ペットと一緒に海外赴任へ⑥帰国に備える | 駱駝の蘇州便利手帳

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江蘇省蘇州市周辺に特化した情報をお伝えしてます。
オシャレやグルメは載せてませんw 情報の過信☆厳禁!!

※2023年9月 状況確認中

噂によれば4月ごろ?

上海から人間の血清を

猫の血清と偽り国外に持ち出した

特殊事例が発覚したようです。

 

上海市の検疫が再発防止策として

犬猫の血清の取得条件を見直したり

出国書類等の申請が「エリア重視」となり

越境申请が受け付けて貰えなくなるなど

 

一時的な変化なのか

恒久的な変化なのか、判りませんが

 

ようするに、上海市以外のオーナーは

日系ペットショップの

上海美育の出国手続き代行が

利用できなくなりました。

 

少なくとも蘇州住の場合は

蘇州工業园区は园区保税区で

蘇州虎丘区(高新区)は新区保税区で

出国手続きをしなくてはならなくなり

 

さらに言えば

蘇州からの連れ帰りマニュアルがなく

申請・手順なども手探り状態です。

 

よって下記内容も情報が腐ってしまった

部分があるので、ご注意ください

 

いまペット同伴帰国の最新情報を集めて

記事に書き起こしている最中です。

情報をお持ちの方は、共有をお願いします!

 

 

 

※2023年2月1日、加筆

上海住民と蘇州住民では

出国時に揃える書類の申請先が異なり

手順も違うことを判りやすく解説しました。

参考にどうぞ!

 

 

 

 

 

 

 

------------以下過去記事-------------------

 

 

第6回目は、

 

急に帰国を言い渡されても困らないように

『ペットと帰国』

に備える情報を残します。

 

この手順をふまずに日本に帰ると

狂犬病にかかっている可能性を疑われ

動物検疫所にて、180日係留となってしまいます。


 

また、採血日から180日以上経過しないうちに

日本に到着した場合、不足する日数分が係留になります。

 

<180日-採血日から帰国するまでの日数=係留日数>

 

空港ではなく、動物検疫所の係留施設に移送されます。


 

この係留期間を避けるために

 

①日本の指定機関で狂犬病抗体値証明を貰う

 (書類は2年有効です)

②前回の狂犬病予防接種から365日以内に

 指定病院にて、継続して予防接種を受け続ける

 

という2つを守れば係留0日(* ̄▽ ̄)

 

帰国した便に乗せていたニャンワンを

到着後の簡易検査のみで検疫を通過できるので

そのまま家に連れて帰れるという特典が!!

 

だから、みなさん必死なんですよ(`・ω・´)b




 

上海近郊に滞在でしたら

赴任期間中、指定病院である国立の

上海申普宠物医院にお世話になればイイだけなのですが。

 

意外と365日以内ってのが、大変デースw

 

ウッカリ、注射し忘れると

待機期間6ヶ月発生なんですが ( ̄д ̄|||)

 

スグに帰らない人ほど、忘れマース ←もちろん該当

 

 

 

駱駝家のシマシマさんも

過去に4度の通院暦があり

その様子を記事にしてあります(^-^)

   ↓

①狂犬病予防接種のあと

猫の狂犬病予防接種に行ってきたw ←上海で2度目の予防接種

 

②日本で抗体値検査をする

狂犬病抗体検査証明書  ←2度目の抗体値検査

 

チャーター車の手配から

それなりに、大変でした(><)



 

今回は総まとめを書いているのですが

何度も同じ事書くのはアレなのでw

 

前記事に書かれていない事や

流れをスッキリさせて残しますねー。

 

 まずは、生体チップこと

にゃんわんのパスポートから!




 

日本から連れてきた子達には

すでに「ペットのパスポート」が装着されていますが

 

中国で、新たに家族に迎え入れた子達には

パスポートがないケース、けっこうありマス。

 

Q:養犬許可で、チップを入れましたけど?

A:国際規格でなかったら、ダメなんです(><)



 

このチップが入っている事が大前提!

 

国際標準化機構(ISO)の11784及び11785

これに適合してたらOKです。(^-^)

 

こんな機械で、ぴぴーっと読み込ませますw

1  



 

上海で「帰国のための手続きで指定となってる病院」で

調べてもらうと、ハッキリすると思います。

   ↓

■国立 申普宠物医院公式HP

http://www.shenpucw.com/index.html

※365日・24時間営業のようデス




 

パスポート(チップ)付のにゃんわんの場合は。

 

帰国するまでの間、切れ目なく

狂犬病予防接種を365日以内に

継続して受け続けたという証明を残していきます。

 

※犬の場合は2回目以降の接種の時に

 レプストピラ症対応の6種混合ワクチンも接種して下さい。

 

 

この予防接種記録が書かれた手帳は

病院で貰えますガ

発行手数料で10元かかりますw

 

 

366日では、アウトですよー o( ̄・・ ̄o)

180日係留期間が発生しちゃうよー・・・・・




 

この定期接種のあと、日本の検査機関で発行される

抗体値証明を2年ごとに更新する必要がありマス。

 


 

上記書類の更新時は

定期の狂犬病予防接種(70元)のあと

(新規取得時は、2回目の接種のあと)

 

 

一時帰国の2週間~1週間前に

もう一度、申普宠物医院に来る必要がありマス。

 

①採血して貰う

 

 

②血清にして貰う

 

※指定病院にて指定方法で採血し

 指定方法で血清にした物でなければNGです。

 

 

③未記入の抗体値検査の申請書を

相模原の生物科学安全研究所のHPよりダウンロードして

病院で書いてもらう必要があります。

  

DL先→http://www.riasbt.or.jp/examination/rabies


 

④血清を冷やしながら、持って帰る。

帰宅後は冷蔵庫で保管する。

※保冷剤の確保が、なかなか難しかった><

 



 


なお、

出国まで、2週間以上の場合は

採血してくれませので、タイミングを計る必要がありマス!



