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特定非営利活動法人C.O.N

地域猫活動、公営住宅とペット、ペット防災、多頭飼育崩壊、高齢者とペット問題など、人と猫にまつわる様々な社会課題に取り組んでいます。高齢者とペットの安心プロジェクトは5年目になりました!人と動物が共に生きる、ワンウェルフェアの実現を目指しています。

 

 

 

 

 

介護の現場から

相談が続く。

 

 

 

高齢の飼い主さんが倒れて、

ペットが取り残されている

という内容がほとんど。

 

 

 

放置されれば

ペットが餓死することも

あり得るケース。

 

 

 

引き取っていただける所は

ないですか?

 

 


 

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うちの会に

保護施設はないし、

スタッフはそれぞれ自宅で

たくさんの保護猫を抱えており、

それはいずこも同じ。

 

 


殺処分の多くは

飼い主のいない幼齢猫と言われるが、




社会にあふれだす

行き場のない犬猫は

それだけではない。



多頭飼育崩壊、

高齢飼い主による飼育放棄、

大量生産のあげく

売れ残った犬猫たち。

繁殖に使い倒された

繁殖犬猫。

ブリーダー崩壊。

 

 

これほど社会に

行き場のない犬猫が

あふれているのに・・・




保護する場所を

どうするのか?

 



国も行政も

具体的な議論は

してこなかった。

 

 

 

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保護する場所を確保せず、

どうやって

殺処分をゼロに

するのだろう?

 

 

2012年、法理に

殺処分がなくなることを目指して

という文言が書き込まれた。




動物愛護センターが、

保護施設の役割を果たしていくものと

期待した人々も多かったと思うが、

 


 

どうやら

違う。




民間がやってねって

ことなんだろう。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

もう5.6年前になるが、

尼崎市では

多頭飼育崩壊が相次いでいた。

 


私たちは、

問題を見える化するため、

関わってきた20件ほどの事例を

報告書にまとめ、

問題提起と対策を求め続けた。

 



協力団体の皆さんと

神戸でシンポジウムを開催し、



市議会でも何度も取り上げていただき、

動物愛護推進協議会では

丁々発止の議論が

2、3年は続いたかなと思う。




 

 

 

 

行政は鬱陶しくて

仕方なかっただろうが、

結果、

『対策』と言えるものができた。

 

 

 

それまでは、

多頭飼育が起こったら、

ボランティアが50匹も60匹もの猫を引き取り、何十万円の不妊手術費用や治療費も自腹

というのが当たり前だったけれど、




今、尼崎市で

多頭飼育が勃発しても、

もう、そんな事はない。



行政が見て見ぬふりで動かない

なんてこともないだろう。

 

 

使える『対策』があるから。

 

 

 

 

 

 

 

 

現在取り組んでいる

高齢者とペットの問題でも、

現場は、

本当にいろんなことを

教えてくれる。

 

 


そのことを、

対策へとつながなければ、

不幸な命が

減ることはない。

 
 

 

 

誰よりも、

何よりも、

本気で、

動物虐待に取り組む

新しい仕組みが

日本に生まれる。





市民シンポジウム 

『動物虐待事件の実効的対応を考える』

◾️基調講演 杉本彩 氏
動物虐待事案の傾向および処罰について
◾️報告
『どうぶつ愛護弁護団』についてなど
◾️パネルディスカッション

日時:10月3日(月)13時~15時30分
場所・開催方法:zoomによるオンライン




本日申込締切!


ワンウェルフェア大会・学会
人と環境・動物問題の現状と展望

1日目:10月1日(土)13:30~16:30 
大会*ハイブリッド
2日目:10月2日(日)14:00~16:30 
分科会*オンライン

・環境省、厚労省からの説明
・福祉職と動物職コラボシンポ
・実践報告等の分科会

one-welfare-taikai.peatix.com


残り3匹。


今日の捕獲は

TNRアシストのtokiさんに

依頼をしました。



安全に3匹を

捕獲していただき、



これで、

ここの猫たち全員の

不妊手術が終わりました。





最近は一般の方から

怪我した猫を

保護したいというような

相談も多く、




困った時の

tokiさんだのみで、

猫も私たちも

助かっています。






生活支援サポーター研修のあと

現地調査へ。



痩せかけた子猫が、

腐ったパンを食べていて、

何とかしてあげたいと思って・・・

と相談が入って、

猛暑の中、

何度も通った現場です。







既に2匹の子猫を保護。

3匹は不妊手術のあと、

相談者の方が

保護されています。




残るは3匹の猫たち。

私たちを見ただけで警戒警報で

普通の捕獲器では

捕まりそうにありません。





明日の捕獲は、

TNRアシストのtokiさんに

お願いしました。



1匹のキジネコは

首輪をつけています。

とても古びた。




捨てられた猫は、

ここにたどり着いて、

誰かの目にとまり

生きています。



エサやりが悪いと

見えることだけを

悪者にしていても、

根っこは何も変わらない。




野良猫問題を

作っているのは、

誰ですか?










