キャメロン タカ51のデジタルオーディオ談義

キャメロン タカ51のデジタルオーディオ談義

最近、デジタルオーディオ機器類とハイレゾ音源にはまっています。使用しているデジタルオーディオ機器類と、その接続方法等を紹介していこうと思います。

Amebaでブログを始めよう!

オーディオテクニカ製バランス接続対応オーバーヘッド型 ヘッドフォン ATH-SR9

 今回、日本へ一時帰国する際に、オーバーヘッドタイプのヘッドフォン、オーディオテクニカ ATH-SR9を買った。久しぶりのオーディオテクニカ製のヘッドフォン。ATH-ES10を買って以来か?ATH-ES10も良い鳴りっぷりだった。ATH-ES10は高剛性チタンハウジング製が売りで薄型の折りたたみ可能なヘッドフォンであったが、φ53mmドライバーを採用し、低域の出方が素晴らしかったように覚えている。

 このATH-SR9をなぜ買ったか?実はスペシャルエディションのATH-MSR7SEが欲しかったのだが、ATH-MSR7SEは限定品で、もう国内向けは無くなり、並行輸入品しかないようなのと、ATH-MSR7SEはバランス接続に対応していない。オーディオテクニカは、2015年秋くらいからバランス接続対応のヘッドフォンとイヤフォンを発売している。いくつかのヘッドフォンを調べてみると、限定品のATH-MSR7SEが出る前にATH-SR9を発売しており、両者ともDLC(Diamond-like carbon)コーティング採用のφ45mm"トゥルー・モーション"ハイレゾ・オーディオドライバーだったのと、ATH-SR9はA2DCコネクター採用でバランス接続対応ケーブルにリケーブル出来るということで購入に至った。

 見た目の第一印象は、値段の割には安っぽいかなと感じましたが、触ってみると、アルミニウムがふんだんに使われており、なかなか

高級感があります。バランス接続対応のケーブル(イヤフォンとヘッドフォンはA2DCコネクター形状がそれぞれ違うので購入には注意が必要)も同時に購入し、早速リケーブルしました。
 

 このケーブルが採用している”A2DCコネクター”は、カチッという接続時の安心感があり、ES-FC300が採用しているMMCXのような不安感がなくすごく気持ちの良いものです。こういう点はさすがオーディオテクニカ製です!

 で、音はどうなのかというと、中高域は解像度が素晴らしいです。オーディオテクニカ製のきらびやかな高域が特徴的です。ただ、低音の出方は音源に左右されます。ポップス系は歯切れの良い低音ですが、ロック系になるとちょっと物足りない低音の出方です。サードパーティーではA2DCコネクター対応のバランス接続用のケーブルはまだ数少なく、リケーブルでまたこの低域が変わって来るのかも知れません。こういう点でリケーブルは楽しみがあります。出費が嵩みますが(笑)。

バランス駆動ヘッドフォン

  ヘッドフォンにはケーブルが断線したときのために簡単にケーブルを交換(リケーブル)できるタイプがあります。その中には最初からバランス駆動化に対応しているヘッドフォンもあります。その場合は、バランス駆動対応のケーブルにリケーブルしてバランス駆動対応のDAPまたはDAC内蔵ヘッドフォンアンプにつなぐだけでバランス接続再生が出来てしまいます。これをバランス駆動対応ヘッドフォンと言います(例:ソニーMDR-Z7、ソニーMDR-1A、パイオニアSE-MHR5、オーディオテクニATH-SR9、JVC HA-SW01、ONKYO ES-FC300等)。ただし、リケーブルが可能でもバランス駆動には対応していないヘッドフォンもありますので、必ずバランス駆動対応かどうかを確認する必要があります。メーカーではバランス駆動には対応していない(サポート対象外)としていても、ヘッドフォン側ジャックが4極である場合は、ヘッドフォン内部の配線を変える(半田付けし直す)ことにより、簡単にバランス駆動化できる場合もあります。中には自分の好みのヘッドフォンを自作の配線及びケーブルでバランス駆動化する強者もいますが、その改造にはかなりの加工が必要で手間を要します。
 下の写真はパナソニックRP-HD10を分解して、端子を半田付けし直してバランス駆動仕様に変更する過程の写真です。

