世田谷区にて

カサンドラの自助会を開催している

看護職ボランティア団体です


コロナからスタートしたこの会

細々続けていて


2023年、2024年と

世田谷区男女共同参画センターの

共同事業に参加させていただき

多くのカサンドラさんと

お話する機会に恵まれました


来年も引き続きどうぞよろしくお願いします。


発達障がいの人と

カサンドラさんとの

良き関係性が確立できるよう


戦略だの、方略どのを考えつつ




いま、

悩んでいる人に

苦しんでいる人に

何らかの手を

差しのべることができたらなぁと



共に分かち合うことで

相乗効果が得られるように



日々勉強し

自助会を開催してまいります


来年もどうぞよろしくお願いします


家族が集まる年末年始

特に苦しくなりがちです


がんばりすぎて


頑張らなくても



虚無感におそわれたり

無力感にさいなまれたり

うつっぽくなったり

何もする気にならなくなったり


希望も夢もなくなるような

そんなことがないように願ってます


カサンドラさん

自分のままで

自分らしくいきましょう!

東京世田谷にてカサンドラの自助会を開催している看護職ボランティア団体です

次回は2月上旬の予定です



1月26日に

世田谷区男女共同参画センターらぷらすの共同事業に参加します。名前は違いますが、カサンドラさんの自助会です。良かったらそちらにご参加ください。https://laplace-setagaya.net/event/4803/



さて

前に同じテーマ

【電球はとりかえない】の後日談があるので、本日はそれにしました




あるカサンドラ家。

発達障がい疑いの夫

その夫は絶対に電球をとりかえない。



電球の代わりのグッズを買ってきたりするけど、なぜか電球はとりかえない


電球そのもののストックがなかったから、カサンドラさん、夫に向かって【階段の電球きれてるの。家にないから電球買ってきて】とお願いしました。


【はい、買ってきたよ】と

電球がテーブルの上に置いてある


電球は取り替えない


【普通】この場面だったら

多くの男性は、

言わなくても

お願いされなくても

電球をとりかえるんじゃないかな



カサンドラ家の場合はこうである



テーブルの上の電球は

そのまま放置されている



夫、電球がきれていることは知ってる

夫の方が背が高いから、

手を伸ばすだけで取り替えられる


しかし

カサンドラさんが取り替えるとすると、

脚立が必要。

脚立は倉庫にしまってある




夫が電球取り替えてくれればいいのにと

思いませんか?


ホントに


絶対に取り替えません



【取り替えて】と

カサンドラさんがお願いしても



【俺は買ってきたんだから、お前がかえろ】



んーーー。

その論理って何?



別に家にいて

何か役割があるわけじゃありません


家は休むところだからと

家事、育児のほとんど何もしません

ずっと遊んでるか

動画をみたり

パソコンいじってます



電球くらい替えてもいいんじゃないかな

カサンドラさんは、イライラしながら

机に置かれた電球を見つめます



いつも思うんだけど

危険な作業はやりたがらない

面倒なこともやらない



上向きで電球をかえてて

割れたらいやだからやらないのか?




色々推測するのも面倒だから

今回もカサンドラさんが取り替えた



こんなやりとりは

電球だけじゃない


色んなことで

色んな理由をつけて

やらないことが沢山ある


【やってほしくて】

優しく頼んだり

タイミングをはかったり

お願いの仕方を工夫してみたり


どうやっても

渋々やるか


結局やらない



夫にやってもらおうと努力してきたけど



無駄な努力だと、

ようやく諦めがついた


諦めがつくまで

20年かかった


ほんのちょっとのことだから

いつかやってくれるんじゃないかと

淡い期待をもってた



結局やらない

それがわかった



カサンドラさん、

夫にやらせようと努力しないことにした



なんだか

吹っ切れた



後退している気がしてるけど

それもありかもしれないと



いま

カサンドラさんは

これでいいと思うよう努力している

という



電球くらい……

変えたっていいじゃない………ね




電球だけじゃない

その他のことも頼めない

やってくれない

カサンドラ家の状況




気の毒に感じたけど

吹っ切れたカサンドラさん


なんだな

カッコよくみえました

こんにちは

世田谷区にてカサンドラの自助会を開催している看護職ボランティア団体です


私は代表の看護職です


先週の日曜日、世田谷区の男女共同参画センターらぷらすというところの共同企画にて、【発達障がい家族をもつ方のためのアートワーク】にて、カサンドラの支援をしてきた立場から経験談をお話させていただきました


これまで、このボランティア団体を立ち上げる前に3年、この会を立ち上げてから3年、カサンドラの会として、活動し始める前に病院で数々のカサンドラさんとお話してきた経験、発達障がい当事者の支援をしてきた経験など、拙い話ですが、初めて人前でお話させていただきました。


