「Bar BAKER(バー・ベイカー)」のブログ。 -27ページ目

「Bar BAKER(バー・ベイカー)」のブログ。

日野市・豊田駅北口「Bar BAKER(バー・ベイカー)」店主のブログです。ウイスキー、ジン、カクテルなど、こだわりの洋酒と音楽。落ち着いた空間で、一息つきませんか?
おひとりさま、初めての方、女性の方も、お気軽にどうぞ。

8月も最終週になりました。暑すぎるせいか、いまひとつ活気のない日々が続いていますが、何とかいい流れに戻して9月に繋げていきたいものです。みなさま、応援よろしくお願いします。

 

本日(27日)は、日曜日ですが当店は通常営業しています。お時間がございましたら、一息つきに来ませんか? お待ちしております。なお、来週の日曜日(9月3日)は、お休みをいただく予定であります。

 

ここで、アルバム紹介でも書こうかと思います。ここ2回は、PAT MORAN、SONNY CLARKと、ピアニストが続いていますが、今回は僕が最も好きなピアニスト(誕生日が僕と一緒なので勝手に親近感も抱いている)、エヴァンス先生こと、BILL EVANSを取り上げてみます。

 

 

EASY TO LOVE / BILL EVANS / RIVERSIDE

 

幾多の才能がひしめくジャズ・ピアニストたちの中でも、屈指の影響力と人気を誇るピアノの巨人の1人として必ず挙げられるのが、BILL EVANSではないでしょうか。それまでの黒人中心のジャズ界においては珍しい白人であること、クラシック音楽の影響を大きく受けた繊細で複雑な和音、ピアノ・トリオ(ピアノ、ベース、ドラムス)の概念を覆す三者対等のインタープレイなど、EVANSの音楽を語る際によく言われることですが、彼の音楽を聴いていると、そういった理屈を超えて心を揺さぶられるものがあるように感じます。EVANSといえば、1959年にSCOTT LAFARO(ベース)、PAUL MOTIAN(ドラムス)と結成した第1期ピアノ・トリオが非常に有名ですが、1961年、LAFAROが交通事故で急逝してしまったことにより、その短い活動に終止符を打つことになりました。本作は、LAFAROの死後、理想の共演者を求めて試行錯誤していた時期に吹き込まれたソロ・セッションで、1962年の録音であります。この時期のEVANSは精神的に不安定で、本作のレコーディングでも4曲を吹き込んだ時点で演奏を続けることができなくなり、セッションそのものが打ち切られています。そんな状態での吹き込みですが、10分を超える長尺の「DANNY BOY」はEVANS屈指の名演としても知られ、あれこれ言うのが野暮に感じられるような、寂しい美しさがあります。その他の収録曲を見ると、かなりのスロー・テンポで奏でられる「LIKE SOMEONE IN LOVE」は若干ダレる印象がありますが、「EASY TO LOVE」、「IN YOUR OWN SWEET WAY」の2曲は素晴らしい出来です。4曲だけではアルバム1枚には足りないため、本作ではキャリア初期のソロ・ピアノ録音も併せて収録されています。初リーダー作「NEW JAZZ CONCEPTIONS」(riverside)からは、有名な「WALTZ FOR DEBBY」の初期バージョン、晩年まで愛奏し続けた「MY ROMANCE」など、セカンド・リーダー作「EVERYBODY DIGS」(riverside)からは、EVANSのソロ・ピアノの評価を一気に高めた「PEACE PIECE」、その原型の「SOME OTHER TIME」などが収録されています。とはいえ、アルバム全体を通して聴いてみて、突出しているのはやはり「DANNY BOY」であり、いちだんと音が病んでいて美しいところに、強く惹かれるものがありますよ。BILL EVANSといえば、圧倒的にピアノ・トリオが有名ですが、ソロ・ピアノも負けず劣らず素晴らしいので、今回はソロ・ピアノのアルバムを紹介してみました。

 

Bar BAKER

 

日野市多摩平1-5-12 タカラ豊田ホームズ107

 

お盆休み期間も終わり、日常が戻ってきましたが、台風や猛暑の影響もあり、いまひとつ活気のない日々が続いています。いつも来てくれている面々を含め、みなさま、応援よろしくお願いします。

 

