家庭犬のトレーニング全般をはじめ、保護犬のリハビリ・トレーニング、PTSD介助犬のパピー選びから育成までを手掛けています。やんちゃなパピーたちが立派に育っていく過程をぜひ覗きに来てください。
アメリカには、PTSD(心的外傷後ストレス障害)、TBI (外傷性脳損傷)と診断された帰還兵や一般の方の生活を支援するために、特別に訓練されたサービスドッグがいます。私は、従来の家庭犬トレーニングに加えて、2015年よりフリーダムドッグという団体のもとでPTSD介助犬のパピー選び、育成から、タスク(任務)トレーニング、パートナーへの引き継ぎまでをお手伝いさせていただいています。現在は、我が家から巣立った子たち全頭がアメリカ各地でそれぞれの仕事についています。日本ではまだあまり馴染みのないPTSD介助犬ですが、実際にどんなお仕事をするのかご存知ですか?まずは、こちらの動画をご覧ください。(オランダの「ロイヤル盲導犬財団」が作成したものです。)これは、悪夢にうなされるパートナーを起こし、部屋の電気をつけるタスクです。PTSD介助犬のもっとも一般的といわれるお仕事のひとつです。その他にも、突然のフラッシュバックによるパニック発作や不安発作が出たときに、その発作がエスカレートする前に遮断する行動をとります。人によって、発作の前兆となる動きが違うのですが...例えば、手を擦り合わせる貧乏ゆすりが始まる爪、唇をかむ呼吸が荒くなるなどが出たときは、すぐに犬が止めに入ります。また、咳き込んだり、泣いたりと感情の乱れに繋がりやすい行動が出た時には、様子を見に行くようにトレーニングされています。こんな感じ。(タンクが6ヶ月の頃。)前足をかけて大丈夫か確認します。そして、「サンキュー」の言葉で座って次の指示を待ちます。その時に、水や薬、携帯電話などの指示があれば取りに行きます。(何度も繰り返し練習をするので、周りの犬まで覚えちゃうのね。ちっちゃなアトラスまで様子を見に来るようになってます。)他にも、脳の外傷による記憶障害が出ることがあるので、私物を探して持ってきたり、薬を服用する時間になったら知らせるということもします。外出先では、背後から人が近づいたら知らせますし、建物内でパニックがでたら出口へと誘導します。っと、まあ、こんな感じで一部ご紹介しましたが、毎回そのパートナーの症状や必要に応じてトレーニング内容が変わってきますので、同じPTSD介助犬でもお仕事内容はさまざまになります。ちなみに、誤解されがちですが、飼い主さんの不安を和らげるために寄り添うエモーショナル・サポート・アニマル(ESA)と、サービスドッグは違います。違いについてはコチラ。”目に見えない障害” にご理解、ご協力お願いします。犬を連れていることで、逆に注目を浴びたり声をかけられたりということもあるのですが、公共の場ではすでにユーザーさんに精神的な余裕がないことが多く、犬にとっても集中が途切れてしまってはいけないので、もしも、街中でお仕事している補助犬を見かけたら... ぜひ、遠くから温かく見守っていただけたら嬉しいです。にほんブログ村
先週から短期お預かり中のチャンスくんです。かわいぃ。12週齢で、15㌔超え。大物の予感。コロナ禍でのパピーの社会化...パピートレーニングの進め方にも色々と違いがでてきていますが元気に育ってくれています。昨日、初めての店内練習にも行ってきました。どこに行っても、並ぶ時間がながくておとなしくしていられるか少しドキドキでしたよ。でも、チャンスくん、がんばりました〜!こりゃ、大物になるな。
すっかりご無沙汰しておりますがバタつきながらも、なんとかカリフォルニアでしぶとく生きております。お預かり4代目黒ラブパピーのマーフィーも無事に引き継ぎが終わりまして現在は、別のトレーナー宅で元気に暮らしています。PTSD介助犬候補生としてのトレーニングも順調です。我が家としては、寂しいですが当初の予定の、2ヶ月の短期お預かりがコロナの影響で引き継ぎが延期になりそんなこんなのうちに思春期に入り環境を変える時期ではないとの判断で我が家で7ヶ月半も一緒にいられることになりました。感謝。パピー育てはなにかと大変だけどやっぱり楽しいわぁ。 いっぱい書きたいことはあるんですが...また、ゆっくり。今夜も地平線に沈むサンセットがキレイ。今回は、パピーにちなんで過去のリブログです。手抜き... では、ありません。プライベート・オンライン相談(カウンセリング)にご興味のある方は下記のアドレスまでお気軽にメールでお問い合わせください。詳細をお知らせさせていただきます。canis.california@gmail.comCANIS Pet Dog Training - グリーンウッド・アツコまでにほんブログ村
