日曜日の今日は、久しぶりに何の予定も入っていなかったので、朝、1人で何をしようかと考えた。
家の前庭の植物（薔薇とローズマリー）が成長しすぎて、ガーデナーさんと相談の上、前庭を更地にしたので、その庭をどうするかアイディアをもらおうとバルボアパークやオールドタウンのランドスケープを観察しに行くことにした。
ところが支度をしていたら、急に、ミッション・デ・アルカラという場所に行ってみたいと前に思っていたことを思い出した。
車で１０分。ちょっと寄っていくことに決めた。
青空を背景に白い建物が美しい。
教会の横に庭園があった。
薔薇はやっぱりいいなあ、、、。やっぱり、また薔薇を植えようかなあと悩む。
この卍のような模様。これは、スペインのバスク地方のバスク十字によく似ているので、とても気になった。
フランシスコ会の伝導所なので、アッシジのフランシスコの像。
とても静かな陽だまりの中を歩いた。とても清らかで気持ちのいい場所だった。
教会の中は、漆喰の白い壁に木の天井。高いところにある窓から陽光が溢れていた。
そのうち人が集まってきて、礼拝が始まり、私も礼拝に参加した。
作法のようなものがわからず、周りの人に倣いながら、神父様の言葉に、みんなの讃美歌に耳を澄ませた。
カリフォルニアにはスペインにより建てられた伝導所（ミッション）が21箇所ある。
その最初に建てられたのが、ここサンディエゴのミッションで1769年に建てられたそうだ。
この21箇所の伝導書を結ぶ道は、王の道（El Camino Real)と呼ばれ、その長さは965kmにもなる。
この長い杖にぶら下がるベルが、エル・カミーノの印でその道沿いに見かけることが出来る。
他のミッションも、この先機会があったら、ぜひ訪れてみたい。
なぜだか私はカソリックのチャーチストアが好きで、聖人のプロマイドみたいなカードだとか
ペンダントだとかを買ってしまう。
私は敬虔なクリスチャンではないけれど、スペインやポルトガルを旅していた時には毎日教会で時間を過ごしていた。カソリックの教会も、聖人の話も奇跡の話も好き。
サンディエゴには、沢山のスパニッシュ・コロニアル様式の建物があるので、訪れたスペインのことを思い出すことがある。でも、私がスペインの北部で見たロマネスク様式の教会や街並みとは違う。
ここで、たっぷりと時間を過ごした。日曜日に来て、礼拝にも参加できてよかったと思いながら。そして、この後には予定していた通り、オールドタウンとバルボアパークにも出かけてきた。清々しい晴れた日曜日だった。