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さて、本題です。
世界中、新型コロナの恐怖が蔓延しているこのご時世、この先世界はどうなるのか不安な方が多いのではないでしょうか。
今後の成り行きを知りたい方が多いと思いますが、これを正確に知っているの天(大神、佛)だけのようです。もちろん、私も知りません。
ただし、ヒントはあります。以前からご紹介している日月神示もそうですが、新型コロナの場合は、100年前のスペイン風邪が参考になります。
末法終了が迫った人間界には、二度繰返す仕組みとなって人間を改心させようとしているようです。従って、一回目のパンデミックであるスペイン風邪を調べることで、新型コロナの今後も見えて来るはずです。
スペイン風邪は、1918年3月から1921年7月に世界を駆け巡ったようです。
ただし、パンデミックの波は各地で3回発生したようなのです。
欧米での流行は次のとおりです。
第1波は、米国からヨーロッパで流行した1918年3月から6月
第2波は、1918年秋にほぼ世界中に同時に起こり、病原性がさらに強まり重篤な合併症を起こし死者が急増
第3波は、1919年春から秋にかけて世界中で流行
日本での流行は次のとおりです。
第1波が1918年8月から1919年7月(1年)
第2波が1919年9月から1920年7月(11カ月)
第3波が1920年8月から1921年7月(1年)
当時の大陸間の移動手段は、船が主体だったでしょうし、移動する人の数も現代と比較すると1%にも満たなかったでしょうから、時間をかけて世界に拡がっていったことは推測出来ます。それが前掲の欧米と日本での流行のずれだと思います。今回は、中国で発生した後、しばらくして欧米、日本はほぼ同時に拡がりました。
問題なのは、スペイン風邪の場合、各地で3回の流行が起きたことです。次のグラフを見てください。
これは米国のCDCによるスペイン風邪の英国での死亡者数の日別推移です。
縦軸が死亡者で千人単位。横軸は日付で1918年6月から1919年4月までとなっています。
これを見ればスペイン風邪のパンデミックの波は3回あったことがはっきり分かります。
第1波の英国での最大日別死亡者数は5千人程度ですから、今回の新型コロナの米国での最大死亡者数(3千人強)よりも多くなっています。これは、100年前と今では医療環境、栄養状態など現代が圧倒的に良いはずですから現代が少なくて当然だと思います。
100年前の人口は、現在の1/4程度ですから、如何にスペイン風邪の猛威が凄かったのかが分かる数値です。
そして第2波。第1波の収束から2カ月程経過して発生しています。
この第2波は、スペイン風邪の流行の中で最も死亡者を出した波だったようです。グラフでは、なんと第1波の5倍の25000人が一日当りの最大死亡者となっています。日本でもスペイン風邪の第2波は第1波の3倍程度の致死率になっています。おそらく、ウイルスが変異し、毒性が強くなったのでしょう。
第3波は、第2波が収束して間もなく始まり出しています。
ちなみに、1956年から1957年かけて中国・香港を中心に流行し、死亡者100万人以上を出したアジア風邪も3回の波があったようです。
このようにスペイン風邪やアジア風邪で3回の流行の波があったのは何故でしょうか?
おそらく、スペイン風邪でも世界中でロックダウン(都市封鎖)のような経済活動の停止期間を設けて収束させようとしたからではないでしょうか。
感染者が0になる前にロックダウンを解除したことによって、水面下でじわじわと感染者が拡がっていたことに気づかず、気づいた時には再度のオーバシュートが各地で起きだし、次の感染の波を止められなくなった、と推測出来ます。
前掲の英国内での第1波の始りから第3波の完全終息までの期間は10カ月程度ですが、この間、英国の人口の半数を超える人達が感染し、多くの人に抗体が出来てしまったことで、やっと終息したのだと推測されます。
スペイン風邪の教訓は、今回の新型コロナでも同じはずです。
人口の大半が感染し、抗体を持つようになるか、もしくはワクチンが出来て全人類に行き渡るまで、どちらか早い要因でしか新型コロナは終息しないということになります。
つまり、ロックダウンし第1波は抑えられても、また第2波が来ることは避けられないと思うのです。
もちろん、ロックダウンすることで、大波を止め、医療崩壊をなくし、重症者及び死亡者を減らすという意味では、ロックダウンはとても重要な施策には違いありません。
しかしながら、ロックダウンの解除後がより恐ろしいのです。
今欧米各国は、ロックダウンを解除しようとしています。解除して間もなく第2波、もしかしたらその次に第3波まで来る可能性が高いのではないでしょうか。そのことを全人類が覚悟する必要があると思っています。
現代は移動手段がとても発達していますから、新型コロナの第1波が収束したとしても第2波が来る期間は、スペイン風邪の2カ月よりも短くなる可能性が高いと思われます。中国では、4月8日に発生地である武漢の封鎖を解除しました。中国共産党は、新型コロナの封じ込めに成功したと報道していますが、実際にはまだまだたくさんの感染者がいるようです。1カ月後となる5月連休明けには、中国でも再度のオーバシュートの可能性もあるのではないかと思っています。
日本の緊急事態宣言では、日本国憲法によりロックダウンがしにくいため自粛要請を行っています。日本人の規律を守る性質上、この自粛が効いて来て、このところ感染者数の伸びが鈍化傾向にあります。
ただし、日本も自粛要請を解くと、再び感染者数が増えだす可能性が高いと思われます。
しかしながら、日本の自粛要請は、海外のロックダウンよりも規制が緩いので、経済は海外と異なり全く止まることはなく、海外各国に比較すれば最小限?の経済ダメージに抑えられていると思います。
新型コロナの第2波が、次に世界中を襲った時、世界の経済は第1波の数倍の衝撃を受け沈下すると思われます。
私は、新型コロナのパンデミックは、2、3回の大波を伴い、少なくとも今年一杯は続くのではないかと思っています。
さらに、新型コロナには、元々2種類があるようですので、この2種類がが変異していった場合は、来年、再来年も新型コロナの感染が増え、世界経済は厳しいことになると思います。東京オリンピックも再延期か中止に追い込まれるはずです。
人類にとって、少なくとも3年間は厳しい試練が続くと思います。新型コロナ問題にそのくらいの覚悟を持って臨んだ方が良いでしょう。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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