アバター:ウェイ・オブ・ウォーター  ~22(米) | 映画とcoffee、ときどき妄想

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     ≪そろそろ映画館に行きたい・・・・≫ 


監督:ジェームズ・キャメロン
製作:ジェームズ・キャメロン/ジョン・ランドー
製作総指揮:デヴィッド・ヴァルデス/リチャード・ベイナム
原案:ジェームズ・キャメロン/リック・ジャッファ/アマンダ・シルヴァー/ジョシュ・フリードマン/シェーン・サレルノ
脚本:ジェームズ・キャメロン/リック・ジャッファ/アマンダ・シルヴァー
音楽:サイモン・フラングレン
出演:サム・ワーシントン/ゾーイ・サルダナ/シガーニー・ウィーヴァー/スティーヴン・ラング/ケイト・ウィンスレット/クリフ・カーティス/ジェイミー・フラタース/ブリテン・ダルトン/トリニティ・ブリス/ベイリー・バス/ジャック・チャンピオン他



巨匠ジェームズ・キャメロン監督が惑星パンドラの先住民ナヴィと地球人の攻防に巻き込まれた元海兵隊員ジェイクの運命を、壮大なスケールと映像美で描き出した超大作「アバター」の続編。



評価★★★★☆



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[STORY]

ナヴィの一員となり4人の子供を授かり、幸せな家族を持ったジェイクだったが、再びパンドラを制圧するために地球人が来訪。ジェイク一家は森を抜け出して海の民メトカイナ族に助けを求める。


[IMPRESSION]ネタバレ注意!

人間(スカイピープル)がパンドラに侵略してから10年。
ナヴィとして生きることを選んだのジェイクは、ナヴィ族のネイティリと結婚し、ネテヤム、ロアク、トゥクの子供たち、そして亡きグレース博士のアバターから生まれた娘・キリと、パンドラで生まれた人間のスパイダーと家族として幸せな生活を送っていた。



しかしそこに再びスカイピープルの軍隊がパンドラを襲撃、森を焼き尽くしてしまう。
再び銃を手にし、家族を守るために戦うことに決めたジェイク達。



その軍隊の中にはかつて、ジェイクが倒したはずのマイルズ・クオリッチ大佐の姿も。
クオリッチは自分の記憶だけをアバターに移して復活し、その時死んだ仲間たちと一緒にジェイクに復讐しようとパンドラにやってきたのだった。



ある日、森の中で遊んでいたネテヤム、キリ、スパイダー、トゥクは、クオリッチの軍隊を見つけ、父ジェイクに報告するも、すぐに見つかり捕まってしまう。
助けに向かったジェイクとネイティリは、交戦し、ネテヤム、キリ、トゥクを助け出すも、スパイダーが逃げ遅れつかまってしまった。
クオリッチはスパイダーを見た瞬間に違和感を覚え、すぐに自分の息子(記憶の中にある)だと気づき、基地に連れて帰る。

スパイダーは激しい拷問を受け、ジェイク達の住処を聞かれる。
口を割ることはないと悟ったクオリッチはスパイダーに歩み寄り、「パンドラに帰してやる」と優しい言葉をかける。

その頃、ジェイクは、このままでは家族が危険にさらされると考え、オマティカヤ族から離れることを決意。
リーダーの座を若い者に譲り、家族で遥か遠くの海の民メトカイナ族のもとへ・・・。



メトカイナ族のリーダーのトノワリと妻のロナルは戸惑いながらもジェイク一家を受け入れてくれた。
その後、彼らは海の生物イルの乗り方や、海の中での呼吸法を部族達に教えてもらうことになる。



しかしキリがトノワリの息子アオヌングから「混血種」などと馬鹿にされたことをきっかけに、アオヌングとロアクが険悪な仲になっていく。
喧嘩するたびにジェイクはロアクに「仲良くやれ」と諭していた。



そんな中、アオヌングはロアクと仲直りをするふりをして、沖の「三兄弟の岩」へ連れていく。
そこでアオヌングはロアクを置き去りにしたことで、ロアクは凶暴な海獣に襲われるはめになる。
しかしそこにメトカイナ族の家族とも言えるトゥルクンのパヤカンに助けられ、情を深めていった。
このパヤカンは、片方のヒレを失っており、殺人を犯してはならないというトゥルクンの掟を破ったため、仲間から孤立していたのだった。