 



尼崎市生活支援サポーター

養成研修

2日目です。



今回は

●高齢者等の尊厳の保持

●本人や家族とのコミュニケーション



10時スタートで終了は16時

なかなかの長丁場ですが、

人間力溢れる講師のお話しに

聞き入りました。








3人に1人が

高齢者となる時代に

向かっています。



様々な高齢者とペット問題に

対応するためにも、

新しいカタチが

必要になってくると思います。









今日は尼崎市生活支援サポーター

養成研修。



高齢者とペット問題に

取り組んでいます。

そのため福祉のことも

いろいろ学んでいます。









本日、

尼崎市立中央北生涯学習プラザで
児玉小枝さん写真展
「老犬の涙」を開催します。


『看取り拒否や、介護放棄等々の理由で
持ち込まれた犬達の姿を、
各地の行政施設などをまわりながら
取材された児玉小枝さん。
写真を通じて、捨てられた老犬たちの想いが、
一人でも多くの方の心に屆きますように』


『老犬たちの涙』
児玉小枝著/KADOKAWA刊より



高齢の飼い主さんが亡くなり
猫が一匹残されています。
施設に入ることになったので、
もう飼えなくなりました。


そんな理由で、
飼育放棄となる犬猫たちが
急激に増えています。


原因は大きく2つ。
ペットの飼い主の高齢化と
これまでは
行政で引き取られていた犬猫が、
引き取り不可で
ボランティアのところへ
流れてきていること。



この状況は、
当分は変わらないだろうと
思う。



今日の会場では、
『猫の相談会』も行っています。
猫やペットに関するお悩みが
ありましたら、
お気軽にお立ち寄りください。





【会場】尼崎市立中央北生涯學習プラザ1階 
    学習室ABC
    (尼崎市東難波町2丁目14-1)
【日時】8月21日13時〜16時
【主催】オープンシェルター保護貓ふみふみ
【共催】特定非営利活動法人C.O.N
             TEAMねこのて




本当に久しぶり。



コロナ禍

開催できなかった

尼崎での譲渡会。








生涯学習プラザという

尼崎市の新しい施設で、

念願の児玉小枝さんの写真展

『老犬たちの涙』と同時開催です。



オープンシェルター

保護猫ふみふみさん主催、

TEAMねこのてさんとの共催です。














今、私たちは、
ペットと高齢者の問題に
取り組んでいますが、



まさに『老犬たちの涙』が
伝えている現場に
向き合っています。



一枚一枚の写真を見ていると、

老犬たちが、

目の前にいるような

感覚になり、




行政に収容されたら

二度と出られない。

殺処分しかない。

その時代に、

助けられなかった猫たちの顔が

よみがえってきます。







児玉小枝さんの

『どうぶつたちのレクイエム』に

出会ったのは2000年。




22年の時が過ぎ、

法律が改正され、

どうぶつたちを取り巻く景色も

変わってきましたが、



地域にも、

社会にも、

行き場の無い犬猫たちは、

溢れかえっています。




その受け皿となり、
最後の砦となっているのが、
ボランティアで、



今日の譲渡会にも、
たくさんの保護猫たちが
参加しています。







ふみふみさんからは、

雪之丞が

参加しています。




保護されて半年以上、

触れることさえできないほど

凶暴猫でしたが、



ふみふみさんが

保護してくれてから、

奇跡というしかないくらいに

穏やかな猫になりました。








雪之丞の飼い主さんは、

持病がかなり悪化していました。

目が見えなくなる一歩手前。

そんなになるまで

入院を拒否していたそうです。




理由は、




猫がいるから

です。




ほんの一週間でも、

孤立している高齢者さんには、

ペットを預かってもらえるような

つながりはありません。





ホテルに預ける経済力もなく

ペットを飼えるの?

そんな意見もわかりますが、




多頭飼育問題の時も、

そうでした。




飼い主責任だけでは、

今、目の前で起こっている問題は、

1ミリも動かない。




現場は、

そういうこと

だらけです。




福祉の方からの相談で、

一時預かり先を探している間に

雪之丞の飼い主さんは倒れ、

緊急搬送されました。




もう、

自宅には戻れないだろう

ということでした。





雪之丞と

飼い主さんとの生活は

終わりになります。








病院に雪之丞の写真を届けてくれた

福祉の方が

教えてくれました。




『シロは大丈夫だよ、

保護してもらえたよ』

と話すと、




目もあまり見えていない

おじいさんは、

写真を見つめて

涙を流していましたよ

と。




今でも、

時々、

その涙の意味を

考えます。





パネル展に、

児玉小枝さんが

来てくれました。




児玉さんが撮ってくれた

優しい

雪之丞の写真です。




児玉小枝さんFacebookより