「Bar BAKER(バー・ベイカー)」のブログ。

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日野市・豊田駅北口「Bar BAKER(バー・ベイカー)」店主のブログです。ウイスキー、ジン、カクテルなど、こだわりの洋酒と音楽。落ち着いた空間で、一息つきませんか?


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3月も残すところ1週間となりました。先日、東京でも桜の開花が宣言されましたが、この週末は冬の寒さが戻っています。体調を崩さないように気をつけて、年度末を乗り切りたいものですね。本日(24日)は、日曜日ですが当店は営業致します。天気は回復しそうですし、お時間がございましたら、一息つきに来ませんか? お待ちしております。なお、来週の日曜日(31日)は、お休みをいただく予定であります。

 

昨日(23日)は、当店にて、「第18回オールド&レア・ボトル会」を開催しました。参加してくれたみなさま、ありがとうございました。今回は残念ながら定員が埋まらないままの開催となってしまいましたが、来月は開業月でもあるので、皆に楽しんでもらえるように努めたいと思います。この会は「ひとりではなかなか開けられない昔のボトルや珍しいボトルを思い切って開けて、皆で雑に飲もうよ」という趣旨で、基本的に毎月開催しています。こういったイベントを通して、お客さん同士、当店や僕も含め、いろいろなつながりが生まれたり深まったりしてくれたら、とても嬉しいです。

 

今回は「スコッチ・ウイスキー」の会でした。

 

 

画像は、左から、バランタイン12年・ゴールドシール、ロッホ・ローモンド12年・オーガニック・シングルモルト、サムシング・スペシャル。「バランタイン12年・ゴールドシール」は、ブレンデッド・スコッチの3大銘柄のひとつ、バランタインのプチ上級品です。「ゴールドシール」の名は、高品質の証に由来しているそうです。ラベルなどから1990年代の免税市場向けのボトルと推測されますが、樽から来るバニラっぽい甘さがあり、程よい熟成感もあってバランスよく飲みやすい、いかにもバランタインらしい仕上がりでした。

 

「ロッホ・ローモンド12年・オーガニック・シングルモルト」は、ハイランド地方のロッホ・ローモンド蒸溜所による、オーガニック栽培の大麦を原料に蒸溜したシングルモルト・ウイスキーです。同蒸溜所では単式蒸溜器だけでなく連続式蒸溜機も稼働しており、単一の蒸溜所でモルトとグレーンを蒸溜できる、スコットランドでは珍しい存在です。モルト・ウイスキー、グレーン・ウイスキー、ブレンデッド・ウイスキーをそれぞれ製造しているほか、原酒の個性によって複数の銘柄を作り分けています。無濾過、無着色、ハイプルーフ(やや高度数)の限定品で、飲み口は最初はあっさりしているものの、口に残る独特の余韻がありました。何と表現したらいいのか、よくわかりませんが、とりあえずオーガニックということで(笑)。

 

「サムシング・スペシャル」は、イギリス王室御用達のブレンデッド・スコッチで、エリザベス女王が来日した際、晩餐会で使われたことでも有名です。ラベルなどから1990年代のボトルと推測されますが、味わいのほうは、銘柄名の「特別な何か」を感じることはなく、バランタインと比べると甘さ控えめで地味ながらもバランスの取れた仕上がりでした。今回、このボトルを選んだのは、昨年の3月に思いもかけないかたちで別れが訪れてしまったHくんを偲ぶ意味もありました。普段からよく来てくれていて、このボトル会も初期から参加しており、珍しいボトルを探していろいろな酒屋を巡っていた彼が最初に持ち込んでくれたのが、この「サムシング・スペシャル」の特級ボトル(80年代)でした。昨日の会とは別に、命日の前後にも何人か献杯に来てくれて、彼を偲ぶことができました。

 

今回も貴重なボトルが揃い、それぞれ楽しむことができました。ボトルを持ち込んでくれたFさん、おつまみ(いつもより豪華だった!)を作ってきてくれたSくん、差し入れをいただいたMさん、Kさん、Nさん、ありがとうございました。楽しい会が続いているのは、皆の好意のおかげです。いつもありがとうございます。

 

また来月も企画するので(ノンジャンル・豪華版の予定)、興味のある方は、ぜひご参加ください。定員に達していても、遅い時間などに空きができれば参加できますので、お問い合わせくださいね。

 

Bar BAKER

 

日野市多摩平1-5-12 タカラ豊田ホームズ107

 


