111号線で南阿蘇へ降り、食料を調達してキャンプ場に向かう。

歌瀬キャンプ場は車両横付け可能で便利。オートフリーサイトだが、区画がロープで仕切られており、この日は7〜8割が埋まっていた。

豚サガリ・肩ロース・鳥モモ串を家から持参した炭で焼き、大宴会。

氷でキンキンに冷やした地元の純米酒「亀萬」を楽しむ。

ツーリング七日目:阿蘇
隣サイトは2家族のファミグルキャンプ。
早朝5時からキッズと大人が元気に虫取り開始。

常識的にどうかと思うが朝寝坊としては却って助かる。
連泊だからテントをそのままにし、阿蘇高原に出撃。

県道111阿蘇パノラマラインを昨日の反対回りで駆け上る。
内牧温泉のあか牛丼で有名な「いまきん食堂」に行くも、開店前から30人以上並んでいたため断念。


道の駅・小国でジャージーソフトと缶コーヒーで一休み。

ツーリングとソフトクリームは切っても切れない関係だ。

国道212からグリーンロードで大分県側へ抜け、やまなみハイウェイ経由で阿蘇を一周。

亀石峠。前回も来たなあ。

国道210の水分茶屋で昼ご飯。静かで落ち着いた店でチャンポンが美味しい。

水分峠からやまなみハイウェイに入り、長者原を抜け、朝日台展望台。

やまなみハイウェイで瀬の本高原を過ぎ、阿蘇くじゅう国立公園の看板まで来る。
ここはこの旅で3回目。ぐるっと1周して帰ってきたという感慨でほっとする。

14:00過ぎ、休暇村・南阿蘇で日帰り温泉。
日帰り温泉は14:30受終の15:00までだったのでギリギリだった。危ない。

露天風呂から根子岳の稜線が見える絶景温泉だった。

温泉に入っている内に、激しい雨がきた。
休暇村のロビーでやり過ごす。

歌瀬キャンプ場に戻ると空がうっすら茜色に染まる。

阿蘇・くじゅうを一周。長い距離を気持ち良く走れた。心地よい疲れ。

南阿蘇のダイレックスで酒とつまみを買ってきた。

「魚屋が作ったお惣菜」これが味沁みてめちゃくちゃうまかった。
ダイレックスはコストパフォーマンスがいい。

明朝は早いので、火を使わずに簡単な晩酌。
昨日居たファミグルも居なくなり、静かな夜でぐっすり眠れた。

ツーリング8日目:都井岬へ
早朝6時に起き、9時に出発。

最終泊は宮崎・都井岬南灯台キャンプ場。
下道の快走路で歌瀬を出発。

門川からは農道の「日豊グリーンロード」、「尾鈴サンロード」と、内陸を進む。
9時に歌瀬を出たら13時くらいに都井岬に行けるんじゃないかと考えて下道を走っていたが全然そんなことはなく、甘かった。
都農から県40「都農綾線」で木城町まできたところで、11:00。
ここ、木城には耳川の戦いの古戦場があるらしいので後ろ髪引かれるが、もう余裕ないんだよな。
結局、西都ICから東九州道に乗り、12時半、日南北郷ICで降りる。
道の駅・きたごうでランチ。日替わりランチは売り切れて残念だが、チキン南蛮プレートが美味しかった。

日南のダイレックスで食料・水を調達してから、都井岬南灯台にキャンプイン。

都井岬南灯台キャンプ場に、唯一ある建物は元別荘だったのかもしれない。
建物の中はDIYのリノベーションを途中で諦めたようで、工具や資材が乱雑に打ち捨てられた廃墟だった。
景色も施設も静かで、自然を楽しむにはぴったりの場所だとばかり思っていたが、外壁には左寄りの政党ポスターが貼られていて、興ざめだ。
炎天下、雑種犬が1匹ロープで繋がれ、食事も散歩も十分ではなさそう。
水道は飲用不可なので、飲み水は持参必須。
にも関わらず、ゴミ持ち帰り(引き取り有料500円)。
16:00からチェックインという規定だが、管理者は不在。
キャンプ施設というより、有料の野宿と理解した方が正しい。
テント設営後、野生馬の親子が現れる。

まるで日本ではないような、不思議な光景。

バイクでキャンプ場を離れ、温泉から戻ってきて、18時半。
まだ馬の親子はいた。
野生馬は、江戸時代、高鍋藩の秋月家が軍用馬の放牧をしたのが始まりで数百年かけて野生化したもの。
彼らは、人間にはまったく関心を払わずにひたすら芝草をむしり食っている。

陽が落ちると、崖下へゆっくり歩いて帰った。

岬の夜は灯台以外光源がなく、スマホで天の川まで撮れた。
自分的には過去一番の星空だった。


ツーリング9日目:帰路へ
昨夜は現れなかったオーナーが、土曜の朝は来ていた。
きっと、平日は、キャンプ場や犬よりも優先することがあるのだろう。
正直、このキャンプ場のことを早く忘れてしまいたい。
それでも、野生馬の群れと、星空の体験は強烈だった。
R448「日南フェニックスロード」で海岸線を北上。

朝の幸島はほとんど人が居ない。

宮崎県をツーリングで走るのはほとんど初めての経験だった。
こんなに素晴らしいところだったとは思っていなかった。
雨から避難した前半戦もひっくるめて宮崎は名残惜しい。

南郷近くの夫婦浦。小さな島々が美しい。

フェリーまでたっぷり時間はあるので、日南の飫肥城跡に寄り道。

飫肥藩・伊東家の歴史資料館を見物。

伊東家って、信長の野望でめちゃ弱い大名。島津と大友と阿蘇に囲まれて最初から詰んでる。

郷土料理で昼ご飯。おび天の盛り合わせがうまかった。
おび天はさつま揚げと違って、すり身に豆腐と砂糖を練り込んでいるからフワフワで甘くて美味しい。

大手門から見た城下。飫肥城を訪れるのは事前プランにはなかった。
いつも行き先は風まかせ。それができるから、やっぱり9泊10日のロングツーリングは面白い。

日南・飫肥から広域農道「黒瀬ロード」で森を抜け、県28「日南高岡線」で宮崎自動車道・田野ICに。

もはや、勝手知ったる東九州道を北上。
北九州まで高速一本調子で、風圧・炎天・単調さに体力と集中力をじわじわ削られる持久戦になる。

東九州道はSA/PAが少ない。
北川ICでいったん降りて、道の駅で小休止。

大分県に入り、佐伯弥生PA。1時間ごと目安で休憩。

16:30でようやく半分くらいきた。まだまだ、道は長い。

19:00、平尾台の展望PAから小倉港の夕焼けを眺める。

R322のロードサイド。日が暮れ、空腹で資さんうどんへ。

肉ごぼ天うどんにミニかつ丼。
普段と同じメニューだが味は満足。
機会があったら、ウエストか牧のうどんを体験してみたい。
そこそこ寄り道しながら新門司フェリーターミナルに到着。
フェリーの時間には余裕で間に合ったけど、一気走りで疲れた。

東京九州フェリーの個室で疲れを癒しながら、23:55出港。
船内レストランは25:00まで営業しており、福岡の吟醸酒が身体に沁みた。

船体は、同じSHKグループの新日本海フェリーとよく似ているけれど、
古い船のリノベではなくて、2021年就航の新造船だからきれいで満足だった。

総括:
船中3泊、キャンプ6泊の9泊10日、走行2,076km。
よくも悪くも、忘れられない旅の想い出に浸る。
