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特定非営利活動法人C.O.N

地域猫活動、公営住宅とペット、ペット防災、多頭飼育崩壊、高齢者とペット問題など、人と猫にまつわる様々な社会課題に取り組んでいます。高齢者とペットの安心プロジェクトは5年目になりました!人と動物が共に生きる、ワンウェルフェアの実現を目指しています。






高齢者さんが倒れて

入院。


猫が部屋に残されてるとの

相談が3件。



緊急入院に加えて

認知症があるので、

おそらく

もう自宅には戻ってこれないだろう・・・

とのこと。

3件とも。







去年の年末も

まったく同じ。



飼い主の入院で

残された猫の餌やりに

ヘルパーさんが交代で通いながら、

保護してくれる所を

探していました。



その時の猫さんは

今もふみふみさんにいます。

危険なくらい凶暴猫さんでしたが、

馴らしボラさんのおかげで

馴れ馴れ猫ちゃんに変貌しました。



ただ、

新しい家族が見つかる

ところまではいきません。




あれから

1年が過ぎたんやなぁ、、、

と思いながら、

現場に向かいました。



1頭の大人の猫を保護して

里親を見つけることは

世間の人が思っているほど

簡単な事ではありません。




しかし現実、

行き場のない犬猫が

溢れ出していて、



それが何一つ公的支援のない

民間にのしかかっています。



高齢者とペット問題の

出口探しは

依然迷走中ですが、

ここにきて

福祉の方々の協力が

とてもありがたいです。



他人事ではない。

みんなで、

何とかしなければ。










 

 

12月4日

 

シンポジウム

高齢者とペット問題を考える

 

 

尼崎では3年ぶりとなる

杉本彩さんの講演。

定員100名はすぐに満席になりました。

一人でも多くの人に聞いてもらいたいと、

増席対応していましたが、

220名を超えたところで

締切りとさせていただきました。

 

  

 

 

 

溢れる

行き場のない

犬猫たち。

 



見えない

出口。




殺処分ゼロに呑み込まれ、

疲弊するボランティア。

 

 


 

 

 杉本彩さんの講演のテーマは、

「日本が向かうべく、輝く動物愛護の未来」


 

シンポジウムに

参加してくれた動物愛護関係者や

ボランティアの皆さんにとって、

今日の講演は

特別なものになったのではないかと

思います。

 

 

 

 



遠く沖縄の離島で、

捕獲、駆除され続けている

猫たちのこと、

 

 

その猫たちを守ろうと

戦っている人たちのこと、

 


そして、

行き場のない犬猫たちを

限界を超えて受け入れている仲間のことを

思いながら、

私自身、

彩さんの言葉を聞きました。

 






動物たちのために、

ともに

苦難を乗り越えようと

 

 


彩さんからのエールは、

何より

皆さんの心に

届いたと思います。

 


 

 

 


たくさんのマスコミの方が

高齢者とペットの問題に関心を持ち、

とても丁寧な取材をしてくれました。

ご一読いただければ幸いです。

 

 











地域ケア会議に

参加させていただきました。



『課題解決』

『持続可能』

私たちの活動においても、

最も重要なテーマ。



個別事例をもとに

真剣に問題解決にのぞむ

他職種の皆さんとの意見交換は、

とても貴重な機会で、

こちらも

一言一句聞き逃したくないと

気合いが入ります。




私たちの中では

ぼんやりしていた問題点についても、

全く別の視点から

たくさんの意見が出て

新しい扉が見つかった気がします。



また一つ

つながりました。



12月20日




11月18日

シンポジウムも控えバタバタの中、

今週からトライやる・ウィーク!が始まり、

中学生3人がボランティア体験に

きてくれています。



地域猫活動体験や

保護猫ふみふみさんに協力いただいて、

シェルターボランティア体験などの

プログラムです。







前回のトライやる・ウィークでも、

子供たちとの5日間は思い出深く、

キラキラした表情は忘れないです。



今回の担当の先生から

その時の生徒さんが

動物関係の仕事につくそうですと

聞きました。



小さな出会いが

猫たちを救う未来へ

つながってくれることを

願っています。



トライやる・ウィーク

5日間のボランティア体験

お疲れさまでした。







子供の数よりペットの数が多い

超高齢化社会の日本。

飼い主の高齢化による飼育放棄が相次ぎ、

行き場のない犬猫たちが

社会にあふれだしています。

 

 

3年前の介護の現場からのSOSをきっかけに

孤立した高齢者とペットに直面し、

様々な問題に取り組んできました。

 

 

いまだ解決の方向性も見つけられて

いませんが、

シンポジウムでは、

高齢者とペット問題から見えてきた

深刻な動物愛護の『今』を、

皆さまと共有したいと思います。

 

 

殺処分ゼロを掲げながら、

圧倒的に受け皿が不足する現状を踏まえ、

どのように出口を探っていくのか、

民間シェルターと連携した緊急保護の

体制づくりや、

ペットの預かり制度などの先進事例を

挙げながら議論を進めていきます。

 

杉本彩さん、児玉小枝さんに加え、

高齢者福祉の現場の方からの

意見もいただきます。

 

 

 

シンポジウム

高齢者とペット問題を考える

同時開催:写真展「老犬たちの涙」

 

日時:2022年12月4日(日)

   13時~15時40分(開場12:30〜)

会場:尼崎市立 中央北生涯学習プラザ 大ホール

定員:100人(先着順・定員になり次第締切)

申込み方法:申込みフォームより⇒https://bit.ly/3G8j0rV

 