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3月も折り返しを過ぎました。年度末に向けて忙しい日々を過ごしている方も多いかと思いますが、合間に一息つきたくなったら、ぜひ当店へお越しください。本日(17日)は、当店はお休みをいただきます。また月曜日以降、お待ちしておりますので、よろしくお願い致します。なお、来週の日曜日(24日)は、営業する予定であります。

 

さて、今回はCHET BAKERのレコードを紹介してみたいと思います。今回の盤は、CHETにとっては珍しいビッグバンドとの共演ライヴであります。

 

 

「THE LEGACY」 (enja)

 

1945年にドイツで設立されたNDR(North German Radio)ビッグバンドとの共演ライヴで、1987年の録音であります。NDRビッグバンドは、DIETER GLAWISCHNIGを音楽監督に、管楽器が13人(トランペット4人、トロンボーン3人、バス・トロンボーン1人、アルト・サックス2人、テナー・サックス2人、バリトン・サックス1人)に、ヴィブラフォン、ピアノ、ギター、ベース、ドラムスの5人によるリズム・セクションを加えた18人編成の大所帯です。有名どころでは、いわゆるウエスト・コースト・ジャズが流行った1950年代にCHETとも親交のあったHERB GELLER(アルト・サックス)、WALTER NORRIS(ピアノ)が参加しているほか、ピアノの巨人、BILL EVANSとも共演しているALEX RIEL(ドラムス)も参加しています。1日遅れて来たそうですが、CHETにしては珍しくリハーサルにも参加して臨んだそうで、本作のCHETは非常に好調で、輝かしく深みのあるトランペットを存分に堪能できます。選曲もCHETに寄せており、「HOW DEEP IS THE OCEAN」、「MISTER B」、「IN YOUR OWN SWEET WAY」、「DOLPHIN DANCE」といったお馴染みの曲のほか、「HERE’S THAT RAINY DAY」、「ALL OF YOU」といったスタンダード曲などが並んでいますが、ちょっと珍しい選曲としてMJQの「DJANGO」も取り上げています。譜面が読めず、感覚としてはわかるものの、コード記号も理解していなかったCHETがビッグバンドと共演するのは大変だったのではないかと思いますが、いつものように耳だけを頼りに卒なくこなしています。本作にはヴォーカル曲はなく、CHETはトランペットに専念しているので、好調時の彼の演奏をじっくりと味わうことができますよ。CHETの遺族が監修しているレガシー・シリーズ(Vol.4まで発売)の第1作(Vol.1)にして、最高傑作ではないかと思います。

 

みなさま、ぜひ「BAKER」へお越しくださいませ。初めての方もお気軽にどうぞ。お待ちしております。

 

Bar BAKER

 

日野市多摩平1-5-12 タカラ豊田ホームズ107

 


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3月も中旬に入ろうとしています。今月は雨も多いせいか、残念ながら活気のない日々が続いていますが、そろそろ流れが変わってほしいものです。本日(10日)は、日曜日ですが当店は営業致します。夜遅い時間帯の天気が心配ではありますが、お時間がございましたら、一息つきに来ませんか? お待ちしております。なお、来週の日曜日(17日)は、お休みをいただく予定であります。

 

さて、今回はCHET BAKERへ捧げられたアルバムを紹介してみたいと思います。今回の盤は、CHETの音楽精神を引き継ぐバンドによる素敵なスタンダード集です。

 

 

「JAZZ LOVE NOTES ALBUM」 (temca)

 

