狂犬病抗体検査証明書 | 駱駝の蘇州便利手帳

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※2023年2月1日、加筆

上海住民と蘇州住民では

出国時に揃える書類の申請先が異なり

手順も違うことを判りやすく解説しました。

参考にどうぞ!

中国ペット連れ帰任の手順(蘇州版) | 駱駝の蘇州便利手帳 (ameblo.jp)

 

--------------以下過去記事-----------------------

 

 

 

 

先日、上海で。

 

2回目の狂犬病予防接種を受けた、しましまさん。

   ↓

猫の狂犬病予防接種に行ってきたw

http://ameblo.jp/camel-china/entry-11782601715.html


 

 

次は採血してー。

日本で抗体検査をするのね(-ω-)

 

その手順を書き残しますー。

 

 

 

 

抗体値検査と証明書について

この検査は、中国でペットを飼うために

必要な検査・書類ではありません。

 

日本へ、ペットを連れて

帰国するために必須なのです。

 

しかし、この検査は基本的に

日本の指定機関(相模原研究所)のみ有効で。

 

コレ↓ないと180日、日本の空港で係留(^;ω;^)


 

 

 

ここで問題発生!Σ( ̄ロ ̄lll)

 

現在、中国から日本へ、

血清サンプルを送ろうとしても

荷受けしてくれる配送業者がありません

 

え? 自力で ハンドキャリー かよ!・・・・

 


 

もちろん、検疫に申告したり、特別な書類が必要です。

 

その手順が間違うと、厄介なことになるので

時間に余裕もをって、何度も確認して進めませう(・ω・)

 

(という訳で、今日のUP内容は自己確認用です)

 

 

 

 

 

指定病院で採血(予約)

 

狂犬病予防接種のあと、7日~14日後が

最も抗体値が上昇する期間だそうです。

 

①通常、血液サンプルは

 出国の2~7日前に、

 上海の申普宠物医院で採血の予約をして

 血清にしていただき、必要書類を貰います。

 

そこら辺の動物病院で採血・血清した場合は、無効なんだって!

 

 

※当日の持ち物

 

・対象の猫

 

・帰国の航空チケットのコピー×2枚

 (チケットレスの場合は日程・便名を証明)


・持って帰る人のパスポートのコピー×2枚

 

・病院での費用460元 (2014/3/22日現在)

 

・アテンドをお願いする場合は、アテンド料金

 


 

 

指定病院で採血

 

ウチの子は、ビビリで非常に大人しい猫ですが、

採血にはやや時間がかかるので

安全策らしく、身体をタオルでくるんで

腕を伸ばすような体勢で採血して貰いました。

 

人間と同じようにゴムで腕を絞めて、血管を出すのねw

 

意外と少しづつ、ユックリと溜まっていきます。

 

採血後は、腕を脱脂綿で押さえてーー

後でテープでグルグルされてました。

 

処置室から待合に戻り、待つ事約20分。

あとはお会計ダケなのに、遅いなぁ・・・・

と思ってたら、やっと名前が呼ばれました。

 

んで、手渡されたモノを見てΣ( ̄ロ ̄lll)

遅かった理由が判明。

 

なんでか、ずーーーっと血液サンプルを

持って帰るのだと勘違いしてたケド・・・

 

ちがうぢゃん。血清ヂャン!!!


 

写真の薄黄色の液体に注目~(・∀・)

血液を遠心分離器にかけ、分離した上澄み液ですw

 

2重になっていて、中の小さな筒が血清です。

チップナンバーも書かれています。


初就職先で、生体実験の助手してたので

駱駝もこの作業やってましたー。

 

あははは、見たの久しぶりー(・ω・)


 



んで、アテンドさんから、手渡されたとき

こんな状態でw


「大丈夫^-^ これで飛行機乗れますw」

「なんか言われたら、検疫の書類見せればOK」

 

まーーーじかぁぁぁぁぁΣ( ̄ロ ̄lll)


 

「あ、家に帰ったら、冷蔵庫に入れてくださいねー」

限りなく、不安なのは私だけぇ~???

