ペットと一緒に海外赴任へ①動物病院編 | 駱駝の蘇州便利手帳

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江蘇省蘇州市周辺に特化した情報をお伝えしてます。
オシャレやグルメは載せてませんw 情報の過信☆厳禁!!

駱駝には、

すでに遠い記憶になりつつありますが(--)ヾ


ちかく、ペットを連れ赴任をされる方の

「ここんトコ、わかんなーい(><)」

にお答えすべく、記憶をほじくり返してみますw

 


※すでに情報が古い?

『2012年8月の渡航成功例』

ですので、過信しないで下さいね!




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赴任を言い渡されたら。


経験者なので、ぶっちゃけマスが


人間の準備より

むしろペットの事で焦って下さい (笑)


ペットの渡航書類などの準備完了までには


概ね3ヶ月

最短2ヶ月必要です



しーかーもー。



中国の場合は

ペット同伴で赴任地に飛ぶには

1人につき1匹だけ~


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1人で2匹運びたかったら、一度帰国しないとネ。


2人で移動する場合は2匹同時に連れて行けますケド

未成年はNGとか、座席あればOKとか

噂はイロイロあって、どれが正解かわからない(^^;)



最悪。

丸投げはできませんがー。

手続きは代行できる業者もあるので

まぁ、なんとかナルと思います(--)w



 



まずは、ザックリな流れをどぞっ (^-^)b


ペットを外国に連れて行くための準備



とりあえず、渡航までに

急いで、獣医さんに行きましょう。

   ↓

①生体チップを入れて、登録する

②狂犬病注射を2回打つ

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③狂犬病抗体値検査を行って、証明書を貰う
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ココまで済んだら、

獣医さんの出番はあと1回。


④渡航日7日前~2日前に

病院で検査、健康証明を書いて貰う



以上です。






このほかは

渡航の為の書類の準備になります。


でも、コレがいろいろヤヤコシイ訳で(--;)

   ↓

①航空会社にへ提出用

②出国する空港の検疫へ提出用

③上陸する空港の検疫へ提出用

④7日間係留後の受け取り用



書類系は不備があると

中国の空港で受け取りが出来ず・・・・・

「日本へ送還」「薬殺」の2択です。


めっちゃ怖いので ( ̄д ̄|||)

しつこいくらい、確認しまくって下さいね!




(中略)




なんだかんだで

晴れてペットを新しい家に連れてこられた後も
永住でなければ、日本に帰国するまで、気が抜けませんよー!


⑤犬の場合は養生許可書も地域警察に提出

画像元:7788.comより借りました
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⑥指定病院で狂犬病予防接種証明書

(1年以内で適宜追加接種)

駱駝のブログ

コレを怠ると、犬猫の命にかかわります


よくある実例としては

・日本に連れ帰っても、検疫係留6ヶ月

・日本に上陸させてもらえない


レアケースでは

・犬の取り締まり

 


(中略)



ペットを日本に連れ帰るための準備


辞令は突然に!

「来月から、日本へ」


やったー(* ̄▽ ̄)

無事に赴任期間を乗り切りました!

んぢゃ、日本に帰国準備を・・・・・・

と、ここで焦る方、とても多いです( ̄д ̄|||)


実は、中国などの狂犬病蔓延国からの帰国は

非常にハードルが高い!!


日本上陸後

検疫での待機期間180日!!


これを避けるためには

日本の指定機関で狂犬病抗体値検査をおこなって

その機関が発行する抗体値証明書が必須です!


コレの準備に最短3ヶ月ほど必要なんです。


しーかーもー。


中国アルアルで

スムースに事が進まないって場面が

一度や二度ではないんですよぉぉぉぉぉ( ̄ロ ̄|||)


このため、

現地で新たに向かえたペットちゃんや

予定外の帰国をするケースなどで


ペットショップで期間待機・里親さがしなど

悲しい事態になる方、けっこう居ます。




連れてくるだけでパニックになってる方に

トドメを刺すようで申し訳ないが


帰るほうが数倍大変 (・▽・|||)






という訳で。

ザックリ書いても

立派な長編になってしまいましたね( ̄д ̄;)


コレがいままで放置になってた主因です←をいっ!





やっぱ、どう考えても

1ページでは納まらないのでw


情報を整理して

シリーズ化してお伝えしますね~

 



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第1回目の記事は

動物病院での準備の話でーす(^-^)


赴任が決まったら。

獣医さんに「同伴赴任」を相談してみましょう。



<ペットを外国に連れて行くための準備>

 

①生体チップを入れて

②狂犬病注射を2回打つ

 

どのワンコ・ニャンコに注射を打ったのか

証明する為にナンバリング化するのですが

聞こえが悪いので、「ペットのパスポート」

と言い換えることにしましょう^^;



<生体チップって?>

近年は4社ほどの商品があるようですが

タイ米くらいの大きさの識別チップです。


「ライフチップ」

「マイクロチップ」 で検索すると

獣医さんの丁寧な解説がHITすると思いますよ^^


検索でHITしたヒラミ動物病院HPより借りました

画像元:http://www.hirami.co.jp/lifechip/

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このチップを読み取り機でピピっとすると

固有のナンバーが表示される仕組みです。


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電池式ではないので、一生涯、取り替え不要です。


獣医さんが、首のあたりの皮膚の下に

注射器で「ぷすっ」と、一瞬で注入してくれます。
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その後、獣医さんにチップの登録して貰い

登録完了通知を貰ったら、手続き終了です(^-^)
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駱駝の場合、
2008年に取り付けたのですが

