持ち込み、それをリンカーン直々に
実践に使えそうなものをチョイス。
連発式ライフル銃、地雷、装甲車、潜水艦、軍事観測気球を
戦場に送り込む。
いっそのことこれだけで一冊にした方がまだ良いように思う。
【読むほどのものではない】 2000年
- 上山 明博
- プロパテント・ウォーズ―国際特許戦争の舞台裏