以前、真の歴史書について書きました。
内容は、日本最古の書である古事記・日本書紀は勝者の歴史によって改竄されていて、実際には、それ以前に伝わっていた真の歴史書があること、それらが現在では偽書と言われる竹内文書や上記(うえつふみ)であることを紹介しました。
竹内文書と記紀との大きな違いは、次の点です。
まず、記紀では、天地開闢以降、造化三神が現れて陰陽が誕生し、天地が分かれ、イザナギ・イザナミの国産み・神産みから時代が始まりますが、竹内文書では造化三神という概念は存在せず、天之御中主尊以前から存在していた数代の天神について触れられていますし、それ以前に創造主がいたことにも触れていて、少なくとも地球の歴史は数千億年以上前に遡ることが書かれています。
次に、記紀において、一代の神のように書かれている天照大神以降、天忍穂耳尊、瓊瓊杵尊(実際は、ニギハヤヒ尊)、彦火火出見尊、鵜草葺不合尊の歴代の天帝(天皇)は、竹内文書では、各天帝ごとに数代~数十代の神が代襲していたことが書かれています。
そして、竹内文書で、最も詳細に書かれているのが、鵜草葺不合尊の時代で、実際にはウガヤフキアエズ王朝として、人間の天皇である神武天皇にバトンタッチするまで、72代の天皇が存在する200万年以上続いた時代であることが記載されています。さらに、上記では、ウガヤフキアエズ王朝時代の神・人の出来事が、具体的に書かれています。
竹内文書、上記を読むだけでも、我々人間の歴史観が引っくり返ってしまうので、現代では熊襲によって偽書扱いされているのです。これらの書を読むと、人間が偶然に進化論で誕生したのではなく、天が意図を持って誕生させたことが分かるはずです。
このように、真の歴史は、学校で教えられることと大きく異なるのですが、最近になって、より具体的に書かれた真の歴史書が存在することが分かりました。それが、先代旧事本紀大成経(さきつみよふるごとのもとつふみふとなしのふみ)です。神代から伝わる書で、聖徳太子が神代文字で書かれたものを、当時の日本語に編纂したものが、現代に伝わっているようです。
一般的には先代旧事本紀(せんだいくじほんき)と呼ばれている古書ですが、実際には表に出ている先代旧事本紀と、今回ご紹介する先代旧事本紀大成経では、内容が全く異なり、別物です。先代旧事本紀大成経は、先代旧事本紀72巻本とも呼ばれています。
ネット上に出ている先代旧事本記は、おそらく本物の先代旧事本紀大成経をベースに、ダイジェスト版にし、重要な部分を削除していると思われます。熊襲が、本物の先代旧事本紀大成経を知られないように、改竄したダイジェスト版を広めたのだと思われます。
従って、ダイジェスト版の先代旧事本記を読んでも、内容は記紀と似ていて、一部登場する神の名が異なるだけで、読む価値を見出せません。
しかし、先代旧事本紀大成経は、内容は記紀よりもかなり詳細に書かれており、宇宙の創造から、イザナギ・イザナミに至るまでの宇宙の統括者にも触れています。記紀に登場する天之御中主尊や国常立尊が、宇宙の創造にどのように関わって来たのかも書かれています。
そして、最も衝撃的なのは、宇宙(おそらく銀河系)の構造に触れられていることです。
銀河系は九重構造になっており、その九つの天の中に、六重の地(星雲だと思われる)が存在するように創られたと書かれています。我々が住む地球が含まれる太陽系は、六重の地の一番下に存在しています。先代旧事本紀大成経を元に、私なりに銀河系の概念図をまとめると次のようになります。
つまり、銀河系は、9つの天と6つの地で構成され、併せて15次元が存在することになっています。この中で、我々人間が認識できるのは、たった3次元だけなのです。驚きますね。
先代旧事本紀大成経の全訳は公に販売されておらず、一部の研究者の方が全訳したものが、限定で販売されただけです。私は、その書を入手し、勉強しているのですが、一回読んで分かる内容ではありません。何度も読み直して、やっと繋がりが見えて来るような、そんな奥の深い歴史書です。
今後は、先代旧事本紀大成経をベースに、神代の真の歴史を軌道修正して行きたいと考えています。
最後まで読んでいただきありがとうございます。