しかも、雨続き。気持ちも沈みがちだけどこんな時だからこそがんばらなきゃね。街から人々が消えたサンディエゴの様子はコチラから。https://www.facebook.com/News8/videos/224822888732017/雨の合間に急いで散歩に行ってきました。ソーシャル・ディスタンシングを守りながら...。極楽鳥花がきれいだった。少し、心が癒やされるね。コロナに負けるな!がんばって乗り切りましょう!Stay safe!プライベート・オンライン相談(カウンセリング)にご興味のある方は下記のアドレスまでお気軽にメールでお問い合わせください。詳細をお知らせさせていただきます。canis.california@gmail.comCANIS Pet Dog Training - グリーンウッド・アツコまで
子犬の頃はもの怖じしないとても良い子だったのに、ある時期から急に見知らぬものに吠えるようになり困っています。子犬が過敏反応期に入った証拠であり、脳の発達過程で起こるごく自然な現象です。生後6か月頃までは知覚がまだ十分発達していないため外部のことに対して比較的鈍感でいます。これが「物怖じしない子」に見えたわけですね。なのに、突然、吠えたり、怖がったりという行動がみられるようになります。では、この「過敏反応期に入る」とは一体どういうことなのでしょうか?危険信号が点滅しやすく、ブレーキがかかりづらい時期この時期になると子犬は思春期になりホルモンの影響を強く受けることになります。同時に脳の「扁桃体(へんとうたい)」と呼ばれる恐怖を感じる部位が急速に発達し始めます。動物が生きていくうえで身を守るための大切な危険信号の働きをします。それに対して恐怖心や不安感にブレーキをかける「前頭葉(ぜんとうよう)」はこの時期まだ未発達な状態なのです。こういった脳の部位による発達スピードの違いが子犬の行動に大きく影響します。知覚が発達してきたために今まで反応しなかった物やことに不安を感じ過敏に反応するようになるんですね。見知らぬ犬や人、音に対しても同様に敏感に反応することはこの時期によくあります。心身ともに不安定になりやすいこの時期は犬自身で情動をコントロールすることが非常に難しいのですが...前頭葉が発達するにつれて少しづつ落ち着いて行動できるようになっていきます。決して、犬が悪い子になってしまったわけではありません! 注意!扁桃体が活発な時期=トラウマをつくりやすい時期でもある不安や恐怖、緊張などは扁桃体に記憶されます。この時期に体験した不快な出来事はトラウマを作りやすいので十分注意します。過剰反応する対象や状況があらかじめわかっている場合はなるべくその状況を回避するのがこの時期は得策です。なぜなら、この時期に起こりがちな「鋭敏化」といって馴れさせようとすればするほど逆に刺激に反応しやすくなってしまうおそれがあるからです。愛犬が何かに過剰に反応しても大げさに対応したり面白半分に恐怖心を煽ったりせず落ち着いて対応してください。反応しているものが危険なものではないならば犬に自ら確認させるもの良いと思います。その場合は、必ず犬のペースで対象物に近づかせることが重要で、無理にリードを引っ張って近づけさせてはいけません。逆効果になります。過剰反応している対象物が近づくと危険なものであったり見知らぬ人や犬の場合はなるべく犬に声をかけず「そ知らぬ顔」で通り過ぎるか対象物との間に距離をとるようにします。このような刺激に過敏に反応する時期は正常な成長過程であれば程度の差さえあれどんな犬にも訪れます。この不安定な時期を上手に乗り越えるには思春期前の子犬の社会化がとても重要になります。まだ子犬が外部の刺激に鈍感なうちにできるだけ多くの良い(量より質)体験をさせ、いろいろなことに免疫をつけておくことが大切になります。そして、この敏感反応時期が訪れたら刺激に馴らすことに一生懸命になるよりもなるべく危険信号を作動させないような生活環境のマネージメントに配慮してみてください。嵐が去るのを気長に待つ...くらいの心構えと余裕が、案外一番の特効薬だったりします。私はこの時期(6ヶ月前後の1ヶ月半ほど)は子犬の社会化を一旦おやすみしています。屋外よりも屋内で行うトレーニングを中心に、なるべく新しい外的な刺激は避けるように気をつけています。苦手なものへの克服トレーニングなどもこの時期は避けたほうが賢明です。日増しに反応が激しさを増したりすぐに対処しないと危険な状況であったりもしくは、飼い主さんが自分で対処しきれないと判断された場合は、すぐに科学的根拠に基づく行動療法に詳しいプロのトレーナーにご相談されることをオススメします。オンライン相談(カウンセリング)にご興味のある方は下記のアドレスまでお気軽にメールでお問い合わせください。詳細をお知らせさせていただきます。canis.california@gmail.comCANIS Pet Dog Training - グリーンウッド・アツコまで
先週から始まった不要な外出禁止令。食料の調達にスーパーに行くことはオッケーなんですが新型コロナウイルスの感染拡大防止策のため...他人との距離を1.8mはとらなきゃいけないと義務付けられています。そのためスーパーへの入店の際は地面に貼られたテープの位置で待ち一人づつ、係員の指示に従って入店します。レジを待つときも同様に店内の床に貼られたテープの位置で待ちます。他人との接触を避けながらの買い物。なんとも異様な光景です。ホント、早く終息して欲しい。皆様、お気をつけを。Be Safe!
