「MC5 」と時を同じくしてデトロイトに出現したバンドであり、同じくパンク・ムーヴメントや後のグランジにも多大な影響を与えた「ストゥージス」ですが「MC5」のどちらかといえば陽性のエネルギーに対して「ストゥージス」には暗く重たい情念が満ちている気がします。 ヴォーカルはかの「イギーポップ」(当時イギー・ストゥージを名乗る。若い頃は下まつげバリバリの美形で往年の草刈正雄をガラ悪くした感じですねw)。 イギーは元々ドアーズ (・・・というかジム・モリソン。レーベルもわざわざドアーズと同じレーベルからデビューしてるそうです。)の熱狂的なファンで、そのステージはジム・モリソンのそれをさらにエスカレートさせたもので、全裸になったり、マスターベーションしたり、自傷パフォーマンスなどは世間に衝撃を与え「シド・ヴィシャス 」や「遠藤ミチロウ」に直接の影響を与えたといってもいいでしょう。 僕がストゥージスを聴いたきっかけは「ストゥージス」の「1970」を、「ダムド 」が「I Feel ALright」としてカヴァーしたのを、さらに「G・B・H 」がカヴァーしたものでしたw(ややこしいですが) 時代に逆行する聴き方で最初ハード・コア・パンクとして聴いたものを遡っていってようやく原曲にたどり着きましたw 僕が最初に聴いたのは1st「ストゥージス」でしたがジョン・ケイル のプロデュースだけあってヴェルヴェッツの世界観を踏襲してさらにイギーのカリスマ性を加えてえげつないほどのインパクトを持った1枚でした。 これでギリ60年代なのか・・・と思った記憶がありますw 彼の曲は楽曲そのものもカッコイイ曲が多く、盟友「デヴィッド・ボウィー 」を始めとしてさまざまなアーティストがカヴァーしてますが、有名なところではイギリスでは「セックス・ピストルズ」(No fun)、日本では「スターリン」(I wanna be yuor dog=お前の犬になる・・・といっても殆どオリジナル曲ですw)がカヴァーしています。 一時はドラッグによって再起不能とも言われたイギーですが奇跡の復活を果たし今なおカリスマ・ロッカーとして活動しています。
- アーティスト: The Stooges
- タイトル: The Stooges