北野天満宮にある和魂漢才の石碑を眺めつつ東門を抜けます。
和魂漢才
室町時代に記された「菅家遺誡」の第二章で菅原道真公の精神を周知するために作られた石碑だそうです。
「日本固有の精神を失わないで,中国の学問を消化・活用」という菅原道真公の外界への好奇心やその結果得られた広い視野
が見えるようです。
ご参考:和魂漢才 - Wikipedia
ところが、「和魂漢才」から漢才がとれた「和魂」が大戦中に軍国主義を支える「大和魂」につながり、逆に視野を狭めていった
というのは、なんとも愚かで哀しく思えます。
東門
東門の前で「わ!昭和!!」
ナショナルとは松下電器産業のブランド名で、今のパナソニックにあたります。
(ご参考)
松下、社名を「パナソニック」に変更、「ナショナル」ブランドは廃止 | 日経クロステック(xTECH) (nikkei.com)
次に向かうのは金閣寺です。
地図を確認すると、バス停に戻るより、歩いたほうが早そうです。
実際、20分くらいで現地に到着しました。
北山の大の文字
総門
世界遺産登録記念の石碑
総門横の「五用心(五戒)」
人生はこの5つの愚かさを知る旅でもありますね…。
舟形
唐門
鬼瓦は桐紋(豊臣家?)が主で菊のご紋(天皇家)があります。
拝観志納を払って入場すると、まるで夢のような世界。
鏡湖池に浮かぶ舎利殿金閣寺
金閣寺の前にある島は葦原島
万両(赤い実をつけている植物)
↑ちょこまかと植わっている植物がいい感じかも。
銀河泉~義満公のお茶のお水~
厳下水~義満公の手洗いの水~
金閣寺垣
龍門滝と鯉魚石
斜めから見た鯉魚石
↑虹が出ているのが見えますでしょうか…。
安眠澤
白蛇の塚
夕佳亭
金閣寺のサイトによると、「修学院を造営した後水尾(ゴミズノオ)上皇の為に、承章が金森宗和(茶道家)に造らせたのが夕佳亭です。宗和が好んだ数奇屋造りの茶席で、夕日に映える金閣が特に佳(ヨ)いということからこの名が付けられました。」
とのことです。
前回参拝したときは、御朱印をいただくのを失念していましたが、今回、御朱印をいただいてきました。
御朱印 「舎利殿」
京都のお寺さんは筆の運びが素晴らしい…。関東方面で、このような達筆で書いてくださったのは御霊神社だけかも…。
陸舟の松を見るのを失念しましたが、今回、金色が復活し青空に映える金閣寺を見ることができて、幸せでした。
(ご参考)
金閣寺、18年ぶりの葺き替え完了で金色復活 : 読売新聞 (yomiuri.co.jp)
今回、金閣寺で買ったお土産と金閣寺のお守りです。
2015年11月参拝したときにいただいたもの
2023年2月11日に参拝したときにいただいたもの
10時~13時の旅もこれで終わり。3時間半かけて実家に向かったのでありました。
■関連ブログ記事
2023年2月11日 の行程
2015年11月24日参拝