本日(20日)は、当店はお休みをいただきます。また月曜日以降、お待ちしておりますので、よろしくお願いします。なお、来週の日曜日(27日)は、営業する予定であります。

 

昨日(19日)は、当店の定例会こと、「第71回オールド&レア・ボトル会」を開催しました。この会は「ひとりではなかなか開けられない昔のボトルや珍しいボトルを思い切って開けて、皆で雑に飲もうよ」という趣旨で、こういったイベントを通して、お客さん同士、当店や僕も含めて、いろいろなつながりが生まれたり深まったりしてくれたら、という思いで、基本的に毎月開催しています。

 

 

画像は、左から、ベル12年(旧)、キングスバリー・ゴールド・ブナハーブン2004・13年、ルスタウ・プエルト、ルスタウ・イースト・インディア。「ベル12年(旧)」は、スコットランド本国で特に人気の高いブレンデッド・スコッチ、ベルの12年ものです。ラベルなどから1990年代のボトルと推測されますが、保存状態もよく、適度にスモーキーでバランスの取れた味わいでした。現行品のベルはノンエイジのスタンダード品しかありませんが、このボトルは12年熟成だけあって、香り、味わいともに深みが増しており、アルコールの角の取れたオールド・ボトルらしい、まろやかな口あたりでした。

 

「キングスバリー・ゴールド・ブナハーブン2004・13年」は、名門ボトラーズ、キングスバリー社の樽出し原酒、ゴールド・シリーズのひとつです。アイラ島のブナハーブン蒸溜所のシェリー樽熟成シングルモルト原酒を、シングルカスク(単一樽)のノンチル(無濾過)、ノンカラー(無着色)、カスクストレングス(樽出し)で瓶詰めしたものです。香り、味わいともに非常に濃厚なシェリー感があり、今回のラインナップの中でも突き抜けた美味しさでした。毎度お馴染み、Fさんからの寄贈品です。いつもありがとうございます。

 

「ルスタウ・プエルト」は、シェリーの名門、ルスタウ社のファミリアール・ラインナップのひとつです。パロミノ原酒を酵母被膜下で熟成させた、すっきり辛口のフィノ・タイプで、ソレラ・システムで4年程熟成を施しています。

 

「ルスタウ・イースト・インディア」は、同じくルスタウ社のオリジナル・ラインナップのひとつです。パロミノ原酒を酸化熟成させたオロロソと、極甘口の高級品種、ペドロヒメネスをブレンドしたクリーム・タイプで、ソレラ・システムで15年程熟成を施しています。なお、銘柄名は東インド貿易に由来しており、当時の製法を再現しているそうです。

 

そして、ベリーたっぷりのマンゴープリン(?)を作ってきてくれたUさん、ありがとうございました。シェリーとの相性も抜群でした。

 

 

秋田県の名産品、いぶりがっこ。Kくんからのお土産です。いつもありがとう。今回のベルやブナハーブンのようなスモーキーなウイスキーによく合います。

 

 

僕は、ウインナー芋・カレー風味を作りました。旨味を引き出すために、今回は厚切りベーコンも使いました。

 

 

楽しい会が続いているのは、皆のおかげです。いつもありがとうございます。また来月も、定例会、ゆるい会のダブル開催を予定しています。席に余裕があれば、飛び入り参加できる場合もありますが、予約していただくと、おつまみなども確実に用意できます。新メンバーも随時募集中ですので、興味のある方は、お気軽にお問合せください。

 

P.S.私事ではありますが、先日、誕生日を迎えました。とくに告知していたわけではありませんが、お祝いに来てくれたみなさま、メッセージなどをくれたみなさま、ありがとうございました。プレゼントも大感謝です。今後とも、よろしくお願いします!