ゴルフ大会後の食事会の時...たまたまご一緒になったご夫妻からこんな質問をいただきました。『補助犬達はみんなおとなしいけど、あえておとなしい子犬を選んでいるんですか?』どうやら、ご夫妻も1歳半になる犬を飼われているようで元気すぎるその若犬のしつけにかなり手をやいているご様子。アハハ、とんでもないっ!!!生後8週といえども抱けば叫ぶわ、暴れるわ。あま噛みも酷くて腕は傷だらけ。バンドエイドは必需品。何でも食べちゃうから目は離せない。身体に触れると興奮するからハーネスやリード装着も本当に大変!!....な、子犬たちが多いです。そう、私が言うととても驚かれた様子で質問が続きます。『年齢と共に自然と落ち着くのか?』...ま、多少はそうでしょうね。ただし、時間だけに頼れば数年はかかると思いますが!頭をひねるご夫妻。ある程度、活発で積極的でやんちゃだなっていうぐらいのパピーを選んで最初に、ON/OFFスイッチを作るんです。最初からおとなしいパピーは人混みでお仕事するにはちょっと荷が重いことが多いので。それに、意外かもしれませんが人や犬に対して「フレンドリー」すぎる子も公共の場では我慢することが多くてお仕事するには逆にストレスになるんです。『では、しつけのコツは?』日常の中で、犬がとくに何もしていない時を狙って褒めたり、そっとご褒美を与えるんですね。トレーニングやしつけっていうと犬に何かを積極的にやらせて、できたら褒めるっていうイメージがあると思うんですけど、同時に何もしない事も良いことだと教えてあげる必要があるんですね。『おとなしくして、いい子だね。』『静かにしてくれてありがとう。』 普段からこういう時に褒められている子ほど落ち着きが早いんです。そして、それが結果的にはイタズラの防止や犬の精神の安定にも繋がっていきます。しかも、なぜ、ボクは今褒められたんだろうって考えることで脳を育てます。犬が何もしていない時こそ(静かに)褒めるようにしてみてくださいね。※おやつの音がすると起きてきちゃう子も多いのでおやつを与える時は予め用意しておくことをオススメします。どんなタイプのパピーがPTSD介助犬に向いているのか?PTSD介助犬パピー選びについてはコチラをご覧くださいプライベート・オンライン相談(カウンセリング)にご興味のある方は下記のアドレスまでお気軽にメールでお問い合わせください。詳細をお知らせさせていただきます。canis.california@gmail.comCANIS Pet Dog Training - グリーンウッド・アツコまで
...とある昼下がり。皆、それぞれが好きな場所で昼寝しています。ゆったり、まったりの静かな時間。遠出のおでかけとか普段と違うイベントがあった時はその後、必ず休息日を設けます。私の場合は、最低2日。トレーニングで新しいことを学習した後も休息させます。休息することで、学んだことが犬の頭の中で整理されるんですね。これ、すごく大事。興奮、警戒、緊張した時に分泌されたアドレナリンが身体の中から抜けきるには2〜3日掛かると言われています。身体が完全にリラックスしないうちにまた次の興奮などに晒されるとストレス過度な状態がずっと続きます。これが、落ち着けない犬になってしまう原因のひとつでもあります。トレーナーだから毎日、自分の犬にもトレーニングするんでしょ?って聞かれることもあるんですが...いやいや...トレーナーだからこそトレーニングのやりすぎには気をつけています。落ち着きがないから、運動させて疲れさせる...こういった考えもありますが、これ...一時的には、静かになりますがこれを繰り返すのは、実は逆効果。しっかり休息日をとりましょう。プライベート・オンライン相談(カウンセリング)にご興味のある方は下記のアドレスまでお気軽にメールでお問い合わせください。詳細をお知らせさせていただきます。canis.california@gmail.comCANIS Pet Dog Training - グリーンウッド・アツコまで
先週末は、マーフィーとスー・スタンバーグ女史のセミナーに参加してきました。スーは、長年、シェルター環境における犬の行動療法に携わっていて攻撃行動の分野のエキスパートです。今回のお題はMANAGINGDOG-DOG INTERACTIONS andAVOIDING DOG PLAYDANGERS『犬同士の交流をマネージメントする』『犬の危険な遊びを避ける』そんななかで...『犬が唯一、健全に遊べるのは一対一のときだけ』これこれっ多頭飼育の我が家でも常に気をつけているポイントです。なるべく、犬が遊ぶ時は一対一にし組み合わせはローテーションしています。3匹以上で始まっちゃった時は遊びが激しくなる前に1匹を外すようにしています。犬が3匹以上で絡んで遊ぶと遊びが荒くなりがちでトラブルのもとになることが多いんですよね。しかも、集団で1匹をターゲットにする「モッビング」と呼ばれる行動にでやすくなる。