 

ちなみに、なぜ自分達で?

送っちゃえばよくね?

・・・・と思うかもですが。

 

Q:中国から日本へ、血清はどうやって送るの?

A:現在、ハンドキャリーで運ぶしか方法がありません。

 

そう。

運送屋が『血清の運送』を拒否るんですよー。

 

だから、自分で日本まで

運ばなきゃなんないのよー o( ̄・・ ̄oメ)






 

さらに、ややこしい話!

 

血清を持ち出す場合に

検疫を通さなくてはなりません!

(・・・・と建前言ってるので)

 

昨今、中国側の出国では通関と検疫で

犬も猫も『衛生証明』が必要だと言い張りやがるんです。
1

 

■衛生証明の申請に必要なモノ

・血清を持ち出す人のパスポート

・前回のRIAS抗体値証明書(初回の場合は不要)

・ 無記入のRIAS抗体値証明書の英文版

日本側では、犬は必要、猫は不要。

なんでやねん、差別?(^・ω・^)

 

基本、『衛生証明』は1週間前に申請して

離陸2日前までに、下記検疫所に

取りに行かなきゃ、ならんのです ( ̄д ̄|||)

 

でも、最近入手した情報では

申普宠物医院に血清の採取を『予約』することで

採血日に衛生証明を発行してもらえるようになったとか。

 

※動物衛生証書「动物卫生证书」を

申普医院で『帰国準備』と伝えれば

一連の流れで準備してくれるらしいデス。

 

 

また、受付けに日本語のできる方(おばちゃん)が

勤務するようになったそうです。


 

通常、自分で申請した場合は

発行に1週間近くかかるそうなので

予約も渡航2週間前には済ませたいところo(*゚▽゚*)o

 

なお、検査対象のニャンワンは

連れて行かなくて良いので自宅待機で(^-^)

 

<申請に行く場所>
●上海出入境検験検疫局 浦江局動検一課
住所:上海市 中山東一路13号3楼 358号室
TEL:6321-5328

書類一枚のために、

そうそう何度も上海までは行けない(;;) 

をいをい!

蘇州からなら、上海はだいたい片道3時間。

 ちょうど、お客の送迎で行くトコだったのよー(* ̄▽ ̄)

・・・・って展開は、そうそうナイわー!

 

そんな訳で

なかなか出国前に気をもむ書類ですが

こちらも業者代行可能です。

 


<申請に必要なもの>

・帰国の航空チケットのコピー×2枚

 (チケットレスの場合は日程・便名を証明)


・持って帰る人のパスポートのコピー×2枚



・予防接種の手帳

生体チップナンバーを書きこんでおきましょう。

 

 




これらの手続きを

とても自分では出来そうにないわ( ̄д ̄|||)と思ったら。

素直に業者に代行・アテンドをお願いしましょうw

 

美育さんおアテンドの様子→

http://meiyu-pet.com.cn/jp/





<経験者のワンコママより、新情報>

前もって、航空会社に申請が必要なハズの

血清持ちこみの件

 

「飛行機に動物の血清を持ち込む」と言ったら

「やめて下さい」 「できません」

といわれ

 

検疫では

「当日、検査も書類確認もないので

そのまま乗っちゃってください」

とか言うので

 

あえて!

何も言わず、そのまま預け荷物に入れて

日本に帰ったそうです。

 

基本はハンドキャリーというけど。

機内に持ち込まないほうが

ややこしくないそうデス(^-^)


 

もちろん、預け荷物の対策で

破損を避けるための厳重な梱包が必須です!

 

あと、日本についてからスグ

クール宅急便する為にも

血清配送対策、やって下さいねー。


 

駱駝はこんな風にしてみましたw

http://ameblo.jp/camel-china/entry-11797419447.html



 

血清をスポンジの切れ目に埋め込んで

プラスチック容器に入れて、保冷剤をのせ

 

 

ビニールに包み、紙箱に入れて、宅配の準備完了w



 


という訳で。

イロイロややこしい事も

2年に1度と思えば・・・・・・ねo( ̄ー ̄;)ゞううむ
 


 


 

まとめ。

 

指定病院以外で予防接種を受けると

衛生証明の発行やら、抗体値検査の前段階で

獣医師証明やら、ワクチンの有効性やら

いろいろ確認書類が増えるので。

 

やっぱ、蘇州なら3時間かかっても

上海の申普医院に行くのが無難ですー。

 


 

あと。

まだ、帰らないよー

 

という方も、定期的に領事館案内で

最新情報を確認してくださいねー

 

もしも手続きとか変わってたら、大慌てだよー(* ̄▽ ̄)




 

以下、にゃんわんを持ち込む場合の手続きや条件

 

在上海日本国総領事館HPより

http://www.shanghai.cn.emb-japan.go.jp/procedure/new050804-j.html


 

 

※2017年5月追記

蘇州で犬のレジスター(住民登録)強化されました!
手続きしていない場合、発覚したら捕獲され

施設に強制連行されてしまいます。

ご注意ください!



 

でわでわw
 

 

 
 
 

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上海の日本領事館HPより
「犬・猫等の日本から中国への持ち込みについて」