中央線で読む新書 -14ページ目

失敗は予測できる

あまりに面白く一気に読める。失敗のデータベースをもとに、工業製品の故障から各種の事故、組織の失敗
などの原因を紹介。読み手それぞれにそれぞれ得るものがありましょうか。

【書物としてGOOD】 2007年
中尾 政之
失敗は予測できる (光文社新書 313)

売れないのは誰のせい?

事例が少なく、一般化の作業も行われておらず。新潮新書だからか。

【つまみ読みに】 2007年
山本 直人
売れないのは誰のせい?―最新マーケティング入門 (新潮新書 220)

カレーライスの誕生

カレーライスによって肉を喰い玉葱を食い始めた日本人の食物誌。軍隊のボリュームが少ない。

【つまみ読みに】 講談社選書 2002年
小菅 桂子
カレーライスの誕生 (講談社選書メチエ)

老いてゆくアジア

経済成長に人口増は必要な要素であるが、日本のみならずアジア全体が少子高齢化である。例えば倍加年数(高齢率7%から14%になるのに要した年数)は、フランスが115年、スウェーデン85年、イギリス47年、ドイツ40年に対して、日本は24年。韓国は18年の見通し、シンガポールは16年の見通し、ベトナムは18年の見通しである。

【通勤用にGOOD】 2007年
大泉 啓一郎
老いてゆくアジア―繁栄の構図が変わるとき (中公新書 1914)

サバがトロより高くなる日

危うい水産資源の現状。乱獲から代用魚などまで網羅。マグロロンダリングなどが面白い。
またウナギの生態は謎だらけでニホンウナギの産卵場所が突き止められたのは1991年のこと。(サイパン沖)

【通勤用にGOOD】 2005年
井田 徹治
サバがトロより高くなる日

日本を降りる若者たち

タイやワーキングホリデーに出かけ「外こもり」する若者。その若者像までは追われて居らず。

【つまみ読みに】 2007年
下川 裕治
日本を降りる若者たち (講談社現代新書)

自民党はなぜ潰れないのか

村上天皇・平野貞夫・筆坂秀世の鼎談第二弾。
参議院なんかいらない 」は参院には予算議決権はいらないから決算議決権に特化させ会計検査院を
参院の機関とせよ…などの提言があったが、今回のは現在の政局と裏話に留まる。

・小沢が新進党時代に平野を経由して麻生太郎に麻生新党を持ちかける。(51)
・「KSD事件のときに新聞記者が私の家の前まで来て、「これがほんとに村上正邦の家なの。議員会長
 の家じゃないでしょう」と言って、車を降りず、素通りしたっていうんだから」と質素な家に住む村上。
・自民党分裂時、小沢の本命は後藤田。ところが中西啓介が後藤田の秘書だった県議会議員を新生党
 から立候補させて後藤田が怒り、後藤田擁立は潰れる。(229)

途中で亀井静香が加わり。自社さ政権樹立の裏話。社会党左派の取り込みの功労者は白川勝彦と伊
東秀子。亀井や白川ら反創価学会色の強い自民党議員が自社さ政権をつくり、自民党を政権復帰させ、
その後彼らは次々と切り捨てられていく。

【話のネタ本にGOOD】 2007年
村上 正邦
自民党はなぜ潰れないのか―激動する政治の読み方 (幻冬舎新書 む 1-2)

決断力

一般性のある読み物に向かわせ過ぎ。
考えることを極めた職業・棋士、そのの世界に特化してくれた方が読み応えはあったろう。

【つまみ読みにGOOD】 2005年
羽生 善治
決断力 (角川oneテーマ21)

ウェブ時代をゆく

ウェブ+梅田で出せば売れるということで。
副題に「いかに働き、いかに学ぶか」、そこまでウェブに気を取られなければならないのか。

【わざわざ読むほどのものではない】 2007年
梅田 望夫
ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書 687)

web2.0でビジネスが変わる

書き捨て・出版し捨てな消費される新書。

【すでに役割を終えている】 2006年
神田 敏晶
Web2.0でビジネスが変わる [ソフトバンク新書]