晩年のCHETと親交のあったヒロ川島(トランペット)さんをリーダーに、井上真紀(ヴォーカル)さん、田辺充邦(ギター)さん、松本雄二(ベース)さん、ソミー正和(ドラムス)さんによるバンド、LOVE NOTES(ラブ・ノーツ)によるアルバムで、1998~99年の録音であります。1999年、CHET BAKER生誕70周年を記念して、テレビの深夜枠で「JAZZ LOVE NOTES」という番組が半年間、放映されました。毎回1曲、スタンダード曲を取り上げ、LOVE NOTESの演奏の様子とともに歌詞の字幕が流れるという構成で、全編モノクロで統一されたスタイリッシュな映像美も素敵でした。本作は、この番組を再構成してアルバムとしてまとめたもので、映像も含めて楽しめるDVDアルバムになっています。テレビ放送時のオープニングで「CHETに捧ぐ」という字幕とともに流れていた「LOVE NOTES OPENING THEME」は、「FOR MINORS ONLY」のCHETのソロ・パートに歌詞を載せたものです。取り上げている曲目を見ると、「AUTUMN IN NEW YORK」、「STELLA BY STARLIGHT」、「YOU’D BE SO NICE TO COME HOME TO」、「THIS TIME THE DREAM’S ON ME」など、CHETも演奏していた曲に加えて、「DINDI」、「PHOTOGRAPH」といったボサノヴァも演奏しています。ヒロさんの優しいトランペットと真紀さんの美しいヴォーカルのコンビの素晴らしさはもちろんですが、田辺さんの繊細なギターをはじめとしたメンバーたちの演奏も含め、聴いてよし、観てよしの1枚になっています。途中で挟まっているモノローグ・パートでは、来日時のCHETと若き日のヒロさんとの共演映像も収められていますが、「このセッションから楽器を鳴らすことと楽器を通して唄うことの違いを知った」というヒロさんのコメントが印象的で、CHETから愛用のトランペットを譲り受けた経緯も語られています。エンディングでは「MILESTONES」が流れ、格好よく終わります。この番組のセッションに新たに録音した曲も加えて、「QUIET NIGHT WITH LOVE NOTES」(2001年)、「THE GIFT OF LOVE NOTES」(2002年)の2枚がCDアルバムとして発売されましたが、DVDアルバムにしか収録されていない曲もあるので両方チェックしてみるといいですよ。

 

みなさま、ぜひ「BAKER」へお越しくださいませ。初めての方もお気軽にどうぞ。お待ちしております。

 

Bar BAKER

 

日野市多摩平1-5-12 タカラ豊田ホームズ107

 


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3月がスタートしました。少しずつ気温も上がってきて春を感じますが、花粉の飛散も多くなっているので、気をつけたいところですね。本日(3日)は、当店はお休みをいただきます。また月曜日以降、お待ちしておりますので、よろしくお願い致します。なお、来週の日曜日(10日)は、営業する予定であります。

 

さて、毎月恒例となりましたが、2月末締めの当店での人気ランキングを見てみたいと思います。今回も、トップ10圏内で入れ替わりがありました。

 

それでは、さっそく・・・

 

 1位 ブラックニッカ

 2位 角瓶

 3位 タンカレー

 4位 オールド

 5位 ラフロイグ

 6位 アップルワイン

 7位 プリマス

 8位 スーパーニッカ

 9位 アードベッグ

10位 カリラ

 

11位 ラガヴーリン

12位 カティサーク

13位 ジョニーウォーカー

14位 エギュベル

15位 ヘイマン

16位 ボウモア

17位 山崎

18位 タリスカー

19位 響

20位 ゴードン

 

21位 グレンファークラス

22位 ビーフィーター

23位 竹鶴

24位 余市

25位 キャプテン・モルガン

26位 ジムビーム

27位 No.3

28位 バランタイン

29位 スタルカ

30位 宮城峡

 

 

画像は、左から、プリマス・ジン、カティサーク12年・旧ボトル、オールド・特級。「プリマス」は、ドライ・ジンの老舗のひとつで、イングランド南部のプリマス港に蒸溜所があります。同地にはイギリス海軍の基地があるため、プリマス・ジンは海軍御用達としても愛されてきました。元々は修道院だった建物を蒸溜所として改装して使っており、現在稼働中のジン蒸溜所としてはイギリス最古の歴史を誇ります。修道院の名残として、ボトルの裏面から透けるかたちで修道士が描かれていますね(正面から見て右下の部分)。昔ながらの単式蒸溜で造られているため、とても香り高くやわらかな味わいです。

 

「カティサーク12年」は、最速の帆船として有名だったカティサーク号のラベルでお馴染みのブレンデッド・スコッチの上級品です。王室御用達でもあり、イギリス最古の酒商としても有名なBB&R(ベリー・ブラザーズ&ラッド)社が自社ブランドのウイスキーとして1923年に生み出した銘柄で、カラメルで着色をしない自然な色合いと繊細な味わいにより、世界各地で人気を博しています。画像のボトルは1990年代に数年間だけ流通したもので、金色に輝くラベルが眩しいですね。

 

「オールド・特級」は、丸くてボテッとした瓶形から「だるま」の愛称で親しまれ、かつては一時代を築いた銘柄です。ストレート、ロック、ハイボールなど、オールマイティにいけますが、料理にも合うように設計されているだけあって、水割りやお湯割りにすると美味しいです。当店でも、ホット・ウイスキーはオールドで飲む方が多いです。画像のボトルは、特級表記あり、向かい獅子が黒い、「S」と「O」が大きいなどの特徴から、1980年代中期のボトルと推測されます。現行品とは一味違った味わいで美味しいですよ。