もしも、ターゲットにされた犬がタイミング悪く、怖がり期のパピーだったりシャイな性格だった場合...『犬が苦手な犬』に、なっちゃうこともあるんです。中には、ターゲットになることを楽しんでいる犬もいるんですがそういう子は怪我しやすいので注意ですね。このお坊ちゃまも、どちらかというと楽しんでるフシが...ある。(あくまでも知ってる犬同士間での話です。)『ねぇ、まだぁ〜?』1日8時間を2日間...パピーじゃなくても暇だよね。お疲れ様でした、マーフィー君。プライベート・オンライン相談(カウンセリング)にご興味のある方は下記のアドレスまでお気軽にメールでお問い合わせください。詳細をお知らせさせていただきます。canis.california@gmail.comCANIS Pet Dog Training - グリーンウッド・アツコまで
しょっちゅう目が合う。かわいい。アイコンタクトの教え方はいろいろあると思いますが...私の行っているパピートレーニングでは「アイコンタクトの合図」がなくなって久しいです。以前は、私もパピーに言葉による合図でアイコンタクトを教えていました。例えば、名前を呼んで注目させるフードを持ってWatch MeLook など言葉による合図をつける。犬にアイコンタクトを教えるって...当時はそういうもんだと思っていましたから。...が、しかしですねぇそんな合図があった頃に比べて、合図のない今のほうが、犬からのアイコンタクトの頻度は格段にあがっています。なぜでしょうか?実は...アイコンタクトは”デフォルト”(標準設定)として定着させる。...からです。言ってみれば、オートマチック(自動)。合図がなくても自然と無意識にアイコンタクト。なので、あえて言葉の合図はありません。デフォルトとして身につけた動作は、その犬にとっても最大の強みにもなります。頭で考える必要がほぼないので犬が不安を感じた時何をすればよいのかわからない時ストレス時など、自発的にデフォルト動作にでやすくなります。つまり、アイコンタクトです。常に目が合うのでコミュニケーションもとりやすいですよね。幼いパピーでも、すぐに覚えます。教え方を知っていれば...ですが。ご安心を...。これから、進め方をご紹介します。私はパピーを迎えたら、マット練習と同時にすぐにこの練習に入ります。経験上、8週齢なら十分に理解できます。では、実際に動画でご覧ください。『セルフコントロールとアイコンタクト』※同時にセルフコントロールも教えちゃいます。用意するもの:クリッカーと小粒のフード。(1回の食事分のドライフードを使用)クリッカーがない場合は、クリッカーを鳴らすタイミングで「Yes!」と声をかけます。普段使わない「YES」の言葉がクリッカーの音の代わり。フード1粒を指で挟んでパピーに見せます。指では大変な場合は、グーにした状態の手の中に隠します。Yes!で、手のひらをパーにしてフードを与えます。パピーがフードを口や前足で取ろうとしている間は与えません。 (歯がまだ鋭いのでたまに痛いです。)フードを持った手から顔や体を離したら、すぐさまクリッカーを1回鳴らして(YES!)、持っていたフードを与えます。フードにいかなくなるまで繰り返します。数回連続でフードにいかなくなったら、アイコンタクトするのを待ちます。そして、アイコンタクトをした瞬間にクリッカーを鳴らして(YES!)フードを与えます。もしも、パピーが手に集中しすぎる場合は、最初の2〜3回のみ名前を呼んでもオッケーです。その後は、ひたすらアイコンタクトの瞬間を待ちます。10秒待っても、アイコンタクトがない時は、フードを持った手を一旦背中に隠して、リセットします。そして、もう一度パピーの目の前に差し出します。この練習中は、犬に言葉はかけません。動作に集中してくださいね。コチラは、今ウチで修行中のマーフィーです。現在、5ヶ月になりました。先輩犬たちと同様、我が家に来てすぐにこのアイコンタクトの練習をスタートしました。かわいい〜!コミュニケーションの基本となるアイコンタクト。ぜひ、みなさんもお試しを。プライベート・オンライン相談(カウンセリング)にご興味のある方は下記のアドレスまでお気軽にメールでお問い合わせください。詳細をお知らせさせていただきます。canis.california@gmail.comCANIS Pet Dog Training - グリーンウッド・アツコまで