 

近所の喫茶店「BEATRICE(ベアトリーチェ)」のママより、和歌山県の熊野ウイスキー。

 

 

Uさんより、スコッチ・ウイスキーのグレングラント・アルボラリス。

 

 

Kくんより、台湾ウイスキーのカバラン・トリプル・シェリーカスク。

 

 

Yちゃんより、塩キャラメル・クッキーと殻付きアーモンド。

 

 

みなさま、ありがとうございます。とても嬉しいです。

 

Bar BAKER

 

日野市多摩平1-5-12 タカラ豊田ホームズ107

 

8月も中旬に入りました。世間的には、お盆休み期間ですね。帰省や旅行など、お出かけしている方も多いかと思いますが、お盆期間中も、13日(日)を含め、当店は通常営業していますので、お時間がございましたら、一息つきに来ませんか? お待ちしております。なお、来週の日曜日(20日)は、お休みをいただく予定であります。

 

前回記事でも書きましたが、7年ほど使っていたスマートフォンが暑さにやられたのか、突然故障してしまい、基本的に毎日投稿しているインスタグラムが途切れてしまいましたが、久しぶりの機種変更を経て復活しましたので、またよろしくお願いします。久しぶりに新機種になったら、メモリ容量や解像度など、様々な性能が向上しているのはもちろんですが、端子の形が丸っこく変わっていたり、充電用の卓上ホルダー(以前は付属してましたよね)が無くなっていたり、何だかいろいろ変わっていて、時の流れを感じましたよ。

 

昨日(12日)は、わりと好評なので、ゆるい会の第9弾として「ゆるい8月会」を開催しましたが、今回は立て続けに直前キャンセルがあり、よく言えば少数精鋭による開催となりました。定例会のように気合は入っておらず、ゆるいラインナップを飲みながら、こってりマフィンを食べて、ゆるい(チルい?)時間を過ごそうよという、まったりとしたイベントですが、ゆるい空気感が好きという方々もいて、新規参入もしやすいかと思いますので、興味のある方は、ぜひお問合せください。

 

 

画像は、左から、房総ウイスキー、ジョニーウォーカー・ブロンド、ボルジェス・マデイラ・ドライ、檸檬酒(にんもんちゅう)。「房総ウイスキー」は、千葉県の須藤本家製の地ウイスキーで、自社製モルト原酒とスコッチのバルク原酒のブレンドです。千葉県初の地ウイスキーという触れ込みで売られていて、以前から気になっていたのですが、今回、ゆるい会用に買ってみました。正直言って、全体的に若くて粗いというか、アルコール感も強いのですが、味わいそのものはわりと普通でクセのない感じです。元千葉県民としては、今後に期待したいところです。

 

「ジョニーウォーカー・ブロンド」は、ブレンデッド・スコッチの最大手、ジョニーウォーカーの変化球で、カクテルなどのブレンドに適した軽めの仕上がりになっています。グレンモーレンジィ・Xに代表される最近の流行りを取り入れた感じですね。ミックスやブレンドを邪魔しないように軽い味わいになっていますが、奥底にはジョニーウォーカーらしさも感じられ、そのまま飲んでも普通に美味しいです。こういった商品もさらっと作り出せるところに、ジョニーウォーカーの強さというか、底力を感じますね。

 

「ボルジェス・マデイラ・ドライ」は、マデイラの名門、ボルジェス社の辛口タイプです。シェリー、ポートワイン、マデイラは、酒精強化ワインの代表格としてあげられることが多いですが、産地の違いだけでなく、製法にもそれぞれの特徴があります。マデイラは、その名の通り、ポルトガル領のマデイラ島で造られており、葡萄を原料とする酒精強化ワインである点はポートワインと共通していますが、熟成させるときに加熱処理を施して強制的に酸化を早める、加熱熟成をしているところが最大の特徴です。もともと酸化しているため、劣化することがほとんどなく、開栓後も長期間の保存が可能となっています。香り、味わいともに濃厚で、シェリーやポートとも一味違った魅力があります。

 

「檸檬酒(にんもんちゅう)」は、このところ、ゆるい会のブームになっている永昌源の中国果実酒シリーズ(2017年からキリンが販売を手掛けている)のひとつで、レモンピール(檸檬の皮)を漬け込んで造られています。果汁由来の酸っぱさとピール由来の渋みが混ざり合って、いい具合でした。永昌源の中国果実酒では「杏露酒」が圧倒的に有名ですが、こういった兄弟銘柄を飲んでみるのも楽しいですね。

 

今回のマフィンは、新作として、柚子味噌風味芋マフィンを作りました。柚子と白味噌を練り込んだ芋にチーズをかけて焼いて、トッピングに乾燥柚子と葱を加えました。意外な組み合わせですが、お代わりしてくれるくらい、みなさんにも好評だったので、また作ろうと思います。

