高齢者とペットの安心プロジェクト
訪問支援について
取り上げていただきました。
(2022年12月27日 日本経済新聞夕刊)
高齢者さんの入院で
一時預かりしていた
猫さんが亡くなったと
連絡が入りました。
ご飯を食べないので
動物病院に無理をお願いして
診察してもらったそうですが、
腎臓肝臓の数値もかなり悪く
点滴など治療をしてもらいましたが、
今朝亡くなったということでした。
ケアマネさんに
メッセージを入れました。
『ご連絡ありがとうございます。
驚きました。身体が悪かったんですね…。
一匹で自宅に置いておかず
預かっていただいて良かったです』
シェルターの代表からも
LINEがきました。
『福祉の方も頑張ってくれて
せっかく助けてあげられたと思ったのに、
高齢者さん悲しむやろなぁ』
元旦の朝のやりとり。
ケアマネさん
シェルターや保護猫や地域猫の
ボランティアさん
みんな、
みんな、
お疲れさまです。
高齢の飼い主の
緊急入院で
部屋に残されたままの
猫たち。
一件はteamねこのてさんが
受け入れOKとのことで
助かりました。
30日ケアマネさんが
シェルターまで猫を届けてくれて、
年の瀬に
福祉の現場の方も
本当に大変です。
猫どころではない
現場で、
一生懸命動いてくれて
本当にありがたいです。
もう1件は猫2匹が残されています。
ふみふみさんのスタッフさんのヘルプで
入院の間のお世話は何とかなりましたが、
高齢者さんが
自宅に戻れるかどうかは
分からないそうです。
ひとつの社会課題に関わっていくと、
実は他の社会課題にもつながっている
ということが多々あるのだと
ソーシャルセクターのセミナーで
聞いたことがありましたが、
実際、高齢者とペットの問題は、
高齢者さんの孤立や貧困
という問題につながっていることが
わかりました。
その中で私たちに何ができるのか
自問自答した2022年が
間もなく終わります。
皆さまへの
感謝とともに。
おかげさまで、
ガバメントクラウドファンディングは、
目標を達成することができました。
本当に、本当に
ありがとうございました。
高齢者とペットのセーフティーネットへ
つないでいきたいと思います。
ふるさと納税で
動物の「殺処分ゼロ」
返礼品なしでも
申し込み相次ぐ
当法人では、
行き場を失った
犬猫たちの命をつなぐ
取り組みを行っています。
teamねこのてさん
保護猫ふみふみさん
のらだすけの会さんと連携し
見守り支援と
緊急保護の仕組みで
犬猫たちのセーフティーネットを
目指しています。
相次ぐ介護の現場からのSOS
飼い主を失い
行き場の無い犬猫たちを
1匹でも多く救いたい。
プロジェクト3年目の今年は、
ガバメントクラウドファンディング
に挑戦しています。
12月27日現在
118名の皆さまから
3,305,900円のふるさと納税を
いただきました。
本当にたくさんの
頑張れ!の声をいただき、
ただただ感謝の気持ちで
いっぱいです。
自分の税金は、
犬や猫たちのために
使ってほしい。
そんな思いが広がって、
もっともっと
多くの犬猫たちが救われる社会に
なることを心から願っています。
ふるさとチョイスの
ガバメントクラウドファンディングの
サイトには
犬猫のためのふるさと納税が
多数紹介されています。
返礼品は
ありませんが、
犬猫たちの命が救われます。
今年も残すところあと3日、
ふるさと納税
まだ間に合います。
ご家族やお友達にも
お声がいただけたらと
思います。
犬猫たちを救うふるさと納税、
どうぞ宜しくお願いいたします。
引き続き、高齢者とペットのプロジェクトも
応援していただけたらありがたいです。
高齢者さんが倒れて
入院。
猫が部屋に残されてるとの
相談が3件。
緊急入院に加えて
認知症があるので、
おそらく
もう自宅には戻ってこれないだろう・・・
とのこと。
3件とも。
去年の年末も
まったく同じ。
飼い主の入院で
残された猫の餌やりに
ヘルパーさんが交代で通いながら、
