北海道ツーリング 2024 後編 | 疾きこと 蜂輪九佰

疾きこと 蜂輪九佰

ツーリングの感動を中心に、
バイク、キャンプ、愛犬のことも織り交ぜて
日常をゆるく綴る随想録です。

上陸5日目、水曜日。8:20にドーミーイン北見をチェックアウトして藻琴峠を目指すも、深い霧で引き返す。
この旅に長袖を一枚も持ってきてない。本当に寒すぎる。
 
道道587こもれび街道で小清水まで降りる。拡がるじゃがいも畑。

 
 

 
感動の径の展望PA。

 
この日は別海方面に抜けるのを諦め、網走天都山の北方民族博物館を訪れる。
ここは道立なんだな。立派だ。
 
網走市内のユニクロでジップパーカーを購入して、さて、どうするか。
 
市内のコープで買い出しして、てんとらんどオートキャンプ場にチェックインした。
天都山の天都とテントをかけてるってことだな。
ここも宗谷ふれあいに負けず劣らず道立クオリティの高規格キャンプ場。
料金は平日、週末と季節の繁閑で変動する方式。
6月の平日でフリーサイトのバイク利用は600円だった。
フリーサイトとはいえ、車・バイクの横付けは全然可能。
斜網の市街から知床連山まで豪快な景観が拡がる。
 
塩ホルモンと、豚肩ロースで早めの夕食とする。
塩ホルモンは地元、北見の味覚園。
 
てんとらんどは20:40まで管理棟シャワーが無料で使えるのがいいところ。
 

近隣の呼人浦は無料キャンプ場だけど、ホテル網走湖荘の日帰り湯を利用すればそこで700円かかってしまうし、女満別湖畔はキャンプ300円と山水美肌の湯で470円。

それぞれに良いところはあるけど、総合的に考えて、このてんとらんどオートキャンプ場も利用価値は高い。

ただ、ゴミ袋を1枚100円で売ってるのは感心しない。

埋め立てゴミ、プラゴミ、キレイな紙ゴミ、ビン、缶、ペットボトル...と、分別が細かいので全種類買えばゴミ袋代だけで600円になってしまう。

持ち帰りよりはマシと考えるべきか。1枚30円~50円なら納得感は高いのだが。

 

上陸6日目、木曜日は10:00にキャンプ場をチェックアウトして、道道1115(裏摩周)で清里を抜ける。

裏摩周展望台。
 
 
また来てしまった、中標津の花まるでランチブレイク。
 
この日は浜中のMo-ttoかぜてまで目指してたんだけど、早めに休みたかったのもあり、別海ふれあいキャンプ場にチェックインした。
 
ここは10年以上ぶりに利用するが、管理者が変わって、当時と多少使い勝手が違っている。
バイク専用サイトは旧パークゴルフ場を転用したサイトで、400円(+300円/人)。
この日はオートサイト800円(+300円/人)を利用する。400円しか変わらないのでね。
キャンプ場裏手の徒歩で行けるふるさと交流館で、モール温泉に浸かることができる。サウナも本格的。
 
温泉が徒歩でアクセス可能なのは助かる。
ゴミ袋も3種類買って65円だし、良心的。
連泊してサウナ三昧っていうのもいいかもな。
 
上陸7日目、金曜日。このぐらいになると、フェリーは明日だよね?今日じゃないよね?と気が気でなくなり、何度も日付け、曜日を確認するようになる。
 
別海から国道272で釧路へ。鹿だけは気を付けていこう。鹿ミサイル、プリウスミサイル、北朝鮮ミサイル、いろんなミサイルで危険がいっぱい。
 
10回以上北海道ツーリングに来ていても和商市場は初めて。地下にバイク用駐車場もある。
普通サイズのご飯(160円)の酢飯(+40円)にネタを乗っけて勝手丼を作っていくシステム。
高校の修学旅行生が団体で来ていてネタを悩みながら行列を作って大混雑している。
ここは大人がお手本となるネタチョイスを見せてやるか。
フンドシ、ツブ、生ほっき、イクラ、ネギトロ、漬けの何やらかんやら・・・〆て1,900円ぐらいにはなってしまったか。
それなりうまいんだけど、絵面が酷い。
うらぶれた感じになってくる。ま、これも経験。
 
釧路を出て海岸沿いの道道1038から国道336、道道319で忠類へ向かう。
途中、長節湖キャンプ場(7月から営業だけど)視察。
 
ナウマン象公園キャンプ場(第1)に到着。
以前は無料だったらしいが、今は前日までの予約必須で1,500円。
関東のキャンプ場に比べれば1,500円はタダみたいなものだ。ゴミ袋4種類がこれに含まれている。
 
近隣に温泉あり。徒歩圏内っちゃ圏内だけど、バイクで行った。
キャンプ場受付もこの温泉で。
ヌルヌルで滑りやすい泉質。サウナは本格的。
 
大樹町のフクハラで買った牛サガリ(ハラミ)の味付きで最後の夜を味わう。
 
上陸8日目、土曜日。夕べは珍しくよく眠れた。
8時に出発して、国道236で苫小牧に帰る。
道東道も同じくらいの所要時間だが、よく通行止めになるので国道236天馬街道のほうが確実だろうと思う。
 
 
ランチのため三石の居酒屋・漁に立ち寄り。
 
煮魚定食を注文して、待っている間、カニをいただく。小ぶりでも身入りは良い。
 
この日の煮魚はババガレイ(=ナメタガレイ)。分厚い煮魚に、小鉢7品、あら汁、そして食前のカニまで付いて1,000円。
ごはんのお代わりまで薦められるが、もう本当にお腹いっぱい。
親切なおばあさんが一人で接客から調理までこなしている感じ。
店前の駐車スペースは軽2台で精一杯なので、少し手前のぽると・みついしに停めるほうがスマートだろう。
そこから歩いても2分とかからない。
 
昼飯を食べたら、あとは帰るだけ。新ひだか、門別などでサラブレッドを見つつ名残惜しい。
 
 
 
意味もなく門別漁港に寄ってみたり。
今更もうひとつ想い出を作れないかという悪あがきなんだけど。
 
 

そして、苫小牧西港FTに無事到着。

 
走行距離は1,577km。北見で3泊した割には、しっかり走った方だと思うな。
10年前には3,000km走ったもんだが、それこそ日が暮れてからも走るような、余裕のないものだった。
 
船が静かに動き出し、樽前山に日が沈む。
 
今年は苦もなくホクレンフラッグ4色揃えられた。
 
2023のフラッグと2024のフラッグを並べると、な、なんと、北海道の地図が完成するという・・・むなしい仕掛けが。
 
2023からフラッグのサイズが一回り大きくなってしまっている。
コレクターとしては、サイズ変更は歓迎できない。パニアへの収納もきついしね。