国道439で大杉・さめうらの道の駅も回って、今日の宿泊地を考えながら西へ走る。
仁淀川町の星ヶ窪キャンプ場を念頭においているが、ナビではさめうらから1時間半もかかる。
道中で温泉、スーパーに寄って氷と木炭も入手しなくては。
どの町で、どういう順番で。旅の自由度が高まるほど、判断が増える。
道の駅633美の郷の近くに吾北むささび温泉という日帰りを見つけたのでここで小休止。
熱い湯につかって緊張がほぐれると、星ヶ窪キャンプ場へのこだわりは薄れてきた。
すでに16:30である。
オンロード車なので河原系はNGだが、もうどこでもいいから近辺で適当な場所に張りたい。
越智町の宮の前公園に設営した。
遅い入りだったが、広いのでいくらでも張るスペースは残っていた。
町が近いので2~3分でスーパーにも行ける便利な立地。
13日目 高知から海部へ
気持ちのいい朝で野鳥のさえずりと、クルマのドア開閉で目が覚めた。
眠くてたまらない。耳栓とアイマスクをして8:30まで二度寝する。
宮の前公園は管理されたキャンプ場ではないので、ゴミは灰も含めてすべて持ち帰り。
公園にあるような水道はあるが、炊事場という形ではないので洗い物も厳しい。
それでも予約不要で無料なのだから気軽に利用できるのはうれしい。
こどもの日だったので50張くらいあったと思う。
みんなマナーを守って、これからも気軽に利用できる場所であってほしい。
この日は南国と香美の道の駅を回って、あわよくば室戸のスタンプまで狙いたいところ。
国道33で佐川の高知レストランでモーニング。
朝ごはんとしてはすでにサンドイッチを食べているのでモーニングにしなくてもいいのだが、
コーヒーに無料でモーニングが付くとなればモーニングにせざるを得ない。
昨年に通りがかったときは駐車場が満車で行列になっていたので気になっていた。
伊野ICからは土佐道で南国までワープする。
南国の道の駅で推されていたメニューがブランド鶏と魚だしの塩ラーメン。
おいしそうなものばかりが視界に入るので本当に困っている。
室戸の道の駅を回って、海陽町の漁火の森キャンプ場まで来た。
この日はどこで終わらせるのか、ちょっと迷ったんだが、事前プランよりも1日前倒しで前進した。
漁火の森は町が近い高台にあり、芝がきれいで、眺望もすばらしい。
キャンプ場を管理している遊遊NASAという温泉宿泊施設でお風呂に入れる。
バイクで2分のスーパーで徳島養殖のスダチブリや牟岐で揚がったアオリイカなど、地物を購入できる。
この日の食中酒として選んだ讃岐くらうでぃは乳酸菌のような酸味。
さっぱりして魚との相性もいい。cloudyは濁り酒の意味だな。
連休最終日は自分のほかには犬連れデュオキャンが1組だけで静かだった。
ネットではなく、電話予約だけなのでここは穴場かもしれない。
14日目 徳島南部の道の駅回収
朝の空気が澄んで気持ちがいい。
昨日のスーパーでは、朝ごはんとして手頃なおにぎりやサンドイッチとしては目を惹くものがなかった。
仕方なくミニメスの自炊に半額の白菜漬けだけの朝食。たまにならこれもいい。
9:00過ぎに出発して、南阿波サンラインをのんびり流す。
スタンプ帳の残りの道の駅はあと7つ。
内陸を進んで、もみじ川温泉・鷺の里・わじき・勝浦・神山と、5つをめぐる。
ただし、木曜日なので、木曜定休のわじきが押せるのか押せないのか?
わじきを押せないと、せっかく計画より1日早く前進したアドバンテージをどう活かして良いのか?悩ましいところだ。
この徳島南部あたりは四国八十八のお遍路の順打ちで早いほうの番寺エリア。
なので、そのスジの装束グッズ売り場が道の駅に常設されていて一種独特の雰囲気がある。
歩き遍路も多い。
鄙びているのにやたらと道の駅が多い(そのくせ休みが多い)のは彼ら向けの需要に応えてなのかもしれない。
苦労して神山まできたが、やっぱり途中のわじきが木曜定休で営業していなかった。
スタンプは館内にあり、営業中にしか押せないので明日また戻らないといけない。
過疎地の道の駅はこれがあるからがっかりする。
この日は神山でブルーベリーアイス食べて終了。
美馬の四国三郎の郷まで行って2連泊しようかと企んでいたが次の日わじきの回収が残っている。
神山ならわじきまで1時間だが四国三郎の郷まで行ってしまうと2時間以上かかるので、それはさすがにつらい。
神山のコットンフィールドでテントを張った。
コットンフィールドはACN加盟の老舗キャンプ場。
近くの徒歩でも行ける神山温泉の割引チケットをあっせんしてくれた。
泉質もサウナも気持ちよかった。
15日目 道の駅制覇
県道28でわじきまで戻ってスタンプを回収する。
ここの手打ちうどんの評判がなかなかなのだが営業は11:00から。
まだ10:30なので30分待つかどうしようか迷ったが先へ行くことにする。
順番待ちでさえ並ぶのを躊躇う性格なのだから開店待ちで30分待つのは考えられない。残念だが。
阿南羽ノ浦まで出て11:00開店の中華そば木具屋本店を訪れる。
7〜8人でいっぱいになる小さなお店は地元に愛されているようで開店即満席。
狭いので料理提供、返却など店舗オペレーションはお客さんの全面的な協力で成り立っている。