 音楽を再生するとき、ヘッドフォンの中に電気が流れて行きます。その流れて行く側をホット(+)と呼び、戻って来る側をコールド(-)と呼びます。そして、ホットとコールドを周囲の影響から守るのがグランド(シールド)です。シングルエンドのヘッドフォンではこのグランドをホットとコールドが共有する形で使っているので、両方が影響しあってしまい音を悪くするのです。バランス駆動化改造というのは、この3つの信号線を取り外して新しく線を半田付けしてケーブルを作り、バランス駆動対応のDAPまたはDAC内臓アンプにつなぐことでバランス接続が完成します。ただし、“その(2)”でも説明しましたが、“ピンアサイン”を間違わないようにケーブルを作らないと、まともな音が出ない、最悪は接続機器を壊すことになるので注意が必要です。

 

バランス駆動イヤフォン

イヤフォンはヘッドフォンとは構造の違いからバランス駆動化できるかどうかが明確です。イヤフォンでもリケーブル対応のものは、端子の形状の違いはありますが、バランス駆動対応ケーブルにリケーブルすることによってバランス駆動化が比較的容易に出来ます。イヤフォンでもリケーブル出来ないもの、つまりイヤフォン本体とケーブルが一体となっているものは、素人ではバランス駆動化の改造がまず出来ないと思っていいでしょう。

イヤフォンのリケーブルは最近人気ですが、リケーブルにもイヤフォン側の端子の規格がいくつかあるので下記に紹介します。

 

A.    MMCX

 シュアを初め、ウェストン、UE、オンキョー、ソニー、パイオニアなど多くのイヤフォンに採用されている規格です。このタイプが一番リケーブル製品の選択肢が多いです。ただし、MMCX規格でもメーカー独自の形状もあり、稀にメーカー指定のものでないと装着出来ない場合もあるので注意が必要です。

 

B.    カスタム系2ピン

 2ピンにも様々な種類があり、2ピンと言えば主に、JH Audioを筆頭にしたカスタムイヤーモニターで多く採用されている形の端子のことを指します。最近は中華系イヤフォンでも、この形状が採用されているものが多いです。リケーブル製品の選択肢も結構多いです。

 

C.    その他(個別モデル、各シリーズ用)

 ソニーのEXモニターシリーズや、オーディオテクニカのIMシリーズのような、独自形状の端子もあるので、リケーブルをする際は注意が必要です。独自形状のリケーブルの大部分はイヤフォンメーカー自社でリケーブルを用意していることが多いですが、稀にサードパーティーで製品化されていることもあります。

 下の写真はソニーMDR-EX1000にサードパーティーのBeat Audio社のバランス駆動対応(Φ2.5mm 4極)のケーブルをリケーブルしたものです。

 

注意点

 イヤフォンでリケーブル可能なものはバランス駆動化が比較的容易に出来ますと説明しましたが、イヤフォン本体側の端子形状に合い、しかもバランス駆動対応のケーブル(ソニーのΦ4.4mm 5極、パイオニア、オンキョー、アイリバーのΦ2.5mm 4極、ソニーとJVCのΦ3.5mm 3極X 2本、ラトックのΦ2.5mm 4極およびΦ2.5mm 2極X 2本、その他XLRコネクターピンなど)以外では、バランス駆動対応のDAPおよびDAC内蔵ヘッドフォンアンプとはバランス接続が出来ないので注意が必要です(特殊なものもありますが)。バランス駆動対応のDAPまたはDAC内蔵ヘッドフォンアンプが、どのバランス駆動対応のケーブルに対応しているかを確認する必要もあります。リケーブル=バランス化ではないのです。DAPまたはDAC内蔵ヘッドフォンアンプへの接続がバランス駆動化されていないと、バランス駆動とは言えないのです。

 

 

                                                                                                                                                                               ・・・続く

 

 

ポータブルヘッドフォンアンプ

  ポータブルヘッドフォンアンプは、略して通称“ポアタン”と呼ばれます。名前のとおり、ポータブルなヘッドフォン用のアンプということです。ポータブルという意味合い上、持ち運びが出来る大きさで、電源が充電式バッテリー内蔵もしくは乾電池駆動で、外部電源を必要としないタイプです。

 

なぜポアタンが必要なのか?

