地力向上こそが農業再生のカギ② | 知っとうや(真実を求めて?!)

知っとうや(真実を求めて?!)

⚡2900年続いた人類中心文明は、近い将来、五六七(弥勒)時代となり、本来あるべき姿に戻ります。それまでは産みの苦しみが続きますが、見事に成就して欲しいものです。⚡

前回の続きになります。

 

 

 

地力の復活が日本の農業を活性化させ、食の安全、食料危機への一番の対策であることが前回記事の趣旨でした。

 

今回は、地力復活のために堆肥を使った土作りにどのような効果があるのかについて私見を書いてみます。

 

1年と少し前、長崎県佐世保市で有機栽培の農家を生業としている吉田俊道のことを知りました。

 

吉田氏は、土の中の微生物の役割りについて自身の長年の体験から見解を述べていて、それがとても印象に残りました。

 

土の命とは何だろう。植物は光合成でつくった炭水化物を地中に張り巡らした根を通して微生物に与える。片や微生物は地中のミネラルを溶かして吸収し、栄養素をつくって根から植物に渡す。これが生物を成長させる力。野菜本来の滋養にあふれる元気野菜の「生命力」になる。
 微生物はすべての有機物を分解して土に返す「私たちの命のもと」(吉田さん)。植物との持ちつ持たれつの関係も含めて「命のリレー」を展開する。こうした自然の循環と共生の原理によって元気野菜は育つ。

 

 

 

 

土の中に微生物がたくさん存在していてこそ作物に栄養分が運ばれ、良い作物が育つ、というのが趣旨です。目から鱗が落ちました。

 

良い作物とは、味も良く、栄養分も豊富な作物ということです。スーパーに売られている野菜(有機栽培コーナーを除く)は、形は揃っていますが、有機栽培の野菜に比べると味は落ちます。

 

それ以上に衝撃だったのが、スーパーの野菜は、50年くらい前に作られていた同じ種類の野菜よりも、諸々の栄養分が半分くらいしか含まれていない、というデータでした。

 

この要因について、吉田氏は、現代の農業は化学肥料と農薬に頼っていて、土の中に微生物が活性化していない状況だからだと述べています。つまり畑の土が死んでいるのです。

 

何故か大学等からこのような研究成果は出されていないそうですが、吉田氏は自らの経験でそのように確信したようです。

 

当時の私は、野菜を中心とした食品向上から排出される食物残渣の堆肥化に関わりだしたばかりでしたので、吉田氏の考え方に非常に共鳴しました。

 

堆肥化のキモは、微生物の働きによる発酵の結果だからです。微生物が豊富に働いてこそ、良い堆肥になります。

 

その良い堆肥を畑に投入することで畑の土が微生物によって活性化します。畑の中に存在する有機物が微生物によって分解されて行き、たくさんの種類の栄養分(無機物)となって供給されます。

 

作物はたくさんの種類の栄養分を適切に吸い上げることが出来るという仕組みなのです。

 

一方で化学肥料だけの土では、微生物が活性化していないので有機物の分解はあまりなく、投入した化学肥料の成分が主に作物に取り込まれます。

 

そうすると、栄養分が偏った作物となり、作物の形は画一的になりますが、育った作物は栄養分の種類が少なく、味も落ちることになる、と私は考えています。

 

三大肥料と呼ばれる窒素、リン酸、カリウムだけでは味が落ちるようです。

 

他に微量なでも多くの種類のミネラル成分が栄養素として取り込まれることで、美味しい作物に生長すると考えられます。

 

この働きに大きな役割をしているのが土中の微生物です。

 

実際に、私自身、堆肥を使った野菜と、化学肥料だけの野菜を作ってみたら、確かに堆肥を使った野菜の方が甘みが多いのです。見た目は同じ作物でも、全く味が異なったので大変な衝撃を受けたものです。

 

化学肥料が悪いのではなく、微生物が少なく土が死んでいること、地力が落ちていることが問題なのです。

 

従って、国もやっと重い腰を上げ、肥料と堆肥を混合して販売出来るように昨年末に法改正をしたのです。

 

ただし、堆肥と言っても、良質な堆肥はそう多くはありません。今後の国内の農業を復活させるカギは、良質な堆肥の確保にあると考えています。

 

化学肥料は、堆肥で不足する栄養分を補う程度で良いと思います。

 

いずれにしても、地力向上させれば、日本の自給率は自然に上昇するし、栄養価の高い作物になります。

 

将来的には世界的な食料危機が叫ばれていますが、地力を上げれば日本の食糧事情は一変するはずです。

 

最後まで読んでいただきましてありがとうございます。

 

 

*******************

 

ツイッター始めました。

 

 ツイッター(個人)

 ツイッター(CALSEEDSHOP)

 

脳の栄養成分、PS(ホスファチジルセリン)です。

<ホスファチジルセリンの効力>

 

 

 

日本にはない天日塩はCALSEEDSHOPでお求めください!

<参考:塩の必要性>

『天尊の塩』・・・<参考:本物の食塩>

 

 

ヤフーショッピングにも出店しています。

 

 

*******************

絶品!

上五島産岩牡蠣。今が旬!

 

むすびTwitter