 

 

 

※余談ですが、血液サンプルの有効期限について

相模原の研究所に問い合わせしたところ

下記のような回答をいただきました。

*****************************************************************

血清は冷凍保存で1年間、

冷蔵保存で4ヶ月は検査可能です。

出国まで冷凍保存をお勧めします。

なお、2012年以降(手続きや規則に)

変更はございません。
宜しくお願い致します。

*************************************************************

※日程的に採血と出国のタイミングが合わない方は

(日本側は出国直前に採血できない場合でも)

 冷凍・冷蔵保存で対応可能なようなので、

 お問い合わせ下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

衛生証明書の取得


②出国2日前に、離陸港の検疫所で

「衛生証明書」を発行してもらいます。

 中国を出るには、犬も猫も必須らしいです。

 

※日本側では「猫血清の衛生証明書」は不要

 と案内されていますが、実際に血清を運ぶ時

 中国側で取り上げられたケースがあるので、

 やはり猫も「衛生証明書」を用意した方が

 無難ですよ、とのこと。

 

駱駝家では、上海まで取りに行けないので

またまた美育さんに委託です(・ω・)

 

 

 

衛生証明書の申請に必要なモノ(アテンド用)

・帰国の航空チケットのコピー×2枚

 (チケットレスの場合は日程・便名を証明)


・持って帰る人のパスポートのコピー×2枚

 

・寵物健康證書(狂犬病予防接種の記録手帳)

生体チップナンバーを書き込んでおきましょう

 

・委託の場合は委託料(申請代含む)

 

 

 

 

 

出国日の手順

 

 

③出国当日は下記の3点セットが必須です!

 

・検疫所発行の「衛生証明書」

※原本は写真では読みづらいので複写を掲載

 

 

・「狂犬病抗体値検査証明書(申込書)」

※中国で使用する可能性があるので英語版を使用。

※オレンジ枠のみ記入後、お店の方へお渡しした。



・「血清」

 

 

 

当日に「衛生証明書」を美育さんの店まで

取りに行く場合は、10時開店なので

朝一のフライトは厳禁ね(・ω・)要注意!

 

 

暑い時期は特にですが

フライト直前まで、要冷蔵です!

 

たぶん機内持ち込みで運ぶと思います。

この為、余分な液体を避けて下さい。

 

日本に無事到着したら、


できるだけ早く下記あて、

血清サンプルと検査申込書を添えてクール便

等でご発送下さい。

 


血液サンプル送付先◆ 
 

 

 

 

 

〒252-0132

神奈川県相模原市緑区橋本台3-7-11

(財)畜産生物科学安全研究所 企画調整室

TEL 042-762-2775, FAX 042-762-7979

 

 

 

 

------ココまでのニュースソース--------------------------

動物検疫所

http://www.maff.go.jp/aqs/animal/dog/lab.html

 

動物検疫所:狂犬病に対する抗体価の検査について

http://www.maff.go.jp/aqs/animal/dog/test.html

 

畜産生物科学安全研究所:各種検査のご案内

http://www.riasbt.or.jp/services/test/test.html

 

同研究所:犬猫の狂犬病抗体検査

http://www.riasbt.or.jp/services/test/rabies/rabies.html

---------------------------------------------------------

 

 

 

 

運送用梱包の準備

・・・・・という事で。

空港に着いたらスグ

運送会社にまんま持ち込めるように

梱包の工作材料集め、開始~(・ω・)♪


 

スポンジの調達は南門小商品市場でw

(カーテン売り場の下にあります)

 

はっΣ( ̄ロ ̄lll)

保冷剤がない・・・・

 

2-3か所、心当たりの店に探しに行くが

見つからないので、ママ友達にQQメッセ一斉送信

 

「誰か保冷剤1~2個恵んで下さ~い><」

 

んで、無事、2個確保。 ありがとー(*⌒∇⌒*)

 

材料が揃ったので、工作開始w

 

まず、血清試験管とチャブトウなペンを用意。

 