 デジタルオーディオプレイヤー(DAP)やスマートフォンに内蔵されてるヘッドホンアンプ部は、その限られた大きさに内蔵されているためと、コストの面で、ある程度簡易的なものが大部分で(特殊なモデルもありますが)、ヘッドフォン出力端子にヘッドフォンを直挿しても、音源本来の音質を充分に生かし切れてないと言えます。そして、高級ヘッドホンになると、音質を高めるために、大きな入力信号を流さないと充分に音が鳴らせないインピーダンス(Ω)が高いものが多く、そういったヘッドホンは、プレイヤー内蔵のヘッドホンアンプでは充分な音量や駆動力を出せることが出来ません。そのために、専用アンプを内蔵した高出力のポアタンが必要となってくるわけです。

 

DAC内蔵のポアタンの普及

 以前はDAPやスマートフォンのイヤホン出力端子(アナログ)を、ポアタンの入力端子(アナログ)に挿し込み、ポアタンで音声入力を増幅してヘッドフォンにアナログ出力するタイプが主流でした。しかし、USBでデジタル出力できるデジタルオーディオプレーヤーやパソコンでのデジタル出力が普及するにつれ、USB入力のDAC(デジタル アナログ コンバーター)で、デジタル出力をアナログに変換して、内臓アンプで増幅するものが増えてきました。中には、デジタル入力が、USBだけでなく、iPhoneのLightning端子に対応するもの、光デジタル/同軸デジタル接続等の対応するものもあります。

 ここで、ポアタンの高性能化と高音質のカギは、デジタル接続でハイレゾ音源に対応するかです。現在主流のポアタンは、ハイレゾ音源に対応しています。ただし、DACの性能によりハイレゾ音源の対応再生能力が様々です。下の写真のはソニーのPHA-1Aというモデルで、ウォークマン、iPhone等とデジタル接続可能で、通常のΦ3.5mm ステレオミニプラグ対応のヘッドフォンを接続することが出来ます。L-PCMは最高192kHz/24bitのハイレゾ音源再生が可能ですが、DSDの再生には非対応です。

 

バランス駆動対応のポアタン

 その(2)でバランス駆動対応のDAPのことを書きました。ポアタンも同様に、バランス接続対応のものが続々と出来ています。ただ、バランス駆動対応のポアタンもDAPと同様に、バランス接続出力用の端子が様々で、生産各社によって規格の違う端子を使用しているので、それぞれに対応したバランス接続対応のヘッドフォンケーブルを選択せねばならず、バランス駆動対応の端子を備えたポアタンを購入する際は、その対応ヘッドフォン(イヤフォン)と、そのバランス駆動対応ヘッドフォン(イヤフォン)とそのポアタンのバランス駆動端子接続に対応するケーブルの確認をせねばいけません。

  下の写真のはRATOC製REX-KEB03というモデルで、デジタル入力はUSB入力(iPhone、ウォークマン、Xperiaに対応)と、光入力(Optical)を備えており、デジタル光出力を持つ機種(CDプレーヤーなど)に対応します。対応ヘッドフォン(イヤフォン)は、Φ2.5mmマイクロプラグ(モノラルx2)をもつバランス接続対応ヘッドフォン(イヤフォン)、Φ2.5mmマイクロプラグ(4極)をもつバランス接続対応ヘッドフォン(イヤフォン)、Φ3.5mmステレオミニプラグのヘッドフォン(イヤフォン)と、通常のΦ3.5mm ステレオミニプラグの他に、2種類のバランス接続ケーブルに対応しています。L-PCMは最高24bit/384kHzまで、DSDはDSD128(5.6MHz)までのハイレゾ音源の再生が可能です(小生のものはアップグレードしてDSD256(11.2Mhz)まで再生対応可能です)。

 

 

                                                                                                                                                                               ・・・続く

 DAPの種類

 その(1)でDAPのことを書きましたが、最近のDAPはハイレゾ音源にも対応し増々ハイスペック化しています。今のDAPを大きく2つに分けると、音声の出力端子にバランス駆動対応端子と通常の3.5mmステレオ端子の両方を備えているものと、通常の3.5mmステレオ端子のみのものに分けられます。高級なDAPにはバランス駆動対応端子(4.4mm 5極、2.5mm 4極等)と通常の3.5mmステレオ端子の両方を備えているものが多くなっています。上の写真の左がバランス駆動対応端子(2.5mm 4極)と通常の3.5mmステレオ端子の両方を備えたDAP。右が通常の3.5mmステレオ端子を備えたDAPです。下の写真の左が3.5mmステレオ端子に対応する3.5mmステレオプラグ(3極)、右がバランス駆動対応端子に対応する2.5mm 4極タイプのプラグです。

