上社・下社の4社から成る諏訪大社。

 

前宮を後にして、街道を10分。

 

もうひとつ上社、本宮に着きます。

 

◆信濃国一の宮 諏訪大社 上社本宮◆

正面鳥居

 

そびえる白亜の鳥居。

 

かつて、本宮・前宮は本社・摂社の関係でした。

 

石段下には一之御柱。

 

 

注連柱の如く参拝者を見下ろします。

 

明神湯

 

温泉地としても知られる諏訪は手水も温泉。

 

石段を上がり神門へ。

 

塀重門

 

御神前へは並びの神門から。

 

入口門

 

左に瑞垣、右は社叢に囲まれた境内。

 

 

神門から望む正面鳥居。

 

 

宝物殿

 

宝物殿の左脇奥に四之御柱が見えます。

 

拝殿・幣殿

(国指定重要文化財)

<御祭神>

建御名方神

八坂刀売神

 

御祭神は前宮と同じく、建御名方神とその后神。

 

守屋山を御神体としていて、御本殿を持ちません。

 

 

現在の拝殿は天保9年(1838)の再建。

 

煌びやかな装飾が木々に囲まれた静謐な空間に一層の荘厳さを加えています。

 

 

 

石段上からの眺望。

 

かつては、境内近くまで諏訪湖が広がっていたそうです。

 

 

文化財建築が連なる東参道へ。

 

天流水舎

(国指定重要文化財)

 

晴天の日でも屋根から雫が三滴落ちるという、"諏訪の七不思議"が伝わるお社。

 

文政11年(1828)の築造です。

 

石段上の布橋(重文)は工事中。

 

布橋を渡れるようになる日を楽しみに。

 

神楽殿

(国指定重要文化財)

 

文政10年(1827)の造営。

 

勅使殿・五間廊

(国指定重要文化財)

 

神事で使われたもので、勅使殿は元禄3年(1690)、五間廊は安永2年(1773)の築造。

 

二之御柱

 

右の欅の巨木は樹齢1000年超の御神木。

 

左の入口御門(重文)が布橋の入口。

 

かつて、狩りの獲物を生贄としてこの欅に架けて神事を行っていたそうです。

 

今も蛙を奉納して五穀豊穣を祈願する蛙狩神事が行われています。

 

この蛙狩神事は御祭神が荒れ狂う蛙を退治した伝承に基づくものですが、例の如く、動物愛護団体から非難攻撃を受けているそうです…

 

南鳥居(ニ之鳥居)

 

戦前まではこちらが正門でした。

 

御朱印

 

御柱を切り出す際に出た木片で作られた木札。

 

 

大きさや書かれた言葉も様々でした。

 

茅野駅へ戻り、下諏訪へ向かいます。

 

続く。

 

 

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