 

 

先日、Yちゃんからお土産でいただいた静岡三煎も使わせてもらいました。いつもありがとう。

 

 

そして、今回は僕と同じ8月生まれ(実は誕生日も一緒)ということで、BGMには、ジャズ・ピアノの巨人、エヴァンス先生こと、BILL EVANSのみ、かけていましたよ。ゆるい会とは別に、たまたま初めてきたお客さんが反応してくれて、ちょっと嬉しかったです。

 

 

AT THE VILLAGE VANGUARD / BILL EVANS / RIVERSIDE

 

本作のレコーディングから11日後、交通事故により他界してしまった天才ベース奏者、SCOTT LAFAROが参加していた第1期レギュラー・トリオ、最後のライヴ録音。

 

ゆるい会、定例会、ともに、新規参入メンバーも大歓迎です。基本的に毎月開催していますので、興味のある方は、ぜひお問合せください。

 

Bar BAKER

 

日野市多摩平1-5-12 タカラ豊田ホームズ107

 

8月に入りましたが、相変わらずの猛暑続きで、何だか疲れますね。そんな中でも、この週末(4日、5日、6日の3日間)、近隣では八王子まつりが開催されていますし、昨晩(5日)は、近所の第七公園で盆踊りが開催されたりと、夏の風物詩が復活してきているので、街に活気が戻ってくれることを期待したいです。みなさま、当店も応援よろしくお願いします。

 

本日(6日)は、当店はお休みをいただきます。また月曜日以降、お待ちしておりますので、よろしくお願いします。なお、来週の日曜日(13日)は、営業する予定であります。

 

ここで、お知らせです。当店からの情報発信として、基本的に、このブログは週1回、インスタグラム(Instagram)は毎日1回、投稿しているわけですが、昨日の午後、スマートフォンが故障してしまい、インスタグラムの投稿ができなくなってしまいました。機種変更をしようとしたら取り寄せになってしまったので、即日復旧はできませんでしたが、インスタグラムのフォロワーのみなさん(ブログのフォロワーは90人程しかいませんが、インスタグラムのフォロワーは1200人程いるので、全然違うのですよ)、復活したら、またよろしくお願いします(インスタ組のみなさんがどの程度、このブログを見ているかわかりませんが)。

 

いろいろと前置きが長くなりましたが、ここで毎月恒例、7月末締めの当店での人気ランキングを見てみたいと思います。

 

それでは、さっそく・・・。

 

 1位 タンカレー

 2位 ジョニーウォーカー

 3位 サンデマン

 4位 ブラックニッカ

 5位 角瓶

 6位 オールド

 7位 アップルワイン

 8位 ラフロイグ

 9位 スーパーニッカ

10位 響

 

11位 タリスカー

12位 プリマス

13位 アードベッグ

14位 バランタイン

15位 カティサーク

16位 エギュベル

17位 カリラ

18位 ラガヴーリン

19位 バッファロートレース

20位 ヘイマン

 

21位 ゴードン

22位 ヘネシー

23位 山崎

24位 ビーフィーター

25位 ボウモア

26位 ブッシュミルズ

27位 竹鶴

28位 グレンファークラス

29位 キャプテンモルガン

30位 ローヤル

 

 

画像は、左から、バカルディ8年(エイト)、トミントール・シェレー、角瓶。「バカルディ8年(エイト)」は、ラムの最大手、バカルディの上級品です。その名の通り、オーク樽で8年熟成を施しており、突出した何かがあるわけではありませんが、熟成ラムの基本形のようなバランスのよい仕上がりです。ストレートやロックでも美味しいですし、コーラ割りにすると、ちょっと贅沢なキューバリブレになりますよ。

 

「トミントール・シェレー」は、スコットランド北部、スペイサイド地方産のシングルモルト・ウイスキー、トミントールの限定品で、香り高いオロロソ・シェリー樽で熟成を施した原酒をブレンドした後、再度、オロロソ・シェリー樽で後熟を施しています。スペイサイドならではのクセのない原酒に濃厚なシェリー感が加わっているので、シェリー風ウイスキーが好きな方にはおススメですよ。

 