 通常の3.5mmステレオ端子は、一般的なヘッドフォンの駆動方式として多く採用されている“アンバランス駆動”(またはシングルエンドとも呼ばれる)で、“+/プラス極”にアンプ(正相)からの音声信号が、“-/マイナス極”にはGND(グランド/アース)が左右のチャンネルそれぞれにケーブルで伝送され、左右のドライバーを2台1組のアンプ回路で駆動する仕組みになります。ケーブル内部で左右のグランドが共通化されているので、合計”3本”の信号線です。接続プラグは2カ所のリング状の樹脂で絶縁された“3極”(上の右の写真の左のプラグ)構造になります。アンバランス駆動のメリットとしては、製品本体の製造コストが低く抑えられ、機器の小型化出来ることなどが挙げられますが、グランドを共通化してしまうので、左右チャンネルの信号がグランドに流れ込んでしまい、電位に影響がおよんで総体的な音質劣化を招くという弱点があります。

 それに対して、バランス駆動は、左右のグランド側にもアンプ(逆相)を接続し、1台のドライバーユニットを2台のアンプでドライブします。4台2組のアンプ回路を使いながら、“左chの+とー”、“右chの+とー”という合計“4本”の信号線で音声信号を伝送して左右のドライバーを駆動します。接続プラグは3カ所のリング状の樹脂で絶縁された“4極”(上の右の写真の右のプラグ)構造になります。クロストークと呼ばれる干渉ノイズが抑えられることから、左右チャンネルのセパレーションがより明瞭になるとともに、ステレオイメージも一段と上がります。正相のみで増幅を行っているアンバランス駆動のヘッドフォンに比べると、アンプの仕事量が軽くなり、各アンプの出力電圧は約半分にまで低減することが出来ます。アンプに負荷をかけずに動作させることで得られるのが“スルーレートの向上”というメリットが得られます。スルーレートとは“応答速度”という意味で、“入力された音声信号に対して、どれだけ遅れなく増幅して出力できるか”ということを指します。スルーレートが向上することで、音のアタックとリリースの再現性が正確になり、キメ細やかな音を再現することが出来るわけです。

 ここで一つ注意点。バランス駆動対応端子には4.4mm 5極、2.5mm 4極等があると言いました。高級DAPは大きく分けるとこの二つの勢力に分かれていますが、この二つの端子間にはプラグの口径も違いますが、ピンアサインが全く違うので互換性がありません。相互の変換プラグはありますが、ホワイトノイズが大きくなったりしてあまり良くないようです。4.4mm 5極のピンアサインは先端からL+/L-/R+/R-/GNDとなり、GND(グランド)があるので5極となっています。2.5mm 4極は先端からR-/R+/L+/L-/の4極となっています。

 

                                                                                                                                                                               ・・・続く

 中華DAPのShanling M3s。色はチタニウムグレー。M3s専用レザーケースとM3s 専用ガラスフィルムが同梱された限定パッケージ。 2.5mm端子のバランス接続にも対応。DACは旭化成のAK4490x2基採用!ヘッドフォンアンプはAD8397x2基搭載。オペアンプ(ローパスフィルター)にはMUSES8920x2基搭載。最大DSD256(11.2MHz)、PCMで最大32bit/384kHz再生まで対応。BluetoothのコーデックはaptXに対応。内蔵メモリーなしのmicroSDカードスロットが1つ(256GBまで対応)。バランス出力時に8時間再生。出力は230mW@32Ω(バランス接続2.5mm)と、かなりハイスペックのDAPです!

内容物はこんな感じです。本体の質感はすごくいいです。何気に液晶保護フィルムが4枚も入っていました。Micro SDのリーダーも入っていましたが、これはとってもシャビーなもので、プラスティックのバリが出ていました(笑)。

本体はすごくコンパクトで縦横比も良くて持ちやすく、外に持ち出すのにも適していると思います。

 デュアルDAC、デュアルヘッドフォンアンプ、デュアルオペアンプと完全左右独立バランス回路仕様で、音質はパワフルで解像度も高く素晴らしいです。画面はRetinaディスプレーとなっていますが、さほど綺麗とは思いません。タッチパネルではないので、物理ボタンだけの操作に慣れるまでにちょっと時間がかかりそうです。

セットして付いてきた専用レザーケースは、USBケーブル、イヤホン端子部の開口部が小さく、それぞれの端子がカバーにひかかって奥まで挿すことが出来ません。こういうところが中華製って感じです。本体の出来が良いだけに残念な純正カバーです。

 USB端子はType-Cで、これはすごく便利です!USBデジタル出力にも対応しており、ポータブルアンプへ接続すると、"音声デバイスの接続"という表示が出て、デジタル接続できたことが確認できます。DSDはネイティブ接続も可能で、FLACよりも音の繊細感が際立っています。

 本体のUSB端子がType-Cなので、現在使用している接続ケーブルのMicro USB側をType-Cへの変換するOTG(On-The-Go)対応のアダプターがないとデジタル出力をすることが出来ないので注意が必要です。

これからのエイジング中の音の変化が楽しみなDAPです!

 

 

 

 

  7年前の3月11日、東日本大震災が起こりました。一生この事は忘れないでしょう!先ず、震災で亡くなられた方々への哀悼の意を表します。そして、今も尚苦しんでいる方々の生活が少しでも早く良くなることを切に願っております。また何らかの形で、復興支援をしたいと思っております。何か小さなことから。。。

 さて、1982年にCD(コンパクト ディスク)ソフトが発売されて以来、一部のアナログ音源(レコード)愛好家を除いては、音源はアナログからデジタルに移行していった訳です。近年では色んなサイトでMP3等のデジタル音源が購入できる時代になりました。そして、今やCD音源を遥かに超える”ハイレゾ音源”までがインターネット上から購入が可能となりました。
 これから、ハイレゾ音源はどうやって再生するのか?どうしたらより良い音でハイレゾ音源が再生可能なのかを説明しましょう。

 

DAP(デジタル オーディオ プレーヤー)

昔の音楽プレーヤーの代名詞と言えば、ソニーの”ウォークマン”。そのウォークマンがカセットテープのアナログから、デジタルのCDウォークマンになり、そしてMDウォークマン(DVDウォークマンというのもあったらしい)を経て、今はフラッシュメモリー内臓のデジタル オーディオ プレーヤーとしてウォークマンの名で販売されています。上の写真の右機がソニーのウォークマンNW-A35、左がパイオニアのXDP-300Rで、両機とも音楽再生にこだわったDAPで、MP3、そしてハイレゾ音源も再生可能です。下の写真はソニーの携帯電話”Xperia XZ”ですが、この携帯電話もハイレゾ音源の再生にも対応しており、携帯電話としての通信機能も備えているので、音楽再生専用機ではありませんが、デジタル音源の再生機という意味では、これも一種のDAPとも言えるでしょう。ただし、音質は、専用回路を備えた音楽再生専用機の方が優れています。

 

                                                                                ・・・続く

 ”第1回目”のブログのタイトルが、”ONKYO初のオーバーヘッドタイプヘッドフォンES-FC300(R)を買ってみた!”からいきなり始まるのをお許し下さい。初回でいきなりお許しを請うのもおかしいんですが(笑)、先ずは一番”最近”購入したモノの事からブログを書いてみようと思います。この先、ブログを読んでいただくにつれて、このオヤジはこんなことをやっているのかと言うことが分かっていただけると嬉しいです。

 さて、このONKYOのES-FC300(R)。アルミニウム製のハウジング、40mmの”チタンコーティング”ドライバーと、かなり凝った作りです。ただ、発売は2013年の5月上旬と古く、なぜ今更これを買ったのか?

 このモデル、実は変わったモデルです。ONKYO初の”オーバーヘッドタイプ”モデルということで、オーバーヘッドタイプのハウンジング部にはアルミニウムをおごり、その質感にもこだわり、ヘアライン処理をするという力の入れようです!オーバーヘッドタイプのハウンジング部のデザインは、ハイファイオーディオのボリュームコントロールをイメージしたそうです。また、このヘッドフォン、”オーバーヘッドタイプ”では珍しく(他にあるのだろうか?) MMCXタイプの端子でリケーブル(端子形状が合えば、ケーブルが好みのケーブルに交換できるということです)が出来るという、非常に稀なモデルです!リケーブル端子がMMCX端子だったためか、端子形状が合わず(このMMCX端子という端子、規格がまだ区区なようです) 音が出なくなったり、端子を抜き差し(抜き差しというよりは、引っ張ったり、押したりが正しい) している間に端子接合部がぐらついたりと、端子が曲がってしまったりと、色々と問題があったようです。多分、リケーブルという性格上、頻繁にケーブルを交換しているうちに問題が起きたのだと思います。確かに”オーバーヘッドタイプ”のヘッドフォンにMMCXの端子は見た目的にも強度が無さそうです。普通の3.5mmプラグ形状にしていれば問題はなかったんだろうと想像出来ます。


 実はONKYOのヘッドフォンの購入は人生初めて。このヘッドフォン、エージングが進むにつれ、ボーカルと楽器が際立って綺麗に聴こえるようになって来ました。これから、もっともっと音が良くなってくるのが楽しみです。
 次回からは、この変わったヘッドフォンを何のために買ったか?どうやって使用しているかを披露していこうと思います。

 よろしくお願いいたします。