保護してくれる所を
探していました。
その時の猫さんは
今もふみふみさんにいます。
危険なくらい凶暴猫さんでしたが、
馴らしボラさんのおかげで
馴れ馴れ猫ちゃんに変貌しました。
ただ、
新しい家族が見つかる
ところまではいきません。
あれから
1年が過ぎたんやなぁ、、、
と思いながら、
現場に向かいました。
1頭の大人の猫を保護して
里親を見つけることは
世間の人が思っているほど
簡単な事ではありません。
しかし現実、
行き場のない犬猫が
溢れ出していて、
それが何一つ公的支援のない
民間にのしかかっています。
高齢者とペット問題の
出口探しは
依然迷走中ですが、
ここにきて
福祉の方々の協力が
とてもありがたいです。
他人事ではない。
みんなで、
何とかしなければ。
12月4日
シンポジウム
高齢者とペット問題を考える
尼崎では3年ぶりとなる
杉本彩さんの講演。
定員100名はすぐに満席になりました。
一人でも多くの人に聞いてもらいたいと、
増席対応していましたが、
220名を超えたところで
締切りとさせていただきました。
溢れる
行き場のない
犬猫たち。
見えない
出口。
殺処分ゼロに呑み込まれ、
疲弊するボランティア。
杉本彩さんの講演のテーマは、
「日本が向かうべく、輝く動物愛護の未来」
シンポジウムに
参加してくれた動物愛護関係者や
ボランティアの皆さんにとって、
今日の講演は
特別なものになったのではないかと
思います。
遠く沖縄の離島で、
捕獲、駆除され続けている
猫たちのこと、
その猫たちを守ろうと
戦っている人たちのこと、
そして、
行き場のない犬猫たちを
限界を超えて受け入れている仲間のことを
思いながら、
私自身、
彩さんの言葉を聞きました。
動物たちのために、
ともに
苦難を乗り越えようと
彩さんからのエールは、
何より
皆さんの心に
届いたと思います。
たくさんのマスコミの方が
高齢者とペットの問題に関心を持ち、
とても丁寧な取材をしてくれました。
ご一読いただければ幸いです。
子供の数よりペットの数が多い
超高齢化社会の日本。
飼い主の高齢化による飼育放棄が相次ぎ、
行き場のない犬猫たちが
社会にあふれだしています。
3年前の介護の現場からのSOSをきっかけに
孤立した高齢者とペットに直面し、
様々な問題に取り組んできました。
いまだ解決の方向性も見つけられて
いませんが、
シンポジウムでは、
高齢者とペット問題から見えてきた
深刻な動物愛護の『今』を、
皆さまと共有したいと思います。
殺処分ゼロを掲げながら、
圧倒的に受け皿が不足する現状を踏まえ、
どのように出口を探っていくのか、
民間シェルターと連携した緊急保護の
体制づくりや、
ペットの預かり制度などの先進事例を
挙げながら議論を進めていきます。
杉本彩さん、児玉小枝さんに加え、
高齢者福祉の現場の方からの
意見もいただきます。
シンポジウム
高齢者とペット問題を考える
同時開催:写真展「老犬たちの涙」
日時:2022年12月4日(日)
13時~15時40分(開場12:30〜)
会場:尼崎市立 中央北生涯学習プラザ 大ホール
定員:100人(先着順・定員になり次第締切)
申込み方法:申込みフォームより⇒https://bit.ly/3G8j0rV
第一部:基調講演
日本の動物愛護が向かうべき輝く未来
杉本彩 氏(公財)動物環境・福祉協会Eva理事長
第二部:
老犬たちの涙の現場から:児玉小枝 氏
会場報告
・介護の現場から
・民間シェルターの現場から
パネルディスカッション
高齢者とペット問題から見えてきた
動物愛護の『今』
・どうする?行き場のない犬猫たち
・行政の役割は?民間の役割
・私たちに出来ること
・民間の取り組み
・今後の展望
パネリスト:杉本彩 氏/児玉小枝 氏/水野直美 他
コーディネーター:西風直美
主催:NPO法人C.O.N 共催:teamねこのて/オープンシェルター保護猫ふみふみ/のらだすけの会/ペットアダプションセンター宝塚/兵庫動物愛護連盟