第9地区 ~09(米・ニュージーランド) | 映画とcoffee、ときどき妄想

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     ≪そろそろ映画館に行きたい・・・・≫ 

監督:ニール・ブロンカンプ
製作:ピーター・ジャクソン/キャロリン・カニンガム
製作総指揮:ビル・ブロック/ケン・カミンズ
脚本:ニール・ブロンカンプ/テリー・タッチェル
撮影:トレント・オパロック
プロダクションデザイン:フィリップ・アイヴィ
編集:ジュリアン・クラーク
音楽:クリントン・ショーター
出演:シャールト・コプリー/デヴィッド・ジェームズ/ジェイソン・コープ/ヴァネッサ・ハイウッド/ナタリー・ボルト/シルヴァン・ストライク/ジョン・サムナー/ウィリアム・アレン・ヤング 他

南アフリカ出身の新鋭ニール・ブロンカンプ監督が、ピーター・ジャクソンのバックアップでデビューを飾り全米で大ヒットとなったSFアクション。
365日中、50日は映画館!-第9地区 ~09(米・ニュージーランド)
評価★★★★☆

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[STORY]
南アフリカ・ヨハネスブルグ上空に巨大な宇宙船が現われ、そのまま20年間とどまってしまう。しかし、エイリアンは襲撃に来たわけではなく、漂着しただけだった。政府は彼らを難民として受入れるが、この“第9地区”はスラム化し、住民の不満は爆発寸前。そこで国家機関MNUは、彼らを新たな難民キャンプへ強制移住させるため、エイリアン対策課のヴィカスが、彼らの住居を訪問し、立ち退きの通達に廻る。ところがその最中に、謎の液体を浴びてしまう。

[IMPRESSION]ネタバレ注意!

物語はエイリアン対策課に任命されたヴィカスをドキュメンタリータッチで取材したような構成になっている。
話は結構斬新(+o+)
面白かったかもです。
あり得ない光景だけど、そこが面白かったかも。

365日中、50日は映画館!-第9地区 ~09(米・ニュージーランド)

既にエイリアンが地球に降り立って20年。
第9地区はスラム化していた。
そこで対策チームはヴィカスを責任者に任命し、彼らを第10地区へ強制移住させる計画を立てる。
立ち退きの案内に行くヴィカスと護衛。

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しかし政府は立ち退きだけではなく、彼らの持つ最新の武器が欲しかったため、立ち退きを迫ると同時に見つけた武器を没収していた。
しかし彼らの武器は、彼らのDNAが反応しないと作動しない仕組みになっていた。

ある日、ヴィカスはいつものようにエイリアンに立ち退きを迫っていた。
彼は割と友好的なエイリアンで、ヴィカスは彼をジョンソンと呼んだ。
そしてまたいつものように武器を押収していたところ、黒い筒を見つけ、不注意から蓋をあけてしまう。
そして中から噴き出した煙を吸ってしまうのだ。

エイリアンが作ったこの液体は、エイリアンが宇宙へ帰るために必要な物質であった。

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その後、本日の仕事を終えて自宅へ帰ったヴィカスを待っていたのは、今回の大抜擢を祝う友人の姿だった。
しかしヴィカスは、みるみるうちに体調が悪くなり、救急搬送される。

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そこで彼の左腕はエイリアンと同じような形に変異してしまう。
ヴィカスはMNUに拘束され、政府の実験台とされる。
ヴィカスが押収してきた武器を握らされ、エイリアンしか使えない武器を使えるようになったことを喜ぶ上層部。
またヴィカスの妻の父も、ヴィカスの存在を消し去るように、妻に『彼は死んだ』と伝える始末。
そして生体実験を行おうとした。

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しかしヴィカスは何とかMNUを逃げ出し、逃亡者となってしまう。
TVでは、ヴィカスはエイリアンと性交渉をもった感染症を患う逃亡者として報じられ、妻もそれを信じてしまう。

ヴィカスは第9地区へ戻り、隠れて一夜を過ごした。
夜が明けてから、第9地区で武器と交換に、エイリアンに食べ物を与えている人間のギャングの元へ行き、食べ物を分けてもらう。

そこで、手を見られたヴィカスはその手が欲しいギャングのボスからも追われる羽目になる。
偶然、エイリアンのジョンソンの家に逃げ込んだヴィカス。
ジョンソンは彼の手を見て、自分の作った液体を吸いこんだものとすぐに理解。

この手を治すように迫るヴィカスに対し、その液体は、20年間地球にとどまっている宇宙船を飛ばすために必要な原動力だったことを告げる。
また宇宙に戻れば、約3年後くらいには、ヴィカスは元の姿に戻れるという。

3年と聞いて取り乱すヴィカスだったが、今はその液体がMNUにあることから、ヴィカスはジョンソンと共に、エイリアンの武器を持ってMNUに侵入し筒を取り返すことを決める。

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なんやかんやで筒を取り戻した二人。
しかしMNUで実験台にされている同胞を見たジョンソンが、ヴィカスよりも先に同胞を助けると言ったため、ヴィカスはジョンソンを殴り倒し、一人で宇宙船へ戻って操縦し、飛ばし始める。

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その宇宙船にはジョンソンの子供も乗っていた。
しかし、追ってきたMNUによって片方のエンジンをやられ、宇宙船は墜落してしまう。

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ついにヴィカスもジョンソンもMNUに拘束されるが、ヴィカスを追ってきたギャングによって、激しい銃撃戦となる。
そこにどこからともなく現れたエイリアンが操縦するロボットがヴィカスを救う。
するとロボットの操縦室が開き、ヴィカスに『乗れ』と言っているようだった。
ヴィカスはロボットに乗り込み、MNUと対決。

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ジョンソンを助け、逃げるように言う。
ジョンソンは、必ずヴィカスを元に戻すと約束し、宇宙船に戻った。
ヴィカスは自分を盾にして、MNUの部隊を食い止める。

しかしぼろぼろになったヴィカスの乗るロボットは、もう戦闘に耐えきれず、ヴィカスはロボットから脱出。

365日中、50日は映画館!-第9地区 ~09(米・ニュージーランド)

ヴィカスの変異は進行しており、その時既に、彼の左目もエイリアンのような黄色い目に変わっていた。
部隊の隊長がヴィカスに武器を向けたとき、現れた数体のエイリアンが隊長を八つ裂きにし、ヴィカスは救われる。

ジョンソンの乗った宇宙船は、20年ぶりに起動し、宇宙へ旅立っていった。

時は経ち、またエイリアンが戻ってくるのではないか?地球に報復を考えているのではないか?といろいろな憶測が呼び、またヴィカスは死んだのか?または実験台として囚われているのか?などいろいろ噂される。

そんな中、ヴィカスの妻の元には1本の造花が送られてきた。
ヴィカスからだ・・・・と心では確信している妻。

そして移住が完了した第10地区では、
既にエイリアンの姿と化してしまったヴィカスの花を作る姿があった。


つづく・・・
という感じで、続編は『第10地区』?となるのかな?

単純なストーリーだけど、今までにない斬新な展開が面白かった。
エイリアンが襲来というストーリーがお決まりの中、共存という形は少なかったように思う。
続編が楽しみです♪