「角瓶」は、サントリーの誇る大定番ウイスキーで、当店でも主にハイボール要員として、安定した人気があります。残念ながら、この7月から20%値上げされてしまい、以前ほどのお手頃感はなくなってしまいましたが、やはり昔からの角瓶党の方々にとっては馴染み深い1本であり続けるでしょうね。当店では、普通の「角瓶(黄角)」のほか、「白角」、「復刻角」、「プレミアム角」とバリエーションもありますので、いろいろお試しください。

 

今回のランキングでも大きな動きはありませんでしたが、14位のバランタイン、26位のブッシュミルズなど、僅差のところもあり、上位勢では、5位の角瓶が徐々に差を詰めていて、4位への再浮上を窺っているので、今後の動きに注目です。

 

長くなりますが、もうひとつ。一部の方々に人気のフルーツ・コンポートですが、先週から夏仕様になり、梨のラム煮に切り替わっています。お好きな方は、ぜひどうぞ。林檎のブランデー煮と見た目が変わらないのは、ご愛敬ということで(笑)。

 

 

Bar BAKER

 

日野市多摩平1-5-12 タカラ豊田ホームズ107

 

7月も残りわずかとなりましたが、連日の猛暑の影響もあるのか、いまひとつ活気のない日々が続いています。店側としては、お客さんが来たいときに来れるように、いつも店を開けて待っていることしかできないので、普段から来てくれている面々も含め、みなさま、応援よろしくお願いします。

 

本日(30日)は、日曜日ですが当店は通常営業しています。暑くなりそうですが、お時間がございましたら、一息つきに来ませんか? お待ちしております。なお、来週の日曜日(8月6日)は、お休みをいただく予定であります。

 

ここで再び、音楽ネタでも。先日、紹介記事を書いたPAT MORANのジャケット同様、美脚ジャケットでも有名で、内容的にもジャズ入門用として、必ずと言っていいほどおススメされる(僕もジャズを聴き始めた頃、よく聴いていました)、大定番の1枚を取り上げてみたいと思います。

 

 

COOL STRUTTIN’ / SONNY CLARK / BLUE NOTE

 

クールなジャケット・デザイン、そして演奏の格好良さ、目にも耳にも心地よい傑作で、わずか31歳で夭折してしまったピアニスト、SONNY CLARKの代表作であるだけでなく、とくに日本においてはモダン・ジャズを代表する1枚としても知られている超有名盤です。ジャケットにも記載されていますが、メンバーは、ART FARMER(トランペット)、JACKIE McLEAN(アルト・サックス)の2管をフロントに、SONNY CLARK(ピアノ)、PAUL CHAMBERS(ベース)、PHILLY JOE JONES(ドラムス)によるリズム隊を加えたクインテット編成(現在から考えると、すごいメンバーが揃っていますね)で、1958年の録音であります。全6曲のうち、半数の3曲がCLARK自身によるオリジナル曲ですが、とくに冒頭のアルバム・タイトル曲「COOL STRUTTIN’」と、2曲目の「BLUE MINOR」はとても有名で、あのクールで印象的なメロディをどこかで聴いたことがあるという人も多いのではないかと思います。本作の演奏の格好良さについて考えてみると、フロント2人の管楽器のホットな演奏に対して、引きずるようなタッチで、どことなく陰のあるCLARKのピアノ、そして、MILES DAVISのバンドから借りてきた売れっ子リズム隊、CHAMBERS、PHILLY JOEの2人による堅実に刻まれるリズムが絶妙に絡み合っているところ、つまり、ただ熱いだけではないところが、痺れるのではないかと思います。ジャズを聴き始めた頃、夢中になって聴いていたアルバムではありますが、久しぶりにあらためて聴いてみると、やはり格好いいですね。ちなみに、この「COOL STRUTTIN’」1枚だけで日本では大スター扱いされているSONNY CLARKですが、意外なことに本国のアメリカにおいては、それほど人気がなく、いわゆる通好みのピアニストとして扱われていたそうです。地域性の違いというか、好みの違いというか、いろいろ垣間見えて、面白いですね。

 

最近のアルバム紹介では、CHET BAKER関連ではない番外編が続いていますが、今回はクールな美脚ジャケット繋がりで、モダン・ジャズの大定番の1枚を取り上げてみました。

 

Bar BAKER

 

日野市多摩平1-5-12 タカラ豊田ホームズ107