初診&処置料:5000円
チップデータ登録料:1000円       でした。

住んでる地区によっては
生体チップ取付けの補助金が出ている事がありマス!
区役所・市役所などの情報もチェックしてねーw






既に取り付けてある方は

登録情報が、引越しなどで変わっていないか

連絡先は以前のままでよいかなど

確認すると良いと思います。

 

 
■郵送・FAXによる照会が可能です(インターネットでは不可)
  ※処置済みのチップナンバーが判っている場合は電話でも照会OKです。
 
〒107-0062 
東京都港区青山1-1-1 新青山ビル西館23階 
(社)日本動物保護管理協会内 
AIPO 動物ID普及推進会議事務局
電話:03-3475-1695 
FAX:03-3475-1697


駱駝は5年間で4回引っ越したので

どの時点の住所が登録先か判らなくなってた

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なお、データ照会は獣医師のみが行えるので

必要あれば、プリントアウトして頂きましょう(^^;)



これで、ペットのパスポート

取り付け完了ですね♪






<狂犬病注射って定期のものではダメ?>

すでに生体チップが入っているワンコで

接種時に生体ナンバーを確認して

接種証明に記載している自治体のケースは

定期接種も1回として数えてOKだそうです。


それ以外は、生体チップ取り付け後に

接種して、証明を出して貰わなければNGだそうです。


ニャンコは、定期接種していないので

当然、2回の接種が必要です。



なお。

予防接種の証明書に決まった書式はありません!

①ワクチンのナンバー 

②生体チップのナンバー

・・・・・・の書かれた証明書類×2回分
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この他に、犬の場合は

レプトスピラ症予防接種も必須らしいです。


さらに、渡航先の国で指定がある事も考えられるので

「犬5種ワクチン」「猫3種ワクチン」など

必要に応じて、接種と書類を準備してくださいね(^0^)

 

上海上陸では不要ですが、3種をうってきましたw
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<接種は何回? タイミングは?>

1回目の30日後に2回目接種。

もし、抗体値が低かった場合

2回目の30日後に、3回目の接種が必要です。





2回目の接種後、

7日~30日後に抗体値が最大になるらしいので

このタイミングで採血をおこない

抗体値検査に出すと良いそうデス。


抗体値検査は

ペットを日本に連れて帰る為の準備

渡航先に提出するものではありません。



たとえ赴任予定が3年でもね。


病気や家庭の事情で帰国とか

他国へスライドとか

なじめず緊急帰国とか、予定外ってアルアルなので。

 

準備期間を考えると、必須ですよー!!




<狂犬病抗体値証明って?>


財団法人:生物化学安全研究所HP

 http://www.riasbt.or.jp/examination/rabies


この団体の発行する証明書があれば
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「抗体値がしっかりついているので

狂犬病にはかかっていない」とみなされて


狂犬病蔓延国→日本に帰国するケースでも

180日係留が免除されます!ヾ(´▽`)ノ


つまり、赴任後

急な本帰国辞令が出た場合も

ワンコ・ニャンコだけ半年遅れで帰国するような

悲しい事態にならなくて済む


・・・・という免罪符です!




この相模原の研究所以外では

検査しても、日本の検疫は認めません。


※犬等の輸出入検疫規則

(平成11年農林水産省令第68号)に基づく

狂犬病の抗体検査をしていても、他ではNGです


証明書は2年有効なのですが

切れ間がないように、維持するのが大変です。
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渡航後に、期限が切れて再検査の場合は

①1年以内に指定病院で狂犬病予防接種を受け続ける

②その指定病院で、指定方法にて採血する

③ハンドキャリーして日本に帰える

④クール宅急便で、血清を相模原に送る

※運送屋は血液・血清の国際間搬送がNGです。

※血清を持って飛行機に乗る方は

出発日前に、検疫所で「衛生証明書」を貰ってね



コレを蘇州に住んでて

上海で行うのが大変で^^;


実際に上海で接種したり

採血した時は、こんな感じでした

   ↓

■ブログ内記事 

猫の狂犬病予防接種に行ってきたw

http://ameblo.jp/camel-china/entry-11782601715.html


狂犬病抗体検査証明書

http://ameblo.jp/camel-china/entry-11797419447.html



ハッキリ言って、だいぶ手間!!


だから、最初の1回目は

日本で済ませておくことが重要です(^-^)



抗体値証明は郵送されます。

中国にもEMSで送ってくれますよ!

免罪符、1万3000円なり~ヾ(´▽`)ノ
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ココまで済んだら、

獣医さんの出番はあと1回。

 

④渡航日1週前~2日前に

健康証明を書いて貰う。

 

決まった書式は、ないそうですが

検疫所に推奨書式があるので

ダウンロードして持っていくとよいカモ。


参考:動物検疫所(日本から国外へ)
http://www.maff.go.jp/aqs/tetuzuki/qanda/dogcatqaex.html

書類サンプルは下記からどぞ^^

http://www.maff.go.jp/aqs/animal/dog/shortstay.html




以上が動物病院の獣医さんに

行っていただく作業です。





なんだかんだで

費用が2万円超えるわー(-д-)


ちなみに、

ペット保険は使えなかったわーww






次回は、航空会社とのやり取りですw


でわでわーヾ(´▽`)ノ





 


 

このほかの記事は、ブログ内テーマ別一覧の

』タブからどうぞ

中国にペット連れ赴任① ~調べる  ←渡航準備(この後が続かずw)
狂犬病抗体検査証明書  ←2度目の抗体値検査
猫の狂犬病予防接種に行ってきたw ←上海で2度目の予防接種
ペット連れ赴任  ←旧ブログの紹介(渡航準備詳細)
予防接種(狂犬病)  ←上海で初予防接種
猫の赴任渡航(国外輸出)  ←搬送時の注意など

 

上海の日本領事館HPより
「犬・猫等の日本から中国への持ち込みについて」