 

今回のランキングでは、ボトル会の影響もあってスーパーニッカが大きく杯数を稼いでランクを上げました。また、上記の特級ボトルの後押しもあり、オールドも健闘してラフロイグを抜き返しました。10位以下では、ラガヴーリン、カティサーク、ジョニーウォーカー、エギュベルの争いが熾烈になっていて、次回の集計が楽しみです。

 

長くなってしまいますが、最後にお知らせです。

 

 

3月23日(土)の19:00頃から、「第18回オールド&レア・ボトル会」を開催します。なかなか開けられない昔のボトルや珍しいボトルを思い切って開けて、皆で雑に飲もうよという趣旨で基本的に毎月開催しています。今回は「スコッチ・ウイスキー」の会で、90年代のブレンデッド・スコッチを2本、限定品のシングルモルトを1本、開栓する予定です。当店のカウンターの席数(8名)を定員として、参加者募集中です。興味のある方は、ぜひご参加くださいね。もし定員が埋まっていても、遅い時間などに誰かが帰って空き席ができれば参加できますので、お問い合わせください。

 

Bar BAKER

 

日野市多摩平1-5-12 タカラ豊田ホームズ107

 


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2月も残りわずかになりました。日中は寒さも和らいできましたが、朝晩はまだまだ寒いですね。また、花粉の飛散も多くなってきているので、体調には気をつけたいところです。本日(24日)は、日曜日ですが当店は営業致します。天気もよさそうですし、お時間がございましたら、一息つきに来ませんか? お待ちしております。なお、来週の日曜日(3月3日)は、お休みをいただく予定であります。

 

さて、今回はCHET BAKERのアルバムを紹介してみたいと思います。今回の盤は、ラジオ用のライヴ録音を集めたもので、なかなか良好な音源ですよ。

 

 

「THE SESJUN RADIO SHOWS」 (beeld en geluid)

 

オランダのラジオ局で1973年から2004年まで放送されていたジャズ番組「TROS SESJUN」用に録音されたライヴ音源を集めたものです。2枚組で長時間にわたって収録されていますが、なかでも注目なのが、CHETが晩年に好んだドラムレス編成で行われた2つのセッションです。まず、最初のセッションは、CHET(トランペット、ヴォーカル)、JACQUES PELZER(フルート)、HAROLD DANKO(ピアノ)、CAMERON BROWN(ベース)によるドラムレス・カルテット編成で1976年の録音であります。若い頃から亡くなるまで、生涯の大親友だったJACQUESに加えて、70年代、80年代に準レギュラーとして活躍した名手、HAROLDが参加しているのが魅力で、勝手知ったる共演者を得て、CHETも活き活きとプレイしています。「THERE WILL NEVER BE ANOTER YOU」などで聴ける甘いヴォーカルも好調ですし、アップ・テンポで奏でられる「RAY’S IDEA」や、当時のクロージング・テーマ「CHET’S THEME」では、スリリングな掛け合いを聴くことができます。決して出しゃばらないJACQUESとCHETとの音楽的対話は耳に心地よく、若さからか饒舌に奏でるHAROLDのピアノにも圧倒されます。ベースのみ、共演が少ないことも影響しているのか、テンポが速くなると若干噛み合っていないような印象も受けますが、音質もよく、聴き応えのある録音ですよ。間を飛ばして、最後のセッションは、CHET(トランペット)、PHILIP CATHERINE(ギター)、JEAN-LOUIS RASSINFOSSE(ベース)の鉄壁のレギュラー・トリオによる1985年の録音であります。こちらは、ドラムレス編成にも慣れているうえに共演歴も長いことから、抜群の安定感があります。ミドル・テンポで軽快な「STROLLIN’」、変則的なリズムの「LOVE FOR SALE」、繊細なバラード「LEAVING」など、お馴染みのレパートリーが続きますが、このセッションでは珍しくヴォーカル曲をまったくやっていません。紹介した2つのセッション以外も全体的に良好で聴き応えがあり、CHETの死後、大量に出てきた未発表録音のなかでも、かなり上位に来るのではないかと思いますよ。

 

みなさま、ぜひ「BAKER」へお越しくださいませ。初めての方もお気軽にどうぞ。お待ちしております。

 

Bar BAKER

 

日野市多摩平1-5-12 タカラ豊田ホームズ107

 

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