 

スポンジ材を容器にはめ込み~
縦スジにカット。

 

中に溝を作って、ペンでハマリ具合を確認。

 

中に保冷剤を入れてみるw

(念のため、容器に名前等を貼る)

 

ビニールバッグで防水する。

 

ビニールごと、ぷちぷちで包む。

 

サイズ60以下の箱に詰める。

ここに送り状を張り付ける。

 

機内持ち込みしやすく、紙袋へ。

 

ここまでやれば、

日本で即、クール便で送れるよね(^-^)

 


 

渡航後談

旦那の話では、空港のセキュリティは

(行方不明機発見前と後で対応が異なり)

先週(行方不明機捜索ニュース&墜落事件)

とは違って、物々しさが無くなってまして。

 

荷物に関して、まったくノーチェックで

書類の出番はなかったそうです。

 

日本側の空港でも同じ感じで。


 

 

でも、消費税UP直前の駆け込み需要の影響で

運送が大混乱し、遅延が出ていたので

千葉→相模原市までなら、通常2日のトコロ

+5日もかかりましたー。

 

血清は要冷配送したので、問題ないケドw

 

送り状番号で血清の到着をチェックしたら

あとは証明書の返送を待つだけですね^-^


 

 

 

※追記

4月13日、なんと研究所よりEMSが届きました。

書類に中国の住所しか書いてなかったので

コチラに送ってくれたようです。

 

中はモチロン「検査証明書」でした。

 

今回の抗体値は17.8で、0.5を大幅に超えて

無事クリアだ、にゃー(^・ω・^)

 

やっと一安心ですw


 

 

最後に。

 

日本検疫と中国検疫の認識の違い


今回、発覚した両国の手続きに関する

相違点は下記の通りです。

駱駝は、出国時(2012年)に

成田検疫で次のような説明を受け、

関連パンフ・説明書などを持っています。



 

これらの案内によれば・・・・・

 

抗体値証明書の有効期限(2年)が切れても

上海の指定病院でワクチン接種が

有効期間内(1年)ならば、途切れず続いていた事が

接種証明書で確認できるので、帰国前に、

相模原研究所にて抗体値証明を貰えば
180日の待機期間は不要になる。

 

との認識でした。

 

 

要約すると、

毎年1年以内に次の狂犬病予防接種をしてー、

帰国時に相模原研究所で検査してー

抗体の数値クリアしてたら、12時間係留で連れ帰れる!

ということ。

 

 

 

 

ところがどっこい!Σ(・ω・)

 

 

 

 

中国側(上海)の動物病院か検疫がね

 

「日本がそのようなルール改正をしたことを我々は
聞いておらず、また上から何も指示されていない為、

そのルールで狂犬病抗体検査を持ってこられても、

帰国時の資料は作れない。」

 

と言ってるんだって!!!

 

んで、相模原と成田検疫とペットショップに確認したら

「ルールとしては、成田で受けた内容が最新ですが

滞在国に合わせてください」との事で・・・・

 

 

 

・・・・ってことは、
現状、抗体値証明書も常時有効でなければNGなんだね。

 

1年に一度の狂犬病ワクチンは必須
2年に一度の狂犬病抗体検査も必須

どっちが切れても、180日待機の可能性が高いのね。

 

んで、出国側のルールに沿っても

日本側のルールは問題なくクリア出来るので。

 

駱駝、中国側説明を採用します!

 

だって、180日待機、絶対にイヤだもん。



 


■もし、中国で飼いはじめたなら。

 

帰国準備に踏まなければならない段階が多く

3か月くらいの帰国準備期間

がないと間に合わないので、

足りない日数分、空港係留ですね( ̄ロ ̄lll)

 

困った時は、業者(美育さん)に相談だ(TへT)

 

 

具体的には、上陸空港の検疫へお問い合わせ下さい。

(たぶん180日-準備期間=係留日数が発生)

 

会社によっては・・・・3週間後に本帰国なんて

非道な人事が発表されちゃったりしますので。

 

不意の帰国でも、サクっと連れ帰れるように。

飼いはじめたら、すぐチップ入れて

狂犬病接種&抗体値検査ですよ~(><)ノ

 

なお、いま日本では個人で「げっ歯類」の輸入がNG。

ウサギやハムスターなどの小動物を飼う場合は

連れ帰れないことを、心に留め置きください

・・・・と検疫で言われましたー

 

 

 

以上、今回のレポを終わります。

 

地区が変わるとルールが変わる中国ゆえ

記事内容の過信は禁物です!!

