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逆向きなら1年中飾れる?…実は地方によって違いがある注連縄「太いほう」の向き
1年中「注連縄」を飾る地方もあるんだって!
年が明けてから1週間が経とうという頃ですが、関東地方だと遅くても明日くらいで注連飾りを撤収しちゃうところが多いのではないでしょうか?
しかしながら、狭いようで意外と奥が広い我が日本国の中には、1年中「注連縄」を玄関に飾りる地方もあるみたいですよ!
特に神道系ではないライブグッズ等で購入した「洒落で作った」ような注連飾りは、「芸能人価格が適用」されてお値段も高価で、正月明けに神社で焼き捨てるのは勿体無いですよね・・・
当方もカブキロックス氏神一番さんのキャラが入った注連飾りを2021年末に購入していて、何とか焼却せずにリメイクして1年中飾れるようにできないか、毎年考えていました。
芸能人グッズは、斎藤一人さんの「ついてる神社」と同じで本物の「神物」ではないですからね。
※所詮「洒落」ですよ♪
だから、正月明けても焼き捨てないで済むような方法を、知恵を絞って考えましょう♪・・・
っていうのが、今回の論点。
東日本の家で正月によく見るような、元は普通の玉飾りが付いた注連飾りスタイルですが・・・
1年使えるモノに
リメイクしちゃお!
前回の改良にて、伊勢神宮周辺の民家で1年を通して見られる玄関の注連縄を参考にしたお札の装着は既に済ませていたのですが、今回は更にブラッシュアップ!
さらにパワーアップ(?)して、伊勢の「本場モノ」に近づけるべく注連縄と結び付け、元の注連飾り部分は「前垂れ」として活用する方法で、2024年の元旦を乗り切ろうと今回考えました。
台紙にゴム紐止めされているだけなので、簡単に玉飾り部分を外すことができそうですよ♪
取り外した紐は、後で組み直す際に必要なので捨てずに取っておきましょうね!
先ずは注連縄探し
どうせ作るなら、可能な限り見映えの良いものを作りたいけど・・・
予算的にも厳しいので2023年末にスーパー店頭で売られていた「お買得品」から調達します。
自宅最寄りA社…1尺で980円+税
駅の反対側D社…上同(現・親会社はA社)
居抜き新規参入B社…2尺で1280円+税
(1尺は780円+税~)
1尺(約30.303㎝)だと、やっぱり「ショボい」かなぁ・・・と思って、本音を言えば「予算オーバー」だったけど最安値だったB社の2尺モノを購入しました♪
紙垂4枚と、括り付け用の紙紐2本が付属品として付いていましたよ。
「太い方が右」
が一般的?
封を開けて取説通りに組み合わせて、かつ独自カスタマイズを加えると、こんな感じかな?
一般的には自宅の神棚に向かって、細いほうを左にして取り付けるのが一般的みたいですが…
出雲大社(本体)や、伊勢神宮が鎮座する三重県伊勢地方では「ごぼう注連」の太いほうが一般的なスタイルとはスタイルとは「逆向き」である、向かって左側になるそうですよ。
確かに、通販で売られているモノを見ても、そんなカタチしていますよね!
「逆向き」=
伊勢式で行こう!
今回リメイクの目的は、伊勢神宮周辺の住宅のように1年中「注連縄」を玄関に飾るようなモノへ改造するという事ですので・・・
ここは迷わず(?)に、自分が住み慣れた東日本における一般的なスタイルとは「逆向き」にはなりますが、伊勢地方に合わせて太いほうが左側に来るようにセッティングしちゃいましょ♪
先程、元々の注連飾りから玉飾りを外した際に残しておいたゴム紐を、再利用して組み直していきますよ。
セットに同封されていた紙垂は、巻き巻きに捻じられた注連縄の間に強く押し込みながら挟み込めばOK!
両端には、後の工程でドア上に括り付ける為の水引紐を「準備工事」。
重さを支えきれず玉飾りの向きが斜めってしまう場合には、ダイソーで別途購入して置いたつづり紐を使って補強します。
傷がつきにくい?
ドアフック
さて、せっかく完成しても神様が降臨される部屋の高い場所に飾らないと、写真映えもせず面白くないですよね(笑)
でも、今住んでいる部屋は賃貸だからドアに傷つけたくないので、ここはセリアで買ったナイロンコート仕上げのドアフックを2個使って対処しましょ♪
本当は玄関に取り付けたかったけど、現住物件はRC造で玄関ドアの気密性が思ったよりも高く設定されていて、ドアフック付けると玄関ドアが浮き上がり閉まらなくなってしまうの・・・(泣)
仕方が無いので、普段籠る事が多い居間(兼・作業場)に入るドアに取り付けましたよ。
完成!
最後にセット同封品の水引紐を、ドアフックに括り付けて作業終了♪
前回の改良で、既に「笑門」と「商売繁盛」の2種類の木札を交換できるようにしていますよ。
その際、元々の玉飾りに付いていたラミネート加工された紙垂に記した神社名は、架空のもの。
氏神一番さんと「アマビエ」を掛け合わせた「ウジビエ」の御守りも、しっかりと残していますよ♪
昨年貼付けした、「立春大吉」とツーショット♪
ウチの玄関には、シューズラックを塗装し直して再利用した「仮神棚」もありますよ!
感謝☆彡
そんな訳で、今年も何とか無事に年を越すことができました。
何とか大晦日に年越し蕎麦を頂くことができた本ブログ管理者でしたが・・・
どうせなら「伊勢エビ」が良いんだけどなぁ。。。なんて、贅沢言っていられる場合でありません。
いかがでしたでしょうか?
今回は、主に「地方よって注連縄を飾り付ける向きが違う」点に着目して記事を書いてみました。
あくまでも、本ブログ管理者は2024年1月時点で現住している関東地方からの視点ですが・・・
・伊勢、出雲は注連縄の「太いほうが左」
・伊勢のスタイルは「1年中飾り付けておく」
・関東の一般的なスタイルは「細い方が左」
・関東は遅くても1月7日に注連飾りを撤去
一般的に神道では古来より「左が神聖・右が俗」と考えられているため、神様(自宅の神棚)から見て左側に太い方が来るように飾るべきとされているようです。
しかしながら、伊勢地方ではお迎えすべき「神様」とは家の外にあると考えられているようです。
・昔々、旅をしていた八百万の神「スサノオノミコト」は泊まるところに困っていた
・その際、伊勢地方に住む蘇民将来(そみんしょうらい)という人物が快く迎え入れ宿泊させた
・最初にスサノオの宿泊を断った疫病で滅んだが、受け入れた蘇民将来の家は生き延びた
・ウチは神様を歓迎する蘇民将来の末裔ですよという意味を込めて玄関の外側に注連縄を装飾
伊勢で1年中、玄関に注連縄を飾るのにもきちんとした意味があったのですね。
皆さんも是非とも、ど正月明けに神社で焼却するのが勿体無い注連飾りがあれば、伊勢地方のスタイルにリメイクして、1年中ドア外側に飾って幸運を呼び込んでみてはいかがでしょうか?