『感覚過敏』犬の中には感覚がとても敏感で外部からの刺激に過剰に反応しやすい子がいますよね。視覚聴覚触覚味覚嗅覚『少し苦手』かな...ぐらいなら、生活に支障はありませんがパニックになったり、震えがとまらないなど、生理的な反応がでてしまうケースだったり中には、痛みを感じている場合もあるって知っていますか?感覚の過敏性があると不安を感じやすいので余計なストレスに晒されることになります。今回は、私がいつもやっている『音』と『感触』に慣らす遊びをいくつか紹介したいと思います。子犬の自信をつける目的もあります。パピーのうちから始めるのが理想ですが成犬になってからでもです。逆に、パピーの時に始める場合は私は10週齢以降までは待ち第一の怖がり期を避けるようにしています。ペットボトルを使った遊びハリケーン・ジェイド! カテゴリー4で上陸! こんなに元気いっぱいのジェイドでも最初は慎重派でした。肉球への刺激もバッチリ!注意点 子犬が自分でプールに入るようにする 怖がるようならボトルの本数を数本から始める トリーツを底に隠してもOK!金属音に慣らす方法 (早食い防止にもなる)注意点最初は1〜2本のスプーンから始める 毎日、1〜2本づつ増やしていく (それでも怖がるようならば、 プラスティック製のものからスタート。)足がお皿に入っても気にしない。 ただし、お皿が滑らないように配慮先端の尖ったフォークやナイフはアルミシートを使う遊びキャンプ用、または防災用のアルミシート(毛布)を使っています。注意点最初は平たく敷いて、犬の頭上より 高い位置でバサバサしないシートを急に持ち上げないあえてドアなどの出入り口に置いて 踏むように設定しています大事な共通点 どの遊びも、いぬが自ら大きな音を出しているのがポイント!このポイントが犬に自信をつけていきます。これらのゲームは、焦って進めず...それぞれの犬のペースで進めてくださいね。【その他の動画】YouTubeチャンネル Canis PDTプライベート・オンライン相談(カウンセリング)にご興味のある方は下記のアドレスまでお気軽にメールでお問い合わせください。詳細をお知らせさせていただきます。canis.california@gmail.comCANIS Pet Dog Training - グリーンウッド・アツコまで
マーフィー、5ヶ月になりました。当初のお預かり予定が変更になりまして...もうしばらく私の元で修行することになりました。嬉しいけれど、その分、別れがツラくなるなぁ。しかも、黒ラブ3男坊のタンクが巣立ってまだ心が癒えきってないんですけど...。ま、気をとりなおして引き継ぎの準備が整うまで私が大切にお預かりいたします。どうぞ、それまでマーフィーの成長をコチラで見守ってやってください。近づいてくる鳩が気になる様子。さてさて、禅トレ強化中のマーフィーですが「何もしない」練習、順調に進んでいます。今回は、この禅トレ中のご褒美とその与え方についてご紹介します。私は、禅トレ中のご褒美として食べ物も使っています。ただし、嗜好性の高いおやつ系ではなくいつものカリカリ系。これには、理由があって...「落ち着き」や「リラックス」の練習にあまり嗜好性の高いフードを使うと逆に犬の興奮を高めてしまいます。それでは、逆効果。とくに食いしん坊さんの場合は注意が必要です。同じ理由で褒め方にも注意が必要ですね。静かに話しかける声をかけすぎない撫ぜる時はゆっくり...です。そして、フードの与え方ですがこれは、もう断然この方法をオススメします。『棚ぼた式』はい、思いがけずに手に入れたご褒美ほど強烈に印象に残りますよね。犬が何かに気をとられた時を狙ってそっと近くに置きます。置くのを見つからないようにしてください。棚ぼた式には重要な理由が2つあって...1つ目は、思いがけずに見つけたことで気にとられていた周囲の事や物から一瞬、気がそれる。2つ目は、食物と私達を直に結び付けない。犬によっては、フード欲しさに飼い主さんに集中してしまい、禅トレ練習にならないか...もしくは、あえて周囲を気にしてからフードを期待するというパターン化現象に陥ります。これでは、禅トレの意味が違ってきてしまうのでご褒美の与え方にも工夫が必要となります。一緒のお出かけがぐ〜〜んと楽になる禅トレ、オススメします。【その他の動画】YouTubeチャンネルCANIS Pet Dog Training (CanisPDT)プライベート・オンライン相談(カウンセリング)にご興味のある方は下記のアドレスまでお気軽にメールでお問い合わせください。詳細をお知らせさせていただきます。canis.california@gmail.comCANIS Pet Dog Training - グリーンウッド・アツコまで
「おすわり」などは犬の一生を通して教えることができますが精神の落ち着いた犬に育てるには子犬のうちでもごく限られた期間の心理的な体験がとても重要になります。子犬を迎えたら、まずは「オビディエンス」を教えることに一生懸命になるよりも一つ一つ、世の中の見慣れぬものに慣らす「社会化」を最優先してあげてください。それができる時間は限られています。生後16週齢あたりがひとつの目安になります。これを過ぎる頃から少しづつ子犬は敏感期に入っていきますのであまり社会化には向きません。『三つ子の魂百まで』これ、犬にも当てはまります。【お知らせ&宣伝】長いことほったらかし状態になっていたYouTubeチャンネルを最近やっと重い腰を上げて少しづつ整理し始めました。かなり古い動画もありますが良かったら覗きにきてください。CANIS Pet Dog Training (CanisPDT)https://www.youtube.com/user/CanisPDT/プライベート・オンライン相談(カウンセリング)にご興味のある方は下記のアドレスまでお気軽にメールでお問い合わせください。詳細をお知らせさせていただきます。canis.california@gmail.comCANIS Pet Dog Training - グリーンウッド・アツコまで