 

なので、参考程度に思って、

最新のルール確認は自己責任でお願いします。


駱駝より






 

------追記-------------

 

時々、Q&Aサイトで

「ワンコと一緒に海外旅行したい!!」

という、安易な発想で質問をしている方を

見かけますし、駱駝宛にメッセも入りますが

 

犬猫を輸出入する場合、費用も高額ですし

運送途中での死亡リスクは案外高く

また、心身への負担も想像以上です。

 

絶対にヤメテあげてー(´;ω;`)

 

短期赴任でも、ペット連れ赴任はお勧めしません!

 

 

なんでかって?

行きはよいよい 帰りは恐い」から。

 

 

日本(狂犬病撲滅国)→中国(狂犬病蔓延国)

この移動は、あまり失敗例を聞きません。

 

しかし逆は、非常にハードルが高いと思って下さい。

泣く泣く、ペットを里子に出して帰国される方

ときどきおられます。

 

長期赴任で仕方なくペット連れを決意した方も

調べれば調べるほど、リスクを実感すると思います。

 

 

駱駝は・・・・実際に、上海空港で面会したとき。

見た瞬間は「生きてて良かった」と思いました。

でも怯えきって鳴き続ける姿に

心が痛かったデス(´;ω;`)

 

 

 

動物の輸送は「貨物扱い」ですが

渡航時はキャビンと同じ空調の貨物室に置かれます。

 

しかし、キャビンと違って防音効果がいまひとつで

爆音を聞き続けることになります。

 

過去の事故例では、気圧の変化で目玉が飛び出す、

呼吸困難、鼓膜破裂などの症例のほか、

暴れて首輪やタオルで窒息死するケースも・・・・

 

 

 

身体的には無事であっても、到着後の7日間の拘留が

ペットの性格を変える事があります。

 

ビビリ屋のしましまさんは、拘留明けの時

手足のすべての爪から血が出ていて

飼い主の私からも逃げ回る程の恐怖を感じたらしく

 

自宅に連れ帰った後も、ちょっとした物音で

パニックになり鳴き続け、不眠症・血尿が出ました。

 

幸いに症状は、1か月半くらいで治まりましたが

ずーっと続く子も居るそうです。

 

 

 

ゆえに!

ペットの渡航には相当の覚悟をもって

正しく取り組んで下さいね。

 

情報が古かったり、渡航先国のルール改正などで

書類に不備があって、送り返すか、安楽死させるか。

時には、そんな選択を迫られるケースも発生します!

 

なので、予防線を張りつつ、ご準備下さい。




 

少し、怖い事ばかりを書きましたが

ちゃんと手順を踏めば、渡航できるハズ。

 

ちゃきねこさんも、連れて来られたしねー^-^

 

日本の検疫所は親切ですし、きっと大丈夫^-^

 

 

なお、何があっても駱駝は責任負いません。

すべての手続きは、自己責任で。

 

最新情報と渡航先・滞在国のルールの自己確認を!

ココの情報は参考程度に、ご活用ください。

 

 


 

■上海・蘇州エリア情報について

上海のにゃんわんペットクラブという

サークルでも、様々な方が体験に基づく情報を

随時発信されており、参考になりますよー!

 

JNWCS上海にゃんわんクラブ

http://blog.goo.ne.jp/jnwcs/e/a39807d174937f03583d442372fafa9f

 

 

無事に赴任生活を終え

無事に連れ帰ることを目標に。

 

駱駝もガンバリます(*⌒∇⌒*)