その頃、クオリッチもパンドラに戻り、飛竜に乗る方法をマスターしていく。
そして以前よりこの辺りでトゥルクン狩りをする船に乗り込み、50以上ある島々を回ってジェイク一家を探して回っていた。
島の部族を拷問しては、ジェイクの居所を吐かそうし、村を焼き尽くして回っていた。



島ではロアクが戻らず、心配するジェイク。
するとアオヌングがロアクを危険な地域に置き去りにしたと知り、父トノワリは激怒。
そこに戻ったロアクは、自分がアオヌングを誘った、と彼を庇うのだった。
それを気に距離を縮めるロアクとアオヌング。
ロアクは、パヤカンと友達になった、と皆に伝えるが、あれはのけ者だからかかわるなと言われるロアク。
しかし自分を助けてくれたパヤカンを信じているロアクはまた孤独や疎外感を感じていくのだった。

その頃、なかなかジェイク一家を見つけることができないクオリッチは、トゥルクンを殺し、放置することでジェイク達をおびき出そうと考え、母子のトゥルクンを殺して海に放置する。

当然怒ったメトカイナ族は、すぐに戦いを選ぼうとするが、ジェイクは「家族を守ることが大事だ」と諭し、トゥルクン達に逃げるように伝えた。

パヤカンのことが心配で沖に向かったロアク。
それを追うネテヤム、キリ、トゥク、トノワリの娘ツィレヤ。
するとパヤカンにトゥルクン狩りの船が放った発信器が撃ち込まれていた。
必死に発信器を抜こうとするロアク達。
そこにクオリッチの軍隊がやってきたため、すぐにジェイクに助けを呼ぶネテヤムだったが、クオリッチに見つかりロアク、キリ、トゥクが捕まってしまう。



助けに向かったジェイク、ネイティリ、メトカイナ族だったが、クオリッチの狙いはジェイク。
ジェイクは一人でクオリッチの乗る船に向かうが、行けば殺されてしまう・・・。

するとロアクが囚われているのに気付いたパヤカンが、彼を助けようとした船を襲撃。
船に乗り上げて大暴れし、船はみるみるうちに傾いていく。



その間にネテヤムがロアクやスパイダーを助けようと船に乗り込み、救出するが、逃げる途中で撃たれ、ジェイクやネイティリの前で絶命してしまう。

ジェイクとネイティリはまだ囚われたままのトゥクとキリを助けるため、船に戻り、クオリッチと対峙。
クオリッチはキリを盾にするが、ネテヤムを失った怒りでネイティリはスパイダーを盾にする。
そしてスパイダーの首にナイフを当て、切り付けると、クオリッチはキリから手を離した。



その場から離れたネイティリと子供たち。
そしてジェイクはクオリッチと決着をつけ、クオリッチは海に沈んでいく。

船からの脱出を試みるも、船はどんどん沈んでいき、出口が分からなくなっていく。
気を失いかけたジェイクをロアクが助け、ネイティリとトゥクも孤立していた。
しかしそこに、海の生物たちに力を借りたキリが現れ、出口に導いてくれる。
そしてスパイダーは、海に沈むクオリッチを置き去りにはできず、結局海から引き揚げ、助ける。
「一緒に帰ろう」と飛竜に乗り、スパイダーを誘うクオリッチだったが、スパイダーは無言で立ち去り、島へと戻っていった。



島に戻ったジェイク一家はメトケイナ族の方法でネテヤムの葬儀をおこなった。
そして島を去ろうとするジェイク一家だったが、トノワリとロナウは彼らを家族として迎え入れ、「魂の木」に案内する。
魂の木と繋がるジェイクとネイティリはそこでネテヤムを感じることができたのだった。


はい、これ、あと3作あるそうです。
もちろんクオリッチも生きているので、またまたスカイピーポーの襲撃から次作が始まるのでしょう。
前評判であまり高評価を聞いていなかったので、あまり期待していなかったのですが、3時間はそれほど苦痛ではなく、美しい映像を見るだけでも十分満足できました。
ストーリー的にはテッパンな感じに仕上がってますが、アバターの世界観は格別な気がします。