来月上旬、PTSD介助犬の活動をサポートしてくださる方々とゴルフコンペがあります。マーフィー、初参加します。当日は100名近い方をグリーンでお迎えしたり一緒に写真を撮ったり犬たちにとっても長い一日になります。(途中、昼寝休憩はいれますが。)ゴルフカートに乗る機会もありますしスイング音や打球音にも今から慣れておかないと...。そんなわけで、最近はひたすら近所のゴルフ場横の公園をウロついている私たちです。そして、一番の敵は...池に住む野鳥さんたち。ノーリードの状態で鳥めがけて飛んでいかなきゃいいけど。(過去に池に飛び込んじゃった子がいました。)まだ当日まで日にちがあるのでもうしばらく練習を続けたいと思います。帰り際...車のシートに挟まって『助けてぇ〜』...なんて、大騒ぎしている場合じゃないんだよマーフィー君っ。プライベート・オンライン相談(カウンセリング)にご興味のある方は下記のアドレスまでお気軽にメールでお問い合わせください。詳細をお知らせさせていただきます。canis.california@gmail.comCANIS Pet Dog Training - グリーンウッド・アツコまで
連年、新しい子犬を迎え、育て続けている私の経験から断言します。大切な社会化期を過ぎた犬でも社会化のやり直しは可能です!しかし、子犬が4ヶ月齢までに習得したものと同じ質の社会化は身につかないと思ってください。ワクチンが終わるまで社会化を待つのでは遅すぎます。ベビーカーで外の世界を体験します。子供の言語習得の過程を例にあげると違いがわかりやすいかと思います。人が生まれてからの数年の間に生活の中で自然と身につけた言語が第一言語(母語)となりそれ以降に身につけたことは学習し使用することができるようになった第二言語となります。母語は自然にできても第二言語は、常に復習や練習が必要になります。犬にも臨界期と呼ばれる刺激に対する効果が最もよく現れる時期がありそれが生後16週目頃までと言われています。それ故に、同じ「慣れる」にしてもこのあたりの週齢を境として前と後では最終的な到達度に違いがでてくるということです。これが、質の違い。例)サイレンのような聞き慣れない大きな音。子犬が16週目頃までに繰り返し適切に慣らすことができれば突然のサイレンの音も気にならなくなります。しかし、社会化期を過ぎてから慣らした場合気にはなるけど平常心を保てる。っという感覚が最終到達点になります。「気にならない」と「気になるが平常心を保てる」この2つは、同じように見えて外から見えないところでの生理的、心理的反応が違うんですね。子犬が4ヶ月齢までに置かれた環境で得た行動様式が第一言語のようなものになるとご理解ください。以上のことから子犬の社会化は早期に始めるのが理想。あとからでもやり直しは可能。しかし、同じ質の社会化は身につかないと思ってください。あ〜、だから私の英語も上達には限界があるのよね。関連動画【子犬の社会化】シャイなパピーの早期体験は重要ですが... 失敗しないために知ってほしいこと。【子犬の社会化】『ドッグランで犬の社会性を身につけたい』パート2【子犬の社会化】最初に社交性を求めすぎると失敗します。プライベート・オンライン相談(カウンセリング)にご興味のある方は下記のアドレスまでお気軽にメールでお問い合わせください。詳細をお知らせさせていただきます。canis.california@gmail.comCANIS Pet Dog Training - グリーンウッド・アツコまで
フィアです。あたち... ....4年前に。犬の分離不安は特定の人、もしくは犬との分離により激しい動揺をみせ苦痛行動が伴います。・排尿・排便・よだれ・吠え続ける・遠吠え・噛んで破壊・床を掘る特に窓やドアのような出入り口付近で自傷行為や破壊行動をすることが多い。症状が進むと分離の兆候を犬が感じただけで動揺し始めます。飼い主さんを悩ます犬の問題行動のひとつですね。犬が分離不安を発症する正確な原因を示す決定的な証拠はありません。しかし、飼育放棄や隔離されたりシェルターに収容された経験があると新しい保護者や家族に迎えられた後分離不安が生じる率が高いと言えます。分離不安は、文字どおり『不安』が、その症状を悪化させます。