CAR STYLING official blog

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CAR STYLINGは2014年に復刊しました。
これからもよろしくお願いいたします。

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初代ギャランΛ

 

 私は、カースタイリングと並行してモーターファン・アーカイブスを制作しています。これはモーターファン誌の過去の雑誌のデータや写真を利用して昔のクルマの雑誌を制作するもの。そんな中で現在制作しているのが5月31日発売の

「モーターファン別冊 初代ギャランΣ/Λのすべて」

 

です。

 先日この取材のために名古屋方面に行ってきたのですが、そこで衝撃的な出会いが…

 

 

初代ギャランΛ

 

 それが初代のギャランΛでした。全幅は1675mmと5ナンバーサイズギリギリでもなく、それでいて堂々たる佇まい。じりじりと暑い日でしたが凛とたたずむその姿は、まさに女優のようといったら大げさでしょうか。

 

 さらにΣも現在見てみるとラインの少なさに感動です。面の張りだけで構成されたボディはまさにスケッチだけでな生まれない形で、幾多に及ぶモデリングの賜物でしょう。

 もちろんこれらのクルマのチーフデザイナーであるレジェンド=三橋慎一さんにも京都でお会いし、様々なお話を伺ってきました。

 

初代ギャランΣ

 

 現在製作中の「〜すべて」ではなかなか掘り下げた部分までは紹介できないのですが、機会があればぜひカースタでも紹介したいな、と思っております。

 

 まずは5月31日刊行の「モーターファン別冊 初代ギャランΣ/Λのすべて」にご期待ください!

 そして次の6月26日発売、CARSTYLING 17 では、ビッグインタビューも掲載します。どうごこちらもご期待ください。                (松永)

 現在、北京モーターショー2018の取材のため、北京におります。中国車の進歩と開発の速さには圧倒されますが、それ以上に、中国車をトータルでサポートする企業の存在感が明確となってきています。時代はかなり変わりつつあるということが実感されます。

松永

や、どうも。カースタイリング外注よろず屋の古庄でございます。今回は「第4回 カーデザイン甲子園」の最終審査結果が発表されました、というお知らせです。

 

 

「カーデザイン甲子園」というのは、新潟国際自動車大学校が開催している、全国の高校生を対象にしたデザインコンテスト。2013年から毎年開催され、第4回は2016年11月に最終審査がおこなわれています。

 

じつはワタクシ、第2回から審査員をやらせていただいているのですが、毎回とも若者の思考の柔軟さに感心させられるばかりです。また「社会のため」「おじいちゃんおばあちゃんのため」あるいは「子供たちのため」といった、真摯なアイデアもたくさんあることに驚かされます。

 

最優秀賞に選ばれたのは、坂田康介さん(栃木県立足利工業高等学校3年)の作品。通勤に使うパーソナルコミューターと、家の離れとしても使えるリビングルーム感覚のキャビンを組み合わせたファミリーカーです。

 

コミューター部分はこまめなアップデートで最新技術に対応し、キャビン部分も「家族の思い出を積み重ねる」ことで価値を増すというアイデア。どちらも長期間所有しつづける前提なのが新鮮でした。

 


最優秀賞の作品

 

優秀賞は2作品。三浦未玖利さん(青森県立八戸西高等学校2年)のシンプルな3輪スポーツカーと、荒井優花さん(栃木県立足利工業高等学校3年)の、小学生が通学に使う、安全性とファッション性の高い自動運転コミューターが選ばれました。どちらも移動体験を楽しいものにしようとする気持ちが感じられます。

三浦未玖利さんの作品

 

荒井優花さんの作品

 

コンテストの詳細や作品の講評は、コンテスト公式ウェブサイト https://www.gia.ac.jp/request2/ をご覧ください。

 

や、どうも。カースタイリング外注よろず屋の古庄でございます。1月24日に「東京ビジネスデザインアワード」の最終審査結果発表がありました。

 

受賞者と審査員たち。

 

このアワードは「優れた技術を持つ都内の中小企業とデザイナーをマッチングして、新しい商品やプロジェクトを提案してもらう」という目的で、東京都が2012年度から開催しているものです。

 

今回は選考を勝ち抜いて最終プレゼンテーションをおこなった8グループのなかから、「聖書で培った製本技術を活用してペーパージュエリーを作り、ブランド展開しよう」というアイデアが最優秀賞を獲得しました。

 

最優秀賞:「三方金の技術を応用したペーパージュエリーブランド」

星共社/原田元輝、横山徳

 

優秀賞は2点が選出されました。

 

優秀賞:「肌に貼って直接書けるメモシール」

コスモテック/今井裕平、林雄三、木村美智子

 

 

優秀賞「ユーザーが仕上げる花器デコレーションシート」

丸和製作所/片山典子

 

アワードや受賞作品の詳細は、アワード公式ウェブサイト https://www.tokyo-design.ne.jp/award.html をご覧ください。

や、どうも。カースタイリング外注よろず屋の古庄でございます。1月後半にはデザインがらみのイベントがいくつかありましたので、紹介してゆくことにいたします。

 

