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特定非営利活動法人C.O.N

地域猫活動、公営住宅とペット、ペット防災、多頭飼育崩壊、高齢者とペット問題など、人と猫にまつわる様々な社会課題に取り組んでいます。高齢者とペットの安心プロジェクトは5年目になりました!人と動物が共に生きる、ワンウェルフェアの実現を目指しています。





極寒の2日間、

現場に寄り添い

丁寧に丁寧に

取材をしていただきました。








OAの時間は訪問支援の最中で、

高齢者さんのお宅で

観せていただく流れになり、



番組を見終わったら、

いつも笑わない高齢者さんが、

穏やかな表情をされました。




猫も人も幸せに、

優しい社会でありたいと

願います。




ぜひ、

ご覧ください。







 

 

 

 

コロナ明けは捨て犬・捨て猫が街にあふれ返る?

という記事を読んだ。

 


 

確かに、ついこの間も

若い純血種の子が

保護されたし、

 

 


4匹の馴れ馴れ猫が

うずくまっているところを

保護されていた。

 

 


一目で飼い猫と

わかる子たちらしい。




捨て猫は、

ますます増えていく

だろう。


 


それに加え、


迷子猫も

捨て猫も

ノラ猫も

ごちゃ混ぜになって、

所有者の判明しない猫というくくりで、

行政で引き取ってもらえないケースが

かなり増えている。




この流れは、

止まらないにしても、




社会の中には、

犬猫を安全に「保護」「保管」する

という観点の

受け皿があるべきだと思う。



  

 

 


捨てられた猫たちは、

運良く、

街の片隅で

生きのびれたら、




人々から

ノラ猫と言われる

存在になる。




あちこちで、

エサやり禁止看板を

見かけるけど、




そこ

じゃない。

 

 

 


蛇口を締めて、

負の連鎖を止める。




どう考えても、

こっちだよな。




蛇口は

どこか?




 





戸ノ内町北地区

高齢者等見守り安心委員会さんから

お声がけいただき、


高齢者とペットに関する

お話しをさせていただきました。



●ペットの世話が続けられない

高齢者の支援について

●多頭飼育崩壊について



参加されたのは、

戸ノ内北地区高齢者見守り推進員・協力員

戸ノ内老人給食ボランティア

戸ノ内地区民生・児童委員

民生協力委員の皆さん。







つまり、

高齢者さんのお宅に

直接伺う機会のある方々です。



そういう方々に、

まず問題意識をもってもらうのが

効果的だろうと

会長さんがこの機会を

作ってくれました。








私たちが2016年から関わってきた

多頭飼育崩壊の報告書を配布しました。




質疑応答では、

多頭崩壊事例一覧と

その画像を見て、



『なぜここになるまで

放置されてきたのか?』



『ご近所さんなど

なぜ誰も助けられなかったのか?』




との質問がありました。




まさに、

核心です。







12月のシンポジウム
『高齢者とペット問題を考えてる』で
会場発言をお願いした
町会役員さんが参加されていました。



高齢者とペット問題について、
すでに新しい取り組みを
進めておられるそうです。






活発な意見交換が
できました。


皆さんの
地域力に圧倒されながら、
沢山の学びを、



ありがとう
ございました。




野良猫が増えて

困っています・・・



という相談で

現地へ。

 

 

 

 


誰かが

捨てにくるんです



そんな

話も聞きました。




自腹で何匹か手術した

という方もいたので、




不妊手術の助成金について

少し説明をしてきました。




不妊手術をしないと

こんな状態になってしまいます・・・

といつもの画像をお見せしつつ





 

 


尼崎市の場合、

「野良猫の不妊手術をしなければ!」

となった時、

 

 


個人負担なしで

不妊手術ができる助成金が

あります。

 

 

 

利用するには、

市の説明会を一回受けるだけ。

町会長の承認なども不要です。

 

 

 

助成金は、

最大で

メス1匹 13,000円

オス1匹 9,000円

 

 


この金額内で、

手術ができるTNR専門病院や

ノラ猫料金を設定している

動物病院を利用すれば

「個人負担」なしでいけます。




尼崎市内の

動物病院でなくても

OKです。

 


 

あとは、

手術の領収書と必要書類を

市に送るだけ。

 



ちなみに、

助成金の対象になるのは、

手術費用に加えて、

 

 


手術に関連する費用

・抗生剤(コンベニア等)

・麻酔の費用

・処置の費用

・入院の費用

・ワクチンの費用

・駆虫薬の費用

・消費税

も含まれていて、

手厚くカバーされています。

 

 


また、

一人何匹まで、

一人20万円まで、

というような制限もありません。

年度内の予算がなくなるまで、

何匹でも、

一人50匹とかでも可能です。

 

 


念のため、

尼崎市内のノラ猫に限りです。

飼い猫には使えません。

 



多頭飼育崩壊が起こった時は?