なので、不安を我慢させるという考え方を私達が捨てない限りなかなか改善しません。犬の気を不安からそらす工夫を考えてみてください。「まて」や「ステイ」で後追いをさせない方法は、一見改善しているようにみえますが、形だけで気持ちに改善はありません。犬によってはフラストレーションや不安感が増しますので逆効果になります。一口に『分離不安症』といってもタイプがあるのをご存知ですか?・分離不安特定の人や犬に依存し、その人から離れるとパニック。同居人や同居犬がいるならば私がフィアに行った愛着分散型方式が効果的。・孤独不安症誰かが一緒にいれば、比較的落ち着いていられる。一人ぼっちが苦手なタイプ。エンリッチメントに配慮したおもちゃや器具を普段から使う。留守番の時だけ使うと逆効果。・閉所恐怖症クレートやハウスが苦手。狭い所が苦手の他にも、閉じ込められることが苦手な監禁恐怖タイプ。部屋にフリーだとマシ。このタイプには、我慢させることを学ばせるよりいつでもそこから「出られる」という安心感を持たせることからスタートすることが大切。タイプによって、対処法が少し違ってきますのでどのタイプなのかを把握することはとても重要です。数年前の記事になりますがパパっ子フィアの克服作戦はコチラになります。よかったら覗いてみてください。(吠えのうるさい動画あり)
限界値(閾値:いきち)生理的・心理的に生体の反応が変化する境界のことで物事の境目となる値。犬がこの限界値を超えてしまうと思考よりも身体の反応の方が勝ってしまうため学習の効率が著しく低下します。そのため、トレーニング中は犬を限界値以下に留めることがと〜っても大切。例えば...犬が苦手な犬の場合50メートル先の見知らぬ犬なら気になるが、無視できる15メートルをきると緊張や興奮で筋肉が硬直しはじめる心拍数が上がり始める視線を外せないこちらの声に反応が鈍りはじめるフードは食べるが、とり方が激しい動きがスローになる5メートル以内に犬が近づく唸る、吠えるパニック!逃避する飛びつく食べ物を受けつけないこちらの声が全く届かない動かない...みたいな。この犬の場合、最初に生理的・心理的な反応がでる15メートル付近が限界値。相手との距離をもっととるなど臨機応変にトレーニング環境の見直しが必要。学習効率が低下し始めるので何かを教えてもその場限りになりがちです。実は、犬が学ばないんじゃなくて学べない状態でトレーニングしてたってことが多々あります。もちろん、その犬をトレーニングする人も限界値を超えてはダメね。トレーニングはこの「限界値」をしっかり意識して行いましょう!玄関先で、すでに犬が限界値に達したまま(興奮もしくは不安で...)散歩にでかけていませんか?その状態では、リードを引っ張らない練習犬に興奮しない練習パピーの社会化トレーニングなど。正直、やっても無駄です。こちらの血圧が上がるだけ。社会化トレーニングに関しては逆効果になりがちなので気をつけたいところです。色んな場面で自分の犬の『限界値』をぜひ、意識してみてください。あ、自分の限界値も忘れずに。プライベート・オンライン相談(カウンセリング)にご興味のある方は下記のアドレスまでお気軽にメールでお問い合わせください。詳細をお知らせさせていただきます。canis.california@gmail.comCANIS Pet Dog Training - グリーンウッド・アツコまで
先日、PTSD介助犬の役割や訓練された任務内容等をお集まりいただいたマダム達の前でプレゼンする機会がありました。(あ、私がでなく、団体の代表者が、です。)その、プレゼンにマーフィーが候補生代表としてお声がかかり行って参りました。あくまでも、私は彼の付添です。団体発足に至る経緯から、PTSDの現状、PTSD介助犬の役割などを紹介しました。途中、スピーチ中の代表が咳き込んだらマーフィー、すかさず立ち上がり、様子を見に行きました。「大丈夫、ありがとう。」の言葉でまたマットに戻るという...まるでお手本のような行動に、私は心のなかで大拍手しましたよ。プレゼンの終了後、お仕事用のユニフォームを脱いで会場の皆様にご挨拶しました。ユニフォーム着用時とは違い元気いっぱいのパピーにみなさんも笑顔。いっぱい撫ぜていただきましたよ〜。その頃、私は... というと、無事に終わり、ほっとしたのは言うまでもありません。マーフィーのデモ犬デビューは大成功でした。主なPTSD介助犬のお仕事内容はこちら。プライベート・オンライン相談(カウンセリング)にご興味のある方は下記のアドレスまでお気軽にメールでお問い合わせください。詳細をお知らせさせていただきます。canis.california@gmail.comCANIS Pet Dog Training - グリーンウッド・アツコまでにほんブログ村