1月25日にアーロンチェアの「リマスター版」が発売となり、前日の24日にはハーマンミラージャパンがローンチイベントを開催しました。

 

 

全世界で700万台以上を販売した高機能オフィスチェアの新型ですが、発表じたいは以前にされていたため、イベントでは新製品紹介というよりも、アーロンチェアに込められたハーマンミラーの哲学をプレゼンテーションする、といった趣。

 

プレゼンをおこなったのは、米国本社の副社長でアーロンチェアの開発プロジェクト担当リーダーを務めたトーマス・ニアガート氏。「ハーマンミラーは、会社がデザイナーに要望を押しつけるのではなく、デザイナーの創造性をサポートする、というのがフィロソフィ」とのことです。

 

プレゼンテーションするトーマス・ニアガート氏

 

なるほど、だからハーマンミラーの数々の商品は、同時に「デザイナーの作品」としても広く認知されているわけですね。ちなみに一見すると従来モデルからどこが変わったのかわからないほどイメージを踏襲している新しいアーロンチェアですが、「旧型から流用した部品はひとつもない」ということです。

 

座面下にあるリクライニング機構。樹脂製リーフスプリングが採用されています。

 

詳しい製品情報はハーマンミラージャパン http://www.hermanmiller.co.jp/ をご覧ください。

 

や、どうも。カースタイリング外注よろず屋の古庄でございます。

 

電気自動車普及協会(APEV)が開催する「国際学生EVデザインコンテスト2017」のエントリー受付がスタートしました。

 


このコンテストは隔年開催され、2017年が第3回となります。ただのカーデザインコンテストではなく、車両に加えて「社会・街・地域の人々・文化等との関わりも含めた環境デザイン」も提案する必要があります。

詳しくはAPEVウェブサイト内の特設ページ http://www.apev.jp/contest/ をごらんください。参加申込書もここからダウンロードできます。

ちなみに前回(2015年)最優秀賞を獲得したのは、京都工芸繊維大学からのエントリー、「E-Mobilis」でした。
 

デザイン学生のみなさん、ぜひチャレンジしてみてください。

や、どうも。大変ごぶさたしております、カースタイリング外注よろず屋の古庄でございます。2017年もよろしくお願いいたします。

 

というわけで、1月21日に「C&Tミーティング2017」を開催いたしました。どんなイベントかといいますと、小誌「C」とトゥールズインターナショナル「T」の合同新年会、といった感じでしょうか。

 

 

会場は東京・虎ノ門にあるToo本社内の「The Gallery Too」。毎回、各自動車メーカーやサプライヤー、関連企業のデザイン部のみなさまに参加いただいています。

 

開始直後だけは、ちょっと堅苦しい雰囲気?

 

ミーティングは2部構成。まずは小誌が毎年選考している「日本カーデザイン大賞」の授賞式です。

 

ゴールデンマーカートロフィーとゴールデンクレイトロフィー。

ブーメラン(静岡県御殿場市)の製作です。

 

今回はゴールデンマーカートロフィー量産車部門がシトロエンC4カクタス、ゴールデンマーカートロフィー研究車部門にジャガーiペース、ゴールデンクレイトロフィーはトヨタ・プリウスでした。

 

シトロエン・ジャポンのジャン・ミッシェル・オモン マーケティング部長

 

ジャガー・ランドローバー・ジャパン マーケティング広報部の若林敬一本部長

 

トロフィーを受け取るのはトヨタ自動車先進技術開発カンパニーデザイン統括部の松田章主査。そしてミッドサイズヴィークルカンパニーMSデザン部第1モデルクリエイト課の江藤和司組長、同第2デザイン室の児玉修作室長

 

授賞式の後は経済産業省製造産業局自動車課の矢口麻衣課長補佐から祝辞をいただき、その後は懇親会。

 

経済産業省製造産業局自動車課の矢口麻衣課長補佐

 

懇親会の様子

 

とくに出し物があるわけではありませんが、デザイン談義や思い出話だけで大きく盛り上がり、ただおしゃべりするだけでも時間が足りない、というのはいつものこと。周囲の駅前で二次会を、というグループも多かったようです。

 

 

 

『カーデザインバトル』トークショー&サイン会、本日開催!!
2016年9月26日(月) 20:00~22:00
蔦屋書店1号館 2階 イベントスペースにて





お知らせが遅くなって申し訳ありませんが、本日、8月28日に行なわれた、今年で第2回目となる『カーデザインバトル』の優勝者と現役のカーデザイナー根津孝太氏、やまざきたかゆき氏、杉山旅人氏を迎え、これからのクルマがどうなっていくのか、また今年のカーデザインバトルの様子とカーデザインの面白さについて語って頂くトークショーが開催されます。現『カースタイリング』編集長の松永も参加いたします。

まだ若干の空席があり、当日店頭でも受け付け可能とのことですので、お近くの方はぜひ!!