飼い猫なので、

この助成金は使えません。




ただ、

多頭飼育の場合は、

一定の条件はありますが、

多頭飼育専用の助成金があります。




 

 

 

ということで、

とにかく簡単な

助成金制度ですが、

 



捕獲して手術した後に

保護する予定のノラ猫には

使えないという

謎のルールがあります。




 

元の場所に

リターンするノラ猫のみ

対象ということです。

 

 


 

詳しくは

市のホームページを

ご覧ください。

 


 

 

 

 


経済的な理由や

孤立しがちな高齢者さんには、

ペットの預け先がありません。




いつもは

入院の場合の

相談が多いですが、




今回は、

高齢者さんの

お引越しです。




引越しのバタバタで

猫が逃げてしまう事も多いので

一時預かりすることに

しました。



そんなの飼い主の責任やん

キリがないとか

言われる事もありますが、




引越し完了のきれいな部屋に

猫を届けて、

リラックスする

高齢者さんと猫を見て、

ほっとしました。




「頑張った甲斐があったわー」

と引越しを取り仕切っていた

ケアマネさん。




猫ボラによる

猫のためのおせっかいは、

誰かのため

地域のために

つながっていたりします。



時々。







飼い主さんが亡くなって

外に出てしまった猫さん




別のスタッフさんも

現場へ行って

捕獲作業をしてくれて

いました。




この子ですか?






福祉の方から

画像をもらっています。




良かった、

この子です!




今日も

凍える寒さ。



無事に

保護してくれた

みんな、



ありがとう。





今日は

キャサリンのところへ

行ってきました。




何かと体調の悪い高齢者さんを
心配しながら
いつも寄り添っている、



キャサリンは
そんな感じの猫です。



長年高齢者さんと暮らしてきた
犬や猫は、
そういうタイプの子が
実に多いです。








高齢者さんが倒れて
一ヶ月近く入院したときの
キャサリンの不安な表情や


退院して
久しぶりに
高齢者さんと会えた時の
驚いたような
嬉しい表情や



本当に
家族
そのものです。


一人暮らしの
高齢者さんには
唯一の家族であり、



病状が悪化しようが
ペットのために、
入院しないという想いは
ごく自然なことかもしれません。






現場で知ったことは、
自己責任、
飼い主責任、
だけでは


救われない犬猫たちが
たくさんいる
という事です。





お一人暮らしの高齢者さんが

亡くなって、

 

 

警察の方や関係者が

頻繁に出入りする中、

残された猫が、

外に逃げてしまいました。

 

 

福祉の方と

現場にかけつけ、

遠まきに家を見つめている

白黒猫の姿を発見しました。

 

 


家に戻りたいけれど、

人がいっぱいで

戻れないという様子で

ウロウロしています。



 

近所のスタッフさんが

連日、捕獲とエサやりに

通っています。

 


 

無事に保護できるように、

周辺のエサやりさんにも

協力をお願いしました。

 

 


今回は福祉の方が

連絡をくれたので、

何とか対応できていますが、

 

 

 

飼い主さんが亡くなった場合、

こんなふうに

外に出てしまったり、

逆に部屋に閉じ込められたり、

外に放り出されたり、

 


 

普通にあります。

 

 


特に、

猫の場合。

 

 


もしもなんて、

明日かもしれません。

 


 

もしもの時、

猫のことを頼める人

いますか?

 

 


 

 

 




何十年も、

動物愛護に関わってきた

いつも現場で。



地域や社会に

問題提起もしてきたし、




だから

わかっている

と思っていた。




けど、



現実は、

想像を絶するほど

残酷で、




『闇』

としか言いようのない

事実に直面する。




様々な動物の問題を

人の問題として

つないでいくほどに、



底知れぬ

闇が広がっていく。




そして、

初めて、

自分たちの活動が

社会とつながったような

この感覚は、

なんだろう。