サンディエゴの観光地の一つとして人気のあるオールドタウン。
1769年にスペインのフランシスコ会の伝導所(ミッション)がここに開かれてから、この場所はヨーロッパ人のカリフォルニアにおける最初の居住地になった。
なので、ここはカリフォルニアが生まれた土地と言われることがある。
アメリカというと、イギリスから独立した国という知識ばかりなのだけれど、ここカリフォルニアは最初スペイン領だった。アメリカの一部になったのは1850年のメキシコ戦争の後のこと。
メキシコがスペインから独立したのは1821年のことなので、その後はメキシコだったことになる。
なので、サンディエゴにはスパニッシュ・コロニアル様式とメキシコの文化が残っていて、それを感じられる場所の一つがこのオールド・タウンなのだ。
もうすぐ11月1日の「死者の日」なので、そこら中骸骨だらけ。
死者の日。Dia de los Mueltos. は、日本のお盆のような感じ。
賑やかに明るく死者を迎える。なので、骸骨たちも何だかユーモラスだ。
死者の日に欠かせないのが、祭壇(オフレンダ)。マリーゴールドの花で飾られ、死者の写真とともに、パンやお菓子、蝋燭などが祭壇を埋める。
マイケル・ジャクソンもデイビッド・ボウイもいる、、、。
オールドタウンには、レストランにお土産屋さんなどが並び、メキシコの雰囲気とともに、西部劇の街のような雰囲気もある。
何と言っても楽しいのは、お土産やさん。
とてもお手軽な値段でタイルが売られていたり、、、
飾り物も、とってもカラフル!
↑これ、結構好き。
↑これもいい。
ここは、うちから近いので、子供が小さいときはアイスを食べながら、オールド・タウンをよくぶらぶらしたものだった。
陽気なマリアッチバンドが流しでやってくるメキシカンレストランもいくつもあって、観光客はパティオでマルガリータを飲みながら、青空と太陽と音楽と食事を楽しんでいる。
私がオールドタウンに行くといつも立ち寄るのが、教会。
どんなに外が賑やかでも、この教会の中はいつも静かで清らかで、とても落ち着く。
ここの庭のマリア像が、とても好きだ。
ランドスケープのアイディアをもらおうと思っていたのだけれど、あまり収穫はなかった。
バルボアパークに移動しよう。
でも、その前に腹ごしらえ、、、ということで、途中で車を止めてタコスを食べることにした。
よくあるメキシカンジョイント。
ここは昔からある店で、値段もあまり変わっていない。
私は、フィッシュタコスを2つ注文した。一つが2.20ドル。
コーントルティーヤ2枚がさねのストリートタコス。
以前は、もっと美味しかったんだけれど、ちょっと残念。
でも、やっぱりサンディエゴには、このコーントルティーヤの乾いた香ばしい匂いがよく似合うなあと思いながら、頬張った。