尚、トークショーとサイン会の参加条件(参加費)は別個となっていますのでご注意ください。


●開催日時
2016年9月26日(月) 20:00~22:00

●開催場所
蔦屋書店1号館 2階 イベントスペース
〒150-0033 東京都渋谷区猿楽町16-15
東急東横線「代官山駅」より徒歩5分
またはJR山手線「渋谷駅」よりタクシー5分、東急トランセ(バス)「渋谷駅」→「代官山 T-SITE」
*アクセス詳細は下記より
http://real.tsite.jp/daikanyama/access/index.html


●参加条件(参加費)
■トークショーのみ
参加券 1,000円(税込)のご購入が必要となります。
■サイン会
『カースタイリング Vol.10』(税込2160円)を当日店頭でご購入くださいますようお願い申し上げます。


●お申込み方法
以下の方法でお申込みいただけます。
①代官山 蔦屋書店 店頭(2号館1階クルマ・バイクフロア)
②お電話 03-3770-2525 クルマ・バイクフロア


●対象商品
■トークショーのみ
参加券 1,000円(税込)
■サイン会
『カースタイリング Vol.10』2,160円(税込)
*『カースタイリング Vol.10』は当日店頭でご購入くださいますようお願い申し上げます。


ご注意事項
*参加券1枚でお一人様にご参加いただけます。
*イベント当日は2号館1階クルマ・バイクフロアカウンターで受付をお済ませの上、会場へお越し下さいますようお願い致します。
*イベント会場はイベント開始の30分前からで入場可能です。
*当日の座席は、先着順でお座りいただきます。
*参加券の再発行・キャンセル・払い戻しはお受けできませんのでご了承くださいませ。
*止むを得ずイベントが中止、内容変更になる場合があります。

詳細は下記サイトにてご確認ください。
http://real.tsite.jp/daikanyama/event/2016/08/post-193.html
6月25日に発売となりましたモーターファン・アーカイブ、日本の傑作車シリーズ『AE86レビン/トレノのすべて』ですが、おかげさまでご高評をいただいております。


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現在、『カースタイリング』誌の編集も担当しておりますモーターファン・アーカイブ制作室の方にも、当時のスタッフや関係者の方々も含めて多くのご感想をいただいております。
この本で初めて明らかになった事実も多々ありますので、「ハチロク愛」の方もそうでない方も、ぜひご一読いただけると嬉しいです。

ここにあらためて皆様に御礼申し上げると共に、『カースタイリング』誌ともども『AE86レビン/トレノのすべて』をよろしくお願いいたします。



『カースタイリング』Vol.9と同じ6月25日には、『AE86レビン/トレノのすべて』発売されます!!

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以前、このブログでお知らせした2台の名車ですが、1台は日産S13シルビア、そして残る1台が、このトヨタAE86レビン/トレノでした。



AE86カローラ・レビン/スプリンター・トレノの本は、現在ではそれこそ星の数ほどあります。それなのに今さら作った理由を書いておきましょう。
今やAE86レビン/トレノと言えば、モータースポーツでの活躍やチューナーによる改造車、マンガなどの影響で、今や様々な神話や伝説に彩られています。後世に作られたそんな神話や伝説をまずは全部取り払い、1台の市販車として冷静に見直してみようというのが、この本のコンセプトです。ですからモータースポーツの話もドリフトの話もチューニングの話も載せていません。
その替わり、素の市販車としての情報は充実をはかりました。



まずはかつての『モーターファン』誌(1983年11月号)に掲載された「モーターファン ロードテスト」の再録(再構成版)記事。
ここでは学者や研究者、ジャーナリストの面々と揚妻文夫主査をはじめとするトヨタ自動車のスタッフとの対談が収録されていますが、いくつか謎のまま残されてしまった点や歯切れの悪い点が見られます。これを読んでいただいた上で、今回の新規取材であるこちらの記事を読んでいただきたいのです。


揚妻氏が逝去された現在、1983年当時に謎のまま残された点や歯切れが悪いままとなっていた点は解明不可能と思われていましたが、静岡県御殿場市のカロッツェリア『Boomerang』さんの尽力により、現場の設計・開発担当者とデザイナーの方々のインタビューが可能となり、「AE86レビン/トレノの真実」に迫ることが出来ました。
おそらくAE86マニアの方でも「初めて知った」という事実が満載、よく読み込んでいただければ「なるほど、そうだったのか!!」と膝を打つことは間違いないと思います。
そして、AE86レビン/トレノというクルマには、実はある「悲願」が秘められていたことも初めて明らかになりました。
当然、このような大ネタに対しては、編集部も超エース級の書き手を投入。『午前零時の自動車評論』や『スーパーカー誕生』でおなじみの沢村慎太朗さんに見事にまとめていただいています。

なお、この記事を読む前に中島みゆきさんの『地上の星』を聞き、文章を田口トモロヲ氏の口調で脳内再生し、読後に同じく『ヘッドライト・テールライト』を聞くことをオススメします。

そんなわけで、こちらの本も6月25日発売です。よろしくお願いいたします。

追記

今年はカローラ誕生50周年そしてAE86生みの親である故・揚妻文夫主査生誕86周年にあたります。