カサンドラさんが【穴】にはまって抜けられなくて、【穴】から顔を出す勇気がなくて、抜け出してからもカラッポになった【穴】に対して、悶々とする思いを抱えていて。

自分がわからなくなったり、自己肯定感が低くなったり。


迷子になっている方々に、少しでも前を向いていける何かをお伝えできたら、と思ってお話しました。


最初で最後かなと思ってお話しましたが、何か機会があったら、とこかで声をかけていただけたら、お話させていただこうかな


年末年始は、家にこもることが多いから、カサンドラさんたち。ツラくないように。


心とカラダのパーソナルスペースを確保してくださいね。

東京世田谷にてカサンドラの自助会を開催しています。看護職ボランティア団体です


カサンドラさんのお悩みで一番多いのは 

パートナーの悩みです


発達障がいの特性としては

ASD、以前アスペルガーといわれた特性をもつ方に対するお悩みが多いです

 

本日ご紹介する方は 

ASD 特性とADHD特性をもっている方で

特にADHD の強い方のようです

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夫の発達障がいで悩んでいます

色んな特性があって

振り回されています



仕事では何とかこなしているようですが

家の中では任せられないことばかり



夫はおそらく

ADHDの特性が強い感じ


急ぐ時はドアは開けっ放し


何か探し物があると

扉は開けっ放し


出かけた時には子どもを忘れたりする


ジップロック

コーヒーの蓋

歯磨き

洗剤

冷蔵庫


色んなものが開けっ放し


探し物をすると

家中ひっくり返す 


最初は

冗談かなぁと思って笑ってた

漫才の1コマみたいにみえるから



本人はいたって大真面目

何かやらなきゃと思うと

特に焦るみたいで

あっちでぐちゃぐちゃ

こっちでぐちゃぐちゃ



結局、必要以上に時間がかかって

遅刻はするし、忘れ物は多い





何か頼むと

そのことだけに全集中


他のことは見えなくなる


何かを蹴飛ばしても

ひっくり返しても

ぐちゃぐちゃにしても

壊れても


そんなことは知るよしもなし




家族みんなで

目がテンになり

【あら、あら、あら】となる



何かに集中すると

他のことには目もくれないのに

 

その

【あら、あら、あら、】の

空気だけは敏感に察知




バカにされたと思うみたいで

夫は即刻キレまくる




だって


そんなに集中しなくちゃいけないこと

ではないんです





【この荷物を宅配便に出しておいて】

とか


【仕事にいく】とか



【友達とご飯の約束をしている】



そんなよくあることです

それなのに

家中ひっくり返して出かけていく




ちょっと大きな荷物だと

この荷物を入れる袋が見つからないと

袋探しに奮闘する



別に袋に入れなくても

いいじゃないですか



でも袋にいれないと!と

家中を探しまわり




家の中が

ぐちゃぐちゃなんです



バタバタ、バタバタ

すごい勢いで動くから



子どもが小さな時は

踏まれたり蹴られたり



本当に大変


最近は年をとって

ますます忘れ物が多くて

動きが鈍くなって

心に余裕がなくなって


ますますぐちゃぐちゃ

もう無理です


だから

何も頼めません


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あるカサンドラさんの話でした



年をとってくると

色んなことに対する経験値が増えるので

余裕がでてくることが多いですよね



おそらくカサンドラ家では

違うのではないかと思います



ADHDの方は

ご本人でも困っている方に遭遇しますが

サポートする周りの人も困っていることが多いようです


お一人で悩んでいる方はいませんか

とうぞ自助会をご活用ください



こんにちは

東京世田谷にてカサンドラさんの自助会を開催している看護職ボランティア団体です。


今日のタイトルは

【病気の相談はできない】です



カサンドラさんたち

日々の生活で違和感を覚えます


何でこんな話しもできないのか


会話のキャッチボールができないのか



例えば家族以外の誰かに相談するとします

【忙しいからじゃないの?】

【うちもそんな感じよ】


カサンドラさんは、


いや、うちと同じで

こんなに笑顔で家族の話ができるはずがない

そう思います



残念だけど、

カサンドラ家の状況を

詳しく聞いてもくれないまま、こ

のような回答をする人が非常に多い



みんなそうなのかな

私の我慢が足りないのかな

私の言い方が悪いのかな


カサンドラさんは悶々と

自問自答し

自分を責めます



決定的な出来事が起きた時には

すでにカサンドラさんは

ずいぶん心身の崩壊した状態にあって


そこから以前の状態まで回復するには

道のりが遠いことも少なくない



早くに気づくこと

回復に向けて活動すること

これはすごく大事



その一つとして

自助会をご活用ください

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あるカサンドラさんの話です

夫が発達障がいだと思います


私が何か話かけても

答えがとんちんかん


私の話す意味が

わからないんだと思います


と、いうと私がマウントをとっているように思われるのですが、話の解釈が独特なんだと思います。



そして、

私がなぜこの話をするのか

わかってないんだと思います



こうやって書くと、謎解きをしながら話をしているように思うかもしれませんが、生活の中でする会話って、相手が何を考えて、何を答えてほしくて話しているか、ある程度考えながら聞いているように思います。


