前回のつづき
思いがけなく
無断転用禁止
午前中に福井県・花はす公園周辺の枯蓮を撮った後、その足で滋賀県・琵琶湖の北東部へやって来た。
ここでもまた枯蓮を撮ってみようと思ってのう。
長くお付き合い下されている衆は先刻ご承知のことじゃが、ここには琵琶湖の湖上に大量の蓮が群生しているのじゃ。
これほど広大な風景の中のハスは日本中を探してもどこにもないわのう。
ましてやこんな枯蓮ばかり追っかけまわしているアホ老人も他には見当たらぬじゃろうて😭
いつ来てもよい眺めじゃわい。
蓮の群生を横断するように水路?が出来ている。
ずっと以前はこんな通路はなかった気がするのじゃがのう。
しかしこの数年間は毎年のようにこの道ができる。
なんでもない枯蓮でも水鏡ができるとちょいと面白い形になるわい。
枯蓮が水鏡に映る自分の姿を眺めながらつぶやく。
「こんなにシワだらけになってしまって、わしも随分年を取ってしまったものじゃのう」
この辺りは枯蓮の密集地帯じゃ。
水鳥が餌を求めてさまよい歩いて…ではない、さまよい泳いでいる。
しばらく撮影していると、小雨がポツリポツリと……
途端に湖面が揺らぎ、水鏡が消えてしまったわい。
カメラにはタオルをかぶせて雨を遮り、自分は濡れたままでパチリパチリ。
この際カメラの方が大切じゃわい。
小雨の中をしばらくはシャッターを押していたのじゃが、何気なく南側に視線を移したその瞬間―。
そこには驚くべき光景が待っていたのじゃ。
ややっ!
こ、これは?!😮
左側の陸地と右側の中州の間に一本の長いラインが伸びているではないかえ!
こりゃまさしく一昨年にも出現した「幻の道」じゃわい!
2023年12月ごろ、降水不足のために湖の水位が下がり、普段では見られぬ道が湖の中に出現したとして大いに話題になったことは、以前にブログアップした通りじゃ。
2023年に出現した“幻の道”
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その幻の道がわずか2年後の今、ふたたび現れようとは!
この道は昔々にも出現したことがあるらしいから、将来もまた現れるかもしれぬとは聞いていたのじゃがのう。
しかし次に出現するのは何十年、何百年も先のことで、わしはもう二度と見ることはないと勝手に思い込んでいたのじゃよ。
それがどうじゃ。
これほど早くふたたび目にすることが出来るなぞ夢にも思わなかったわい。
何と僥倖な遭遇じゃ。
こりゃ是が非でも傍へ行って確かめてみなければ気が済まぬわい。
カメラ機材の片づけもそこそこに、“幻の道”に向けていざ出発じゃ。
ここからは数分の距離じゃから訳はない。
それっ!
早速付近の駐車場に車を乗り入れた。
しかし駐車場には一台の車も見当たらぬ。
一昨年に大騒ぎになった時は満車状態で停めることが出来ず、翌朝まで待ったものじゃったがのう。
今日は打って変わってひっそりとしている駐車場に車を停め、堤防越しに覗いてみると……
あった! あったぞえ!
湖の水位が下がった時にだけ現れる「幻の道」が奥の州と呼ばれる中州まで間断なく続いているではないかえ。
二度と見ることはないと思っていたこの道が、ワシの目の黒いうちにふたたび現れるとは。
それにしても前回はネットや新聞等で大々的に報道され、観光客やカメラマニアが大勢押しかけたというのに、今回は人っ子一人見当たらぬのじゃよ。
ただしワシがこの画像を撮影したのは12月初旬のことじゃからのう。
そのころはまだ報道されていなかったのかもしれぬわい。
しかし最近ではTVでの報道があったようじゃし、ネットやYouTubeなどでもちょいとずつ見かけるようになったからのう。
このブログがアップされるころには観光客の姿を見かけるようになっているかもしれぬわい。
流木が道の水たまりに流れ着いている。
道に沿ってそろりそろりと歩くサギ。
前回の時はこの道を大勢の衆が歩いていたが、今日は人間様の代わりにサギが歩いているわい。
奥に見えるのがこの道の終着点の中州。
懐かしいのう。
一昨年にはワシもあそこへ入って行って辺りを探検したものじゃった。
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またあの道を渡って見たい気持ちもあるが、今日は雨が降るし、道もぬかるんでいるじゃろうから、今回は眺めるだけで満足しなければのう。
しかし思いもしなかった光景をふたたび眺められて、幸せなひとときを過ごすことができたわい。
それにしても相変らず小雨が降り止まぬ。
一旦“定宿”へ戻って日の暮れを待つとしようかのう。
それまでに何とか雨が止んでくれればよいのじゃが。
つづく
無断転用禁止