大盛り無料で店主が「大盛りでいくけんな?」と全員大盛りにしてくれる、そんなノリの店。
大盛りがデフォならすでにそれは大盛りではなく実質的な普通盛りかもしれない。
国道55で鳴門行って道の駅のスタンプを押すと、いよいよあと一息。
ラストは第九の里でスタンプを押して四国91駅を完全コンプリートした。
旅が始まる前は、終わらなかったらどうしようと思っていた。
特に、雨の八幡浜で足止めを食ったときは心配した。
2回のツーリングで終えられて本当にほっとした。
これで、北海道エリア、東北エリア、関東エリアにつづき、四国エリアも完全制覇。
全国の9エリアを完全制覇すると、また何かの称号をもらえるらしいが、それにチャレンジする気力体力はもう残っていない。
やるとしたら九州エリアだが、関東住みにとってそれはもう修羅の道だ。
今は精一杯やり尽くした気持ちしかない。
セブンのアイスコーヒーで一服しつつ感慨にひたったあと、そのまま高速で吉野川を遡上し、四国三郎の郷にチェックインした。
四国三郎の郷は四国を代表するThe ハイスペックのキャンプ場で、行ってみたかったところのひとつ。
私営に比べて、県営で行政が主体になってるところは炊事場もランドリーも大浴場も、何もかもがケタ違いのスケールだ。
トイレにはウォシュレットはもちろんのこと、音姫までついていた。
マルナカで買い出しして、戻って来た頃には空が茜色に染まり、こんな場所でキャンプできるのは幸せだと感じた。
これが旅で最期のキャンプ。余っている在庫の炭をケチらずに使おう。
2割引のホタテを焼いて、醤油を垂らす。
普段のキャンプではこんなことあまりやらないんだ。
今夜のお酒は、きらいの赤(純吟)。
小パックだが子持ちししゃもは太いのを買っている。
調味料のデッキはマヨネーズ、タルタルソース、中濃ソース、七味、しょうゆ、黒瀬スパイス、焼鳥のタレ、焼肉のタレと、だいたい何でも揃えてるので、何でも焼ける。
高規格キャンプ場に、安定のマルナカ、盤石の調味料で後悔のないキャンプになった。
16日目 帰還の準備
最期のキャンプは終わったので丁寧に片付けて10:00チェックアウト。
道の駅スタンプミッションは終わっているので、この日は徳島のホテルで休んで明日のフェリーで帰るだけ。
自由に行動できるノープランの1日になったので、うまくロングツーリングを収束できればいいが。
先日は臨時休業で山内うどんを食べそこねていたのでリベンジすることにした。
四国三郎の郷からなら国道32で山を超えられるのでまんのう町は近い。
久しぶりの山内うどん。すっかり有名店になってしまってお客さんは多いがうどんなので回転も速い。
ひやあつ3玉。なんの変哲もないうどんなのになんでこんなにうまいのか。
打ち方に秘訣があるのかな。
うどん食ったらまた東讃まで行って道の駅むれのじゃこやでランチ二次会だ。
連休中に行ったときは50人くらい行列になっていたので諦めて山村ラーメンに行ったんだった。
ハマチのヅケ丼。どうやら今の時期はオリーブハマチじゃないらしい。
大・並・小の、小にしようと思っていたが、前に並んでいた女子旅が並を頼んでいたのでそれにつられて並で。
長いツーリングもこれで最後かと思うと名残惜しい。
藍住で資料館を見てから、昨年と同じ徳島のホテルに17:00チェックインした。
徳島市内にキャンプ場もあるのだが、乗船前の買い出しまで考えると朝がちょっと忙しくなるし、それを心配しながらキャンプするのは落ち着かないので。
ホテルでシャワー浴びて落ち着いたら、夜は定番の東大ラーメン。
生卵入れ放題のルールは相変わらず。
一度でいいから6個ぐらいぶっこんでみたいが、それはあさましい行為だ。
周りの目があるので自重する。
大ライス2杯目(おかわりは有料)に行ってる人もいて、いいなあとうらやむ。
生卵の溶け込んだ茶色いスープで、ライスは無限に行けそうな気がする。
その後、栄町通りで軽く飲んで部屋に戻る。
17日目 乗船
港まで10分そこそこだが、その前にスーパーで買い出しする時間を見込んで少し早めの9:00に出発。
イオンなど普通のスーパーは10:00開店だが、港の近くではキョーエイ沖洲市場店が9:00開店なのでここがちょうどいい。
昼、夜、朝の三食と徳島地酒300ml、ビール500ml×2を買って準備万端。
出港が11:20で、1時間くらい前から乗船が始まると思っているので余裕を持ってターミナルに到着した。
実際には30分くらい前の10:50に乗船が始まった。
一方で、5分前の11:15に駆け込み乗車してくるバイクもいる。
乗れなかったら詰むだろ。どうなってるんだろね。
他人事ながらこっちがハラハラしてしまう。
18日目 夢から醒めて五月病
3:00ぐらいから身支度でみんな廊下をバタバタと歩きだして、目が醒めるとそれが気になって個室とはいえ寝ていられなくなる。
5:30に有明で下船。
首都高スキップのゲートウェイ経由で湾岸市川ICから東関道でそーっと帰宅した。
走行距離は2,481km
ここまで長いツーリングはもう二度とできないかもしれない。
一度きりの人生だから、後悔したくない。
・・・とか言いながら、もう次のフェリーのことを考え始めている。