ずっと行われてきた。
(元従業員の)女性は保健所などに
複数回、相談するなどしたが、
状況が改善されることはなかったという。
この業者は、
30年近く営業を続けている。
行政の
見て見ぬふりは、
ずっと行われてきた。
(元従業員の)女性は保健所などに
複数回、相談するなどしたが、
状況が改善されることはなかったという。
この業者は、
30年近く営業を続けている。
行政の
見て見ぬふりは、
茶トラの猫さんが
あまりご飯を食べなくて、
とても心配している高齢者さん。
動物病院の診察では、
痩せすぎなので、
もう少し体重を増やすようにと
言われているので、
最近は、
体重計持参です。
まだ若いのに、
茶トラくん、
腎臓も肝臓も数値が悪く、
心配です。
点滴など通院治療を
受けていますが、
なかなか戻りません。
今日は、
高齢者さんと話し合って、
短期入院させる方向に
なりました。
高齢者さんのお宅には、
16匹の猫さんがいます。
穏やかで性格のいい子たち
ばかりです。
飼い主さんが高齢になって、
病気や施設に入るため、
これ以上飼えなくなりました、
猫、引き取ってもらえないですか?
そんなケースがとても多く、
保護できる場所は、
そう簡単にはありません。
16匹の猫さんと暮らす
高齢者さんには、
まだまだ元気でいてもらわないと、
困るのです。
猫も、
私たちも。
体重測定にゃ
次の捕獲は、
神社の敷地内でした。
すっかり日も暮れましたが、
宮司さんが出てきてくれて、
立ち話。
砂利のある境内は
猫たちの
トイレになりがちで、
困ってますよねぇ、
ときくと、
まーそうですね。
(ニコニコ)
いろいろ聞いても、
ニコニコ。
宮司さん、
猫飼ってるんですか?
いえ、飼ってないですが、
動物好きなので、
毎日YouTubeで動画をみてるんです。
(ニコニコ)
僕の友達の宮司は、
境内で子猫を保護して、
今、自分でミルクあげて
育ててます,。
(ニコニコ)
朝は、
フン掃除しないといけないし、
確かに、
困ることもありますけど
命ですからね。
と
最後まで捕獲に
付き合ってくれました。
結局、神社では
1匹も捕獲できずでしたが、
平和で優しい時間が
流れていました。
2021.10.26
市内某所
のらねこさんの手術室さんに
お願いして、
2度目のTNR。
住民の方が中心となって、
町会や地域の方に働きかけて、
進めています。
この方、
エサやりさんでは
ありません。
野良猫が増えて、
子猫が産まれ、
カラスにやられたり、
車に轢かれるのをみて、
猫のためにも、
地域のためにも、
これ以上産ませたらあかん!と
知り合いの議員さんに相談して、
こちらにつながりました。
前回のTNRでは、
長年産み続けていた
メス猫がやっと捕まり、
(↓お食事中のこの子)
今回は、
このあたりで産まれる子猫の
お父さんは全部この猫、
と言われてるボス猫が、
捕獲できました。
エサやり場になっている
お店のオーナーさんと
住民の方たちが
やたら喜んでいます。
地域の方が、
地域のために、
やはり、
これが基本ですね。
では、
次の捕獲場所へ。
2021.10.26
これほどまでに
生活が、
破壊されてしまう。
ここに人が
暮らしていたなんて
想像もできない。
たった数匹の猫を飼い、
そこに、飼い主の
高齢や病気が重なって、
普通の生活が、
たちまち
壊れていく。
きっかけは、
道端で可哀想な子猫を
拾っただけ、
だったかもしれない。
癒されたいと
1匹の猫を飼いはじめた、
それだけ
だったかもしれない。
けれど、
私たちが入った
多頭飼育の部屋は、
人が、
生きていける場所では
なかった。
猫を飼うことに、
これだけのリスクが
あることを、
私たちでさえ、
毎回、
毎回、
思い知らされている。
この現状を
何年か前から
行政や議員、
国にも投げかけてきた。
市議会や
国の予算委員会分科会でも、
何度も取り上げていただき、
尼崎市では、
多頭飼育不妊手術助成金や
多頭飼育危険度チェックシート
などの対策ができてきた。
が、
こうしてまた、
多頭飼育崩壊が
勃発する。
行き場のない猫が
次々に溢れてくる現状に
ただただ、
途方に暮れている。
泥沼やな・・
私たちは、
社会は、
この問題にどう取り組んで
いくべきなのか。。。
成城大学「学びの森」
打越綾子先生の
「動物問題と社会福祉政策
~多頭飼育問題を深く考える~」
全6回を受講しました。
私たちも、多頭飼育問題や
高齢者とペットの問題に関わることが
多くなっています。
知っているようで知らない
福祉の組織や仕組み、
それに関わる法律のことなど
いろいろ学ぶことができて、
とても貴重な機会でした。
多頭飼育問題では、
動物愛護と福祉の連携が大切と
言われていますが、
講義の中では、
多機関・多職種の連携
というお話しがありました。
医療や福祉では普通に、
使われる言葉で、
支援を必要な人が、
社会的に孤立し、
家族的問題を抱えていて、
経済的な問題もあり、
健康上の問題もあり、
法的な問題もある
というように、
いくつもの問題が
絡み合っている場合、
関連する職種の方々が集まり、
連携しながら問題を解決しながら、
より良い支援を行っています。
その支援が必要な方が
ペットを飼っている場合、
私たちも、
多職種連携の会議に
呼ばれるようになりました。
たしかに、
医療や介護関係の方だけでなく、
弁護士さん、民生委員さん、
社協の方、
時には警察の方などが、
参加されていて、
それぞれの立場で
具体的な対策を出し合い
かなり踏み込んだ
意見交換が行われていました。
意外なほど私たちの話にも
耳を傾けてくださり、
問題解決に向かおうとする
真剣さが、
普通の会議とは
まるで違う気がします。
福祉の皆さんとの
連携が進めば、
動物の様々な問題も
解決が早まるのではと
思えてきました。
そもそも、
動物の問題は、
人の問題ですもんね。