パピーを迎えたら、1番最初に何を教えますか?おすわり?アイコンタクト?ハウス?(※写真はドベパピーのジェイドを迎えた初日の夜)私の場合は、『マット』です。マットの上でリラックス。これを最初にパピーに教えます。もちろん、それには理由がしっかりあります。今回は、その理由についてです。私は、パピーを迎えた日からの1週間は、新しい環境に置かれて不安になっているパピーとの関係づくりにたっぷり時間を費やします。これから始まる社会化トレーニングのための大切な準備期間です。パピーが外の世界に触れる前に...まずは、パピーが不安を感じた時に誰を頼ればよいのか。そして、不安をなるべく感じないようにするためには何が必要か。この2点に集中して、マット練習に取り組んでいきます。なぜ、マット練習なのか?『安心毛布』あるだけで安心できるものよく幼い子どもが肌身はなさず持ち歩いているお気に入りの毛布、タオル、ぬいぐるみってありますよね。あれらが子供の『安心毛布』にあたります。あるだけで、持っているだけで気持ちを安心させるものを指します。「ライナスの毛布」なんて呼ばれることもあります。心理学用語では、移行対象(Transitional Object)と呼ばれ外の世界と関わる際に、子供の緊張や不安な気持ちを和らげる役割を果たすと考えられています。けして、愛情不足が原因ということではありません。成長過程において、家の中から外界への適応をスムーズに移行する働きがあるんですね。ならば、パピーにも安心毛布のようなものがあれば、社会化という外界への適応に一役買ってくれるのでは?と考えました。そうなんです、パピーにとっての安心毛布にあたるのが、My『マット』です。ただし、練習なしでは、ただのマットにすぎません。このマットに「リラックス」という強い条件づけを予めしておくことで、ただのマットから安心毛布としてのマイ・マットになります。マットはどんな時に役立つか?先にも書きましたが、条件づけされたマットは家の中から外界への適応をスムーズに移行する働きがあります。家の中で行ったリラックスの練習を外で行う時にパピーの心理的不安や興奮を和らげてくれるのです。そして、それが社会化をスムーズに進める鍵となります。例えば、カフェやレストラン。クレートに入るのが苦手な子には、クレートの外でマット練習をしてからそのマットをクレートの中に移動します。トレーニングクラスや病院の待合室にもマット持参で行きます。パピークラス初日でも落ち着いているので驚かれます。リラックスして欲しい場所には基本どこにでもマットを持参します。パピーにとって、自分の所定位置(マット)が明確になるだけでもストレスや不安を軽減するんですね。そして、1週間、このマット練習をすることでマットのみならず、パピーにとって私の存在も強く条件づけされていきます。安心毛布としてのマット。そして、私の存在。これで、社会化をスタートする準備が整いました。ちなみに、条件づけのプロセスについては(長くなるので)今回はサラッとだけ載せておきます。こちらがマット練習の第1回目のセッションの様子です。前足がマットに乗ったらクリック!このセッションでは初めてのクリッカーのチャージング作業も兼ねています。ちなみに、私は裏に滑り止めがついたバスマットを使用しています。パピーがのった時に滑らないって重要なポイントなんですよ。怪我の防止と怖がらせないために。滑って、マットの信用を落としませんように。過去記事でも少し触れています。よかったら覗いてみてください。マットで「リラックス」を教えよう! は、コチラから。ちなみにこの「マット」は、分離不安のトレーニングでも役立ちます。犬の分離不安 については、コチラから。プライベート・オンライン相談(カウンセリング)にご興味のある方は下記のアドレスまでお気軽にメールでお問い合わせください。詳細をお知らせさせていただきます。canis.california@gmail.comCANIS Pet Dog Training - グリーンウッド・アツコまで
マーフィー、4ヶ月半になりました。南カリフォルニア生まれですが、海は今回が初めて。砂の感触に微妙な反応、でも興味津々。だけど、押し寄せる波には、ちょっと慎重で近づかない派。頭上を飛ぶペリカンの群れにもびっくりしちゃったね。次回は、ピンシャー兄ちゃんか姉ちゃんも誘って一緒に来ようか?みんな一緒なら、波にも慣れるかな〜?って、ミニピンもドベも水は得意ではないので良いお手本にはなりませんな、きっと。こういう時は、やっぱり黒ラブ兄さんたちは頼もしかったな〜。ゆっくり慣れていこう!※所属団体からの要望で、もうしばらく家でお預かりすることになりました。引き継ぎの準備が整うまで、我が家で大切にお預かり致します。プライベート・オンライン相談(カウンセリング)にご興味のある方は下記のアドレスまでお気軽にメールでお問い合わせください。詳細をお知らせさせていただきます。canis.california@gmail.comCANIS Pet Dog Training - グリーンウッド・アツコまで