特に家族の場合、普段生活しているなかで、ある程度は阿吽の呼吸で話が通じることも増えていたりもするじゃないですか。


でも、うちの夫にはそれがありません


何年たっても、関係は変わりません。

毎回同じやりとりから始まります


人によると【新鮮でいいね】と言われますが

そんな生易しいものではありません


必要な会話も長々説明が必要で

簡単な意志疎通もままなりません


私は心理の専門家ではないので、

そんなことを考えて生活したことは一度もありませんでした。


でも、夫をみて初めて知りました


夫は、全く何も考えてなくて

一方的に話をするし

私に対する見方も独特すぎて

驚くほどです



私に対してその話をすることで

私がどう思うか、

何をツラいと思っているのかなんて

眼中にないんです


私が一番驚いたのは

子どもの病気の時でした


初めての子どもが

まだ一歳に満たない時


夕方から高熱をだしました

機嫌が悪く、ミルクは飲まない

ずっと泣いていました

私は育休中でした


20時、夫が仕事から帰宅したので

子どもの病気のことを話ました


熱が何時からでていて

ぐったりしてるのに

ずっと泣いてて

ミルクを飲まない

熱はどんどん上がってくる

すごく心配だと伝えました




私【病院に行った方がいいかな?】と

夫に相談しました



何も言わずに聞いていた夫

口を開いてでてきた言葉は

【小児科医じゃないからわからない】



夫【俺の飯は?】

私【それどころじゃなくて】


食事に並々ならぬ執着があって

食事が用意されてないと

いつもキレる夫


まさか子どもの病気の時くらい許してくれるよね、なんて思ったら大間違い


ふてくされて自室に入ってしまいました


私【えっ?子どものことは?】

夫【だから、小児科医じゃないからわからないって言ってるだろ】



え?それだけ?

子どもは大丈夫なのかとか、心配しないの?

熱は何度かとか、夜でも行ける病院探したりして、期待した自分がバカだった。


夫は、明日も仕事があるのに飯がないなんてと

ぶつくさ言われ

病気をうつされると嫌だからと

子どもに近づきもしませんでした


私は心配なのと、子どもがずっとぐずぐずいっていたので、一睡もできないまま朝をむかえました。


夫【子どもは?】

私【全然寝なかった。熱が高いの】

夫【朝飯は?】

私【用意できなかった】


夫、じゃあ仕事いくわと

さっさと仕事に行ってしまいました。 



私は疲れと心配と

夫とのやり取りで

心身共にひどくダメージを受けてしまい

涙が止まりません


そんな中でも

子どもがギャーギャー泣くので

私が泣いてばかりもいられません



今日受診できる病院を調べて

病院に連れていき

薬をもらって看病しました


夫の顔はもう見たくありませんでした


2日たった後

ようやく熱が下がり

普段に近い生活に


夫は何事もなかったかのように接してきます

私【私は幻をみていたのか。子どものことでいっぱいいっぱいだったから、ものの見方がおかしくなってたのか?】

と思えるほどでした



それからしばらくたったあと

今度は子どもが吐く、下痢の風邪になりました

噴水のように、そこかしこで吐きます

小さいから動き回るし、

家の中がぐちゃぐちゃです



夫が帰宅して

私【夕方前からずっと吐いてて】と夫に言うと

夫【小児科医じゃないから】と不機嫌に



このページの何行か前と同じやりとりでした


あー、駄目だ

私はどうしたらいいんだろう


結婚の時に

【病める時も健やかなる時も】と約束したよねと。この先、病気の相談ができなくて、私はどうしたらいいんだろう。


悶々とする生活でした



その後も

大人として判断が必要な時には

なんやかんやと言い訳をして

びっくり発言の連発


もう疲れました

あきらめました

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あるカサンドラさんの話でした


発達障がい特性のある方は

イレギュラー対応が難しいといいますが


病気のときくらい・・・

というのがカサンドラさんのせめてもの願いだったりします


同じ思いを抱えている方はいませんか


自助会は傷をなめあう会ではなく

話す行為、話を聞くことにより

自分をみつめ、見直し、他者の生活からヒントを得たりしますし

何よりも【そうだったの。大変だったね。】という共感を得られることが心の安寧につながります。



一人で悩んでいる方がいたら、

自助会をご活用ください