 
プログラム

第一部:基調講演

日本の動物愛護が向かうべき輝く未来

杉本彩 氏(公財)動物環境・福祉協会Eva理事長

 

第二部:

老犬たちの涙の現場から:児玉小枝 氏

会場報告

・介護の現場から

・民間シェルターの現場から

 

パネルディスカッション

高齢者とペット問題から見えてきた

動物愛護の『今』

・どうする?行き場のない犬猫たち

・行政の役割は?民間の役割

・私たちに出来ること

・民間の取り組み

・今後の展望

 

パネリスト:杉本彩 氏/児玉小枝 氏/水野直美 他

コーディネーター:西風直美

 


 

主催:NPO法人C.O.N  共催:teamねこのて/オープンシェルター保護猫ふみふみ/のらだすけの会/ペットアダプションセンター宝塚/兵庫動物愛護連盟

 

 

 

 

 

介護の現場から

相談が続く。

 

 

 

高齢の飼い主さんが倒れて、

ペットが取り残されている

という内容がほとんど。

 

 

 

放置されれば

ペットが餓死することも

あり得るケース。

 

 

 

引き取っていただける所は

ないですか?

 

 


 

image

 

 

 

うちの会に

保護施設はないし、

スタッフはそれぞれ自宅で

たくさんの保護猫を抱えており、

それはいずこも同じ。

 

 


殺処分の多くは

飼い主のいない幼齢猫と言われるが、




社会にあふれだす

行き場のない犬猫は

それだけではない。



多頭飼育崩壊、

高齢飼い主による飼育放棄、

大量生産のあげく

売れ残った犬猫たち。

繁殖に使い倒された

繁殖犬猫。

ブリーダー崩壊。

 

 

これほど社会に

行き場のない犬猫が

あふれているのに・・・




保護する場所を

どうするのか?

 



国も行政も

具体的な議論は

してこなかった。

 

 

 

image

 

 

 

保護する場所を確保せず、

どうやって

殺処分をゼロに

するのだろう?

 

 

2012年、法理に

殺処分がなくなることを目指して

という文言が書き込まれた。




動物愛護センターが、

保護施設の役割を果たしていくものと

期待した人々も多かったと思うが、

 


 

どうやら

違う。




民間がやってねって

ことなんだろう。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

もう5.6年前になるが、

尼崎市では

多頭飼育崩壊が相次いでいた。

 


私たちは、

問題を見える化するため、

関わってきた20件ほどの事例を

報告書にまとめ、

問題提起と対策を求め続けた。

 



協力団体の皆さんと

神戸でシンポジウムを開催し、



市議会でも何度も取り上げていただき、

動物愛護推進協議会では

丁々発止の議論が

2、3年は続いたかなと思う。




 

 

 

 

行政は鬱陶しくて

仕方なかっただろうが、

結果、

『対策』と言えるものができた。

 

 

 

それまでは、

多頭飼育が起こったら、

ボランティアが50匹も60匹もの猫を引き取り、何十万円の不妊手術費用や治療費も自腹

というのが当たり前だったけれど、




今、尼崎市で

多頭飼育が勃発しても、

もう、そんな事はない。



行政が見て見ぬふりで動かない

なんてこともないだろう。

 

 

使える『対策』があるから。

 

 

 

 

 

 

 

 

現在取り組んでいる

高齢者とペットの問題でも、

現場は、

本当にいろんなことを

教えてくれる。

 

 


そのことを、

対策へとつながなければ、

不幸な命が

減ることはない。

 
 

 

 

誰よりも、

何よりも、

本気で、

動物虐待に取り組む

新しい仕組みが

日本に生まれる。





市民シンポジウム 

『動物虐待事件の実効的対応を考える』

◾️基調講演 杉本彩 氏
動物虐待事案の傾向および処罰について
◾️報告
『どうぶつ愛護弁護団』についてなど
◾️パネルディスカッション

日時:10月3日(月)13時~15時30分
場所・開催方法:zoomによるオンライン




本日申込締切!


ワンウェルフェア大会・学会
人と環境・動物問題の現状と展望

1日目:10月1日(土)13:30~16:30 
大会*ハイブリッド
2日目:10月2日(日)14:00~16:30 
分科会*オンライン

・環境省、厚労省からの説明
・福祉職と動物職コラボシンポ
・実践報告等の分科会

one-welfare-taikai.peatix.com


残り3匹。


今日の捕獲は

TNRアシストのtokiさんに

依頼をしました。



安全に3匹を

捕獲していただき、



これで、

ここの猫たち全員の

不妊手術が終わりました。





最近は一般の方から

怪我した猫を

保護したいというような

相談も多く、




困った時の

tokiさんだのみで、

猫も私たちも

助かっています。






生活支援サポーター研修のあと

現地調査へ。



痩せかけた子猫が、

腐ったパンを食べていて、

何とかしてあげたいと思って・・・

と相談が入って、

猛暑の中、

何度も通った現場です。







既に2匹の子猫を保護。

3匹は不妊手術のあと、

相談者の方が

保護されています。




残るは3匹の猫たち。

私たちを見ただけで警戒警報で

普通の捕獲器では

捕まりそうにありません。





明日の捕獲は、

TNRアシストのtokiさんに

お願いしました。



1匹のキジネコは

首輪をつけています。

とても古びた。




捨てられた猫は、

ここにたどり着いて、

誰かの目にとまり

生きています。



エサやりが悪いと

見えることだけを

悪者にしていても、

根っこは何も変わらない。




野良